【MSNBC/etc】1979年、東京都小平市のとある民家で、精神科医の妻と母親が刺殺されるという事件が発生した。犯人の桜庭章司はその数時間後、池袋駅で銃刀法違反で逮捕されたが、取り調べで桜庭が語った犯行の動機は余りにも衝撃的なものだった。桜庭は、15年前、殺害した家族の精神科医にロボトミー手術を受け、その復讐をしたかったと自供したのである。そして蕩々と語られはじめた桜庭の過去は余りにも悲痛なものだった。
桜庭はそれまでスポーツライターとして働いていたが、ある日、些細ないざこざを起こして警察に逮捕された。そして精神鑑定を受けた結果、異常が認められたため、精神病院への強制入院を命じられたのである。
桜庭は、入院後もしばらくライターとして働き続けたが、ある日、医師が肝臓検査を理由に桜庭に全身麻酔をかけた。そして桜庭が目を覚ましたとき、彼はそれまでとは何かが全く変わっていた自分に気づいた。
医師は、ロボトミー手術を、本人の同意さえ得ぬまま、桜庭に施していたのである。
そして間もなく、桜庭は医師から"術後に"手渡された手術の同意書にサインすることを条件に退院したが、彼の人生 ― そして彼自身 ― はそれまでとは全く変わり果ててしまった。特にライターという職業にとって、ロボトミーによって引き起こされた感覚鈍麻は致命的だった。それから彼はライターを止め、様々な職を転々としながら、手術を行った医師への恨みを募らせていったのである。
そして1979年9月26日、後に「ロボトミー殺人事件」と呼ばれるようになるその事件を最後に、日本ではロボトミーという言葉はほとんど聞かれなくなる。
ロボトミーの始まりは1935年にまで遡る。その年、米イェール大学のカーライル・ヤコブセン博士とジョン・フルトン博士らはチンパンジーに対して前部前頭葉を切除する手術を行い、結果、チンパンジーの"実験的神経症"が克服されたという報告を行った(注:参考1参照)。そしてそこから着想を得たポルトガルのリスボン医科大学神経外科医アントニオ・エガス・モニス博士(※1)は共同研究者のジェームズ・W・ワッツ博士と共に、「精神障害が前頭葉内の神経細胞に異常なシナプス結合線維群を生ずるためにおこるという仮説に基づいて両側前部前頭葉白質切截術prefrontal leucotomyを考案し、精神症状を対象とする脳手術の分野を精神外科と命名(※2)」したのが最初であると言われる。
その手法とは頭蓋骨にドリルで穴を開け、" Leucotome(白質切断用メス)"と呼ばれる棒状の器具を差し込んで前頭葉の神経繊維を切断し、繊維群の再結合を促すことで精神障害を克服するというもので、モニスはこの方法で20人の患者に対して手術を行い、"著しい成果"を挙げた事を学会に報告したのである。
※1.モニスはロボトミーの考案者としてだけでなく、ポルトガルの国会議員(1903-17)や外務大臣(1918)も務め、第一次世界大戦終結時には、パリ平和会議(ヴェルサイユ条約)にポルトガル使節団の一員として参加している(1919)。
※2.廣瀬貞雄著『精神外科』(新福尚武他編『精神医学書 上巻』所収・1980・金原出版)より
そして1936年になると、モニスの報告を聞きつけた米国の神経外科医ウォルター・フリーマン(写真)が同僚のジェームス・ワッツと共にロボトミーを研究、その手法を"改良"し、米国中にその"画期的な治療法"を喧伝して、一躍時の人となった。特に彼は患者に局所麻酔をかけた上で眼窩から直接アイスピック(※3)を挿入して小槌でそれを打ち込み、ほとんど"勘頼み"で神経繊維の切断を行うといった手法で、患者の並ぶベッドを文字通り次から次へと移動しながら、数多くの患者の治療を行ったという(米国中で凡そ3,400人もの患者に対して施術を行ったと言われる)。
※3.”アイスピックのような器具”ではなく、実際に"アイスピック"だった。
こうしたフリーマンの宣伝効果もあってか、ロボトミーがいよいよ一般的に行われるようになると、ロボトミー考案者としてのモニスの名声はいよいよ揺るぎないものとなる。そして1949年にはその功績が認められ、考案者のモニスはスイスの脳科学者ウォルター・ルドルフ・ヘス博士と共にノーベル医学生理学賞を(共同)受賞するにまで至る。
また当時、このロボトミー手術を受けた患者の中には世間に名を知られた人々も多い。例えば1941年には故ケネディー大統領の妹で軽度の精神障害を患っていたローズマリー・ケネディも23歳の時に、また当代一の美人にして、様々な奇行でも知られた女優のフランシス・ファーマーも各種治療を試した後、1949年にロボトミー手術を受けているのである(※4・写真は手術後)。
※4.ケネディの場合も、フランシスの場合も本人の承諾なく行われたと言われている。また両者共に、結果としては症状が変化こそしても、それが"改善"だったとは言い難い結果に終わったようである。ちなみにローズマリー・ケネディはその後の半生を養護施設を転々として過ごし、今年1月に施設内で死去している。
しかし当時、ロボトミーを行っていた医師たちは、モニスの手法を模倣し、やがて独自の手法を開発する者も現れたが、中には非常にいい加減な手術も数多く行われていたという。そしてその為か、1930年代後半になると、世界各地から、ロボトミーを受けた患者の中から様々な精神障害や感情鈍麻といった症状 ― それはまさに映画「カッコーの巣の上で 」に描かれた主人公の姿さながらの ― が発生することなどが報告されるようになる。そして1950年代になり、電気ショック療法の改良や、クロールプロマジンといった精神治療薬の開発(1952)が進められると、被害者や医学会からもロボトミーに対する反対の声が上がり始め、ロボトミーは急速ににその地位を失っていった。
こうしてロボトミーはいつしか、多くの犠牲者だけを生んだ"悪魔の手術"とさえ呼ばれるようになり、1970年代までにはほとんどその姿を消した。そして現在では、当時ロボトミーを施され、結果廃人状態になってしまった患者の家族を中心に、モニス医師のノーベル賞取り消しを求める運動さえ行われているのである。
「このような酷い間違いを犯し、それを認めようとしないノーベル賞委員会を、一体誰が信用することが出来るでしょうか?」そう語るのは、ニューヨークの医学図書館員クリスティーン・ジョンソンである。
ジョンソンの祖母、ビューラー・ジョーンズは1949年に妄想症を生じ、電気ショック治療を含む様々な方法で治療に失敗した後、1954年にロボトミー手術を受けた。しかし結果、彼女は以後の人生を養護施設の中で過ごさねばならない身となってしまったのだ。
ジョンソンの活動に賛同する元看護婦のキャロル・ノエル・ダンカンソンも、同様に母親がロボトミー手術によって廃人化されたという。彼女の母親、アンナ・ラス・チャネルスは1949年、妊娠に伴う偏頭痛を治療するためロボトミー手術を受けたが、それまで"活発で聡明な女性"だったアンナは、完全な廃人となって家に戻ってきたのである。
「母は、自分でものを食べることも、トイレに行くことも出来ない身体になりました。喋ることも出来なくなり、とても怒りやすい人間になってしまったんです。」
その後、アンナの症状は若干の回復を見せたが、結局人格そのものは幼児的に退行したままで、母親として子供を育てられる状態ではなく、キャロルらは子供時代を養護施設で過ごすことを余儀なくされた。更に、キャロルの夫は彼女の面倒を見ることを疎んじて蒸発し、キャロルは母親のもとへと送られたが、そこでも母親や兄弟から恥であるとして疎まれ、それまでとは一転して、不遇の人生を送らねばならなくなったのである。
「彼女はロボトミーで全てを失ったんです。何もかもです。」
そして1989年にジョンソンの祖母が死去したことをきっかけに、ジョンソンはPsychosurgery.orgというウェブサイトを開設、ロボトミー被害者の家族によるネットワークを組織し、ノーベル賞からモニスを除外するよう働きかける運動を始めた。現在、ノーベル賞公式ウェブサイト上のモニスのページには、受賞理由として「その当時、(ロボトミーは)代替のない治療方法だった」ことなどが掲げられている(※5)。
一方、ジョンソンらの活動を受けたノーベル財団は、ノーベル賞受賞歴の中からモニスを外すことは不可能であるとして、それらの要求を拒否している。
「取り消される可能性はありません。絶対に無理でしょう。ノーベル財団ではそもそもそうした抗議に対応する用意さえありません。」
ノーベル財団の常務マイケル・ソールマンはそう語っている。そしておそらくそれは事実である。例えば、過去にはPLO(パレスチナ解放機構)の故ヤーセル・アラファト議長にノーベル平和賞が授与された時にもこうした議論がおこっているが、財団はそれらの抗議をことごとく無視している。そしてその為、ジョンソンンは現在、他のノーベル賞受賞者らに働きかけ、モニスのノーベル賞受賞を取り消す活動を支持するようを請願活動を行っているという。
※5.しかしまた、モニスは脳造影撮影法の事実上の考案者としても評価されており、ロボトミーのみがノーベル賞受賞の理由だったわけではないと説明されている。
- NovelPrize.org : Medicine 1949
このように、ロボトミーを巡る議論は今なお続いているのである。やはりロボトミーは過去の未熟な医学が生んだ、"野蛮"な、"悪魔の手術"だったのだろうか?しかし最近ジャーナリストのジャック・エルハイ氏が出版した"The Lobotomist"はこの問題に新たな一石を投じている。エルハイ氏は同書において、現在ではしばしナチスドイツで死の天使と呼ばれたジョセフ・メンゲルとさえ同視される、ウォルター・フリーマンの活動に焦点を当て、現在に伝えられる彼のイメージが余りにも現実と異なっていること、そしてまた、ロボトミーが少なからず効果を挙げていた事などが再検証されている。
- The Lobotomist: A Maverick Medical Genius And His Tragic Quest To Rid The World Of Mental Illness
また最近刊行された英国の医学論文誌、New England Journal of Medicineにおいては、医学史博士のバロン・H・ラーナー氏らがエルハイの主張を受ける形でロボトミーを検証し、”当時、米国の精神病院に押し込められていた400,000人もの患者を救う為に考案された、悲痛な、しかし最後の手段だったのではないか”と記している。またその中で、一部の患者に対しては確かに効果を発揮したことは確かであると認めているのである。
「確かに、ロボトミーによって害された人間は膨大な数に上りますが、それは当時、ロボトミーが余りにも多用されたこと、そして例えば種々の発達障害や、頭痛、精神不安などといった必ずしも適応すべきでない症状に対しても、ロボトミーが行われたことが原因だったのではないかと思います。」ラーナー氏はそう語っている。
エルハイ氏の調査が始まったのは今から約8年前に遡る。その年、氏は1930年代にロボトミー手術を受けたという男性の家族に面会し、話を聞いたことが直接のきっかけになったという。そしてその後、氏がフリーマン医師について調査を進めていくと、これまでに決して語られてこなかった新たな情報が次々と明らかになったのである。その驚きを、氏は次ぎのように記している。
”一体、何が、彼のような情け深く、才能に溢れた医師を、かのような野蛮な脳外科手術に駆り立てたのだろうか?そして一体何故、もはや無意味にさえ見えた、あの手術を長期に渡って実践し続けたのだろうか?”
事実、フリーマンの施術を受けた患者達は、術後、著しい性格の変化を見せたという。そしてエルハイ氏は次のように続けている。
”それは確かにフリーマンの目指したところであった。しかし、彼は、あたかも興行師の如き存在になってしまったのだった。”
【参考1】
実際に前頭葉破壊による性格変化という現象が確認されるきっかけとなったのは、1848年、米ヴァーモント州の鉄道敷設の為の山岳開拓工事で起きたフィネアス・ゲージの事件が発端であると言われる。フィネアスは不慮のダイナマイト爆発事故によって長さ1mもの巨大な鉄棒が頭蓋骨を貫通したが、奇跡的に生還した(イラストは事故当時の復元図)。
しかしその後、彼の記憶や知性は以前のままであるにも関わらず、性格だけが著しく変化するという症状が確認され、多くの脳科学者の興味を引くことになる。そして結果、フィネアスのケースは前頭葉破壊による精神外科治療研究を開拓するきっかけとなったのである。
- An Odd Kind of Fame: Stories of Phineas Gage (A Bradford Book)
また1890年にはスイスの医師、ゴットリエブ・ブルクハートによって、精神障害を抱えた6人の患者の頭部にドリルで頭蓋穿孔を行い、前頭葉の一部を除去するという手術が行われた。結果、二人の患者は死亡したものの、残りの患者には顕著な改善が見られたと記録している。これら19世紀に行われたロボトミーの前身的な実験が、後のヤコブセン博士、モニス博士らにインスピレーションを与えたことは、想像に難くない。
- Last-ditch medical therapy - revisiting lobotomy.(PubMed)
- Great and Desperate Cures: The Rise and Decline of Psychosurgery and Other Radical Treatments for Mental Illness
【参考2】ロボトミー殺人事件 | ロボトミーの歴史と事件 | 電気ショック療法
【関連】頭蓋穿孔 - 「トレパネーション」は第三の眼を開くか
- 恐怖が消え去り、全てが性交の対象になる - クリューバー・ビューシー症候群とは
ttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/m.htm
ロボトミー殺人に関してはここが詳しい
精神障害を外科手術で直すのは、なんか違うような気が…。
それで本当に解決すりゃあいいけどさ。
例えば、患者の環境を変えるとか、愛を与えるとか、格闘技でもやらせて精神を鍛えるとか、他にましな方法はあるだろうに。
New England Medical Journalじゃなくて、New England Journal of Medicineでしょ?
”前頭葉の神経繊維を切断”ってどこを切断すれば効くって
分かってて、かつ、その部分をピンポイントで切ってるんなら、
分かるけど、どーみてもテキトーだろ?
たまたま、いいとこ切れたら効くんだろうけどね。
ロボトミーの歴史と事件 にある「一仁」の事件は、前に見たとき普通に泣いてしまった。
子供が勝手に手術をされて廃人になって、その看病をし続けた母親の気持ちはどんなだっただろう・・・
俺なんかの想像力では到底察することができないよ。
√ 964 Pinocchio て映画で初めて知った > ロボトミー
ttp://www.imdb.com/title/tt0225009/
いやーロボトミー殺人事件出てきましたねー。
かあちゃんに聞いた事あったけど、昔はぶち切れると
切れた奴に対して周りの人が
「精神病院連れてかれてロボトミーされるぞ」
と言ったりした〜。と聞いた事あります。
怖いですな。。
前頭葉の働きの一つに『我慢』や『抑制』があるので、
感情を全くコントロール出来ない人間が出てきても
全く不思議じゃないですよね。
こういう風に脳の疵一つで感情が大きく左右されるのなら、
“魂”というものが実在せず、心は脳の働きであり、
心身二元論は誤りだったということかな。
それとも、ただ単に脳は“端末”に過ぎず、異状があっても
本質は変わらないのだろうか。
記事の桜庭氏は、よく見てみると正義感の強い熱血漢
というマスコミに的確な人材のようで、この件での適用は
精神医学の杜撰さの証明としか言いようがないですな。
それは殺人と同罪であり、殺されても文句は言えないと思う。
皆さんは本質を見抜けておりません。
この事件の陰には地球侵略を企む異星人が存在しており、彼らが悪の集団を操っていることは明らかです。
私の目は誤魔化せません。
当時他に方法が無かったんならやっちまった事自体はしょうがないかなーと・・・(血液製剤の安部ちゃんはダメよ。危ないからやめようぜって言われてたみたいだし)
承諾得ないでやるのは あかんなぁ
結局、私達の性格や心や感情なんてものは、脳の活動の一部でしか無いってことなのかなぁ。ちょっと誰かに否定して欲しい気分だ。
匿名投稿を制限する意図がわからんねー
ペンネーム使うのと使わないのとでなんか違いあるのかな~
メルアドだってテキトーで通っちゃうし・・・
意味無いじゃん!
”神経繊維の切断が”ではなく、実際は"神経繊維の切断を"だった。と誤字を指摘してご挨拶に代えさせていただきつつ、面白く読ませて頂きました。
ロボトミーのことは知っていたが
やっぱり「相手の手札から一枚選んでライブラリの中から全部リムーブ」が思いついてしまうな。
この記事を見る限りもっと強くてよかったんじゃなかろうか。
俺の祖父さんは昔(昭和2、30年代まで)、脳外科だったけど、
ロボトミー手術とかしたことあるのかな・・・
今度聞いてみよう。
IN UTERO にあったね
Frances farmer will have her revenge on Seattle
だっけ
ロボトミー=前頭葉白質除去手術=頭蓋骨ガリガリ削って
脳味噌プルン
…ってイメージだった…
実際にはこんな術式だったのか。
どっちも(術式のイメージは)恐怖だが、実際の方は実際で
あるだけにおっかねぇ…
しかし、
>患者の並ぶベッドを文字通り次から次へと移動しながら、
>数多くの患者の治療を行ったという
こんな易々と出来るのもKOEEEEEE!!!
やや古い時代の話とはいえ、このように恐ろしい人権侵害が平気で行われていたことに怒りを覚える。
しかし、このような時代がもう終わっているとは、とても思えない。精神異常者、またはそのために犯罪・騒動などで警察に拘留されている立場の弱い人々に、これと似たような人体実験がいまだに行われているのではないだろうか。
眼にぶっさしてる画像、なんか痛っ!
予想してなかったのもあって結構効いた…
ロボトミー…恐ろしい話だな、手術の許可取らないとか信じられん。
でもこれが当時の最新医学だったわけでしょ?
今の外科手術だって将来野蛮とか言われる可能性は多いにあるよね。
きっとあと30年もしたら昔の人間は脳を切り開いて
脳外科手術なんていう野蛮な手術を行っていた。
とか言われるんじゃないの。
阿部公房の「バベルの塔の狸」という作品の中で狸がロボトミーについて触れてたけど「頭のどこか適当なところに二つ穴を開けてナイフとフォークを突っ込んでかき回す」とかっていうの。阿部公房万歳。
前から思ってたんだが、此処の管理者すごいね。
記事拾って来るだけじゃなくて複数のソースも提示してくるし。
ロボトミ殺人事件について詳しく記述した記事を読んだ記憶があるのだけど、誌名失念した。
ただ、粗暴でキレやすい奴には効果てきめんだったみたいね。
施術する患者の選定を誤らなければ、現在でも通用する手術法だったのかもね。
ロボトミー殺人事件について詳しく知りたければここがお勧め。
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/lobotomy.htm
>>23
>精神障害を外科手術で直すのは、なんか違うような気が…。
しかし,長年の研究(って要は実際の患者の膨大な観察例なんですけど)
から,精神障害は原因が何であれ実際に神経組織に変異を起こしている
ことが多い,というのはわかっている.
ストレスにせよなんにせよ,ある一定値を越えると細胞なり組織なりの
レベルで変化してしまうので,(以前信じられていたような)周囲からの
働きかけでどうにかなる,とは限らないことがわかってきた.
#絶対に戻せないとは限らないが,非常に困難なものも多い.
だから実際服薬などでその細胞の器官なり,神経組織の様子に影響を与えると
症状改善に劇的に効果があるわけで.
だから,薬で症状を改善しておき,その間にそもそもの根本原因を何とか
する,と言うのが治療方針かと.
無論,まだまだわからないことは多いから現在の治療法が(短期的に成果を
上げたとしても)どこかに悪影響を与えている可能性も否定は出来ない.
まあ,結局はリスクとゲインをどう評価し,どこまで許容するかって事に
なるんですが.
>>70
ほんとそうかもね。
これからどんどん医療が発展して何十年もたったら
脳外科なんか考えられない時代がくるのかね
に・しても・・ちとひどいよねこの手術・・
手探りで脳をいじってるみたいなものだよね。
いくら昔でも・・これはやばいなって思わなかったかね
最初いつもみたいにここのHPのTOPにきたら
俺の住んでる所の文字があってマジびびった・・・
小平でそんな事件あったんだ・・・知らなかった
ロボトミーって単語も知らなかったしなぁ。勉強になります。
>>50
んとね、気休めにしかならないだろうけど・・・・。
僕は気の流れが見えるのね。
そこで脳と気の流れを眺めてると(正確には頭を覆ってる気の流れを見ていると)気の変化後に身体が実際のアクションを起こしてるのね。
そして、僕は幽体離脱をよく起こしてるんだけどその感覚から言うと「脳は気、もしくは魂からの命令を受信している装置に他ならない」って感じがします。
だから受信装置をいじくるとチューニングが合わなくなって不具合が生じるんだと・・・。
こんなんでどう?気休めになったかな^^;
>>76
アメリカでのてんかん治療ですね。
右脳左脳を繋げているぶっとい神経の塊を脳梁といいますが、
当時はそれを切除することで、てんかんの治療が出来るという
迷信があったそうで、実際に切除する施術が行われていたそうでう。
もちろんそうすると“右目で見た場合”と“左目で見た場合”
に相違が出てきます。それぞれが右脳左脳の機能に合わせた情報しか得ることが出来ません。
これが右脳左脳の機能の発見に繋がったそうですが。
人身御供もいいところですな。
また、脳梁に障害のある人で、自分の意思とは無関係に
手足が動き出すという症状が出る場合もあります。
現代医学では治せませんが、独力の訓練によって脳梁の神経の
再接合を促し、ほとんど治癒してしまった例もあります。
私もてんかん持ちですが、てんかんは病気じゃない、と認識。
>>71
同じく安部公房の『R62号の発明』って短編では、主人公
がいろいろぐりぐりされた挙句、手術後になんか変なアンテナ
みたいなのが頭蓋骨通り抜けて脳から直接生えてるYO!
ずーーーーっと前から思ってた事がある。
1度で良いから、生きた人間の頭蓋骨をパコンと外して、脳みそを楊枝でツンツン刺激してみたい。
ハンニバルで似たような場面があったが、俺は自分でやりたいのだ。
ついでに脳味噌も少し食ってみたい。やはり、カッテージチーズみたいな味か?それとも、豆腐か?ウニか?
>>85
コメントどうもでした。
自然に治った話とかは知っていたのでロボトミー=自然治癒?
一時的な効果のために無用な苦痛?とか、かなりの疑問が氷解いたしました。そーとーごちゃ混ぜだったみたい。
医学系詳しい人に患者さん以外と多いようですね。(実は自分も)
みんな、がんばろうね。
私は散々既出ですがブラックジャックの方を思い出しました
あの時は脳にチップのようなものをつけて感情を外部からコントロールするってのじゃなかったでしょうか?
もしそんなのが知らない間に本当に行われて居るかもしれないと思うとゾッとしますね
ってかアイスピックってwwwwww
>>84
名前のところ見過ごしていたけど、やっぱりナイアルさんだぁ!
それっぽいなと思っていたけど…。
アルさんも来ないかなぁ。
ロボトミーだけじゃない。
優生保護法とその周辺事情により30~40年まえ、勝手に不妊手術を受けさせられた人々もいた。
訳も分からず義務だから、と説得され、娘をウマズメ(変換できないな・・・)にされた人もいる。
ノーベル平和賞も政治的に利用されてるだけだし、いらねえよ。糞が。
性犯罪を犯す、男性たちを一斉にロボトミー手術で、性欲無しにすることはできないのだろうか・・・そうゆう手術で脳を切り取るなら大賛成だなw
社会病理を「器質的に改造」して無理矢理はめ込もうとするのが無理な話。
文化とか価値観とかがそもそも共同幻想というフィクションなんだから、まずそっちをどうにかしたほうがいいんじゃないか。
精神的疾患の中には実際に器質的原因(要は脳細胞自体の異常)が
ある場合があるんで、精神外科そのものを頭っから否定するのは
よくない。
……が、精神外科医や精神分析家の”技”ってのがあまりに経験的手法に偏っていて
素人目には「テキトーにガーッとやってみたらうまくいったんで
お前らもやってみろよ」みたいな研究が多いのも事実。
(普通の神経科/精神科/心療内科とかと「精神分析」とは重なる部分もあるけど別物なので注意)
ロボトミーに限らず、死にそうなくらいの電気ショックとか、棒でガンガン殴るとか
熱すぎる湯船に漬けるとか、患者同士で徹底的に悪口を言い合うとか、
過去にはまるで拷問としか思えないような”療法”がたくさん生み出されていた。
……それでも、「動物憑き」「悪魔憑き」と言われていきなり殺されていた時代
よりはマシだったんだよ……
に、してもさ桜庭のことにもどるけど
大の大人の男がこんなめにあったら
たまったもんじゃないよね。
ロボトミー事件の一仁君といい、本当に言葉がみつからないね
なんか前のスレの赤ちゃんとカモメを作ったバカ親父も
ロボトミーやった医者も
なんか自分を神様の領域に居るって思ってるっぽい
おれは人の命を操れる
新しい命をふきこんだわけです 的な考え
そういえばね、私の元彼アル依存っで薬飲んでたんだけど
あるとき(多分)なんかの点滴したら
いっきに廃人みたいになっちゃたことあった
職場の人たちもさすがにビックリして、また病院つれてったら
(自分では病院もいけないくらいだったから)
「あれー?ききすぎちゃったかなあw」
つって、今度は違う点滴したらあっというまに元の人に
もどった。
あとからそのときの状態を彼氏に聞いたら
最初の点滴うけたあとから最高に鬱入って
体もものすごい倦怠感で
死にたくて死にたくて 他に何も考えられなかった ってさ
医者にいじられたって感じしかしなかったなあ
医者の判断で人の精神状態なんか簡単にかえられるんだよね
さすがにこのスレみたいなロボトミーは現代には無いかも
しれないけど、こんな感じで現代の医者は
人の頭のなかをいじっているんじゃあないかな?
それが確実な治療としてやっている信頼できる医者も
いるだろうけど・・
元彼の担当医はそうじゃあなかったと思う
みんなも気をつけてね
間違いなくヒドい医者もいるんだけど
真面目で本当に他に手段なくて(知らなくて)がんばってる医者もいるんで
まとめて
>おれは人の命を操れる
>新しい命をふきこんだわけです 的な考え
なんて思っちゃわないでね。
てか、別に医療行為としては異常なことしないままで
そういう考えの医者もいれば
変なもの信じちゃって(本人的には)真摯に患者のことを考えて
でもやってることがおかしいオカルト医師とかもいるんだからさぁ
手段と結果だけ見て医師を見ずに十把一絡げで
>なんか自分を神様の領域に居るって思ってるっぽい
なんて言わないでほしいな。悲しくなるよ。
記事では余り触れてないけど、この当時は第一次世界大戦の直後で、アメリカで精神病患者(PTSD)が爆発的に増えた時期だったんだよね。だから大量に処理(つーと言い方悪いけど)する画期的な方法が必要とされてたっていう時代背景はあったわけだ。
105
>ロボトミー事件の一仁君
ってどんな話ですか?よかったら教えてください。
> 108うーんとね上の【参考2】のロボトミーの歴史と事件
の中にあるよ。>36のコメントが気になって読んだんだけど
やっぱ私は>105のコメント寄りの考えしかでてこないな。
医者の興味と実験との犠牲にさせられたとしか思えないよ。
お母さんの気持ちは・・はかりしれない。
適切な言葉も見つからないよ・・・
こんな廃人手術を受けて犯した犯罪でも無期懲役になるんだ。。
しかも確定したのが1996年ですか。
あんまりにもあんまりだ。
上の方でリンクされてた
ttp://homepage3.nifty.com/kazano/lobotomy.html
ここで広瀬って医者の言ってる事読んで見てちょっと恐くなったわ。
ロボトミーで良くなった人もいるって書いてるけど、何100人も手術してりゃそりゃ成功例も出てくるっての。
ポカリスェットを癌の特効薬だと言って売ってた詐欺師の弁と同じ次元だし。
一通りリンク先とか全部見て来て、中国で人体実験してた731部隊思い出したわ。
戦中、戦後の医学界の重鎮て呼ばれてる人で731出身者が沢山いるしねぇ。旧ミドリ十字の創業者もそうだし。
医学自体、人体実験の上で発展して来たのは分かるしある程度の人体実験の必要性は認めるけど、大丈夫なのか日本の医学会と最近良く思うわ。
ロボトミーの手技上の乱暴さと後方視した時の人格荒廃の無残さばかりに目が行ってるタブロイド紙好きがてんこもりのようだが、その無茶な手技を「うちの乱暴ものを、うちの基地外をどうにかしてくれYO」とこぞって手術させた家族に話が至らないのは何でだね。まあ、家族の同意すらとってなかったような事例は問題外だが。
いいか?お前が家族だったらどう出来たのか、よーく考えろ。
医者のパターナリズムのせいになんかするなよ?そんな事言ってんのは、「僕は自分では考えません」って言ってるのと同じだからな。115みたいに感覚だけで喋ってる奴は特にそうだ。
大体、脳科学がまともに発達しとらん時代(今でもそうだろうが)の手技なんて文字通りの暗中模索。その時代ではしっかりした理論として学会発表とかされてたんだろ。一見効果的でセンセーショナルだがちゃんとした追跡調査もされとらん手技に医者も家族も飛びついて、後で(格段に)痛い目見させられた、っていうだけの話だろ。
美容整形やレーシックだって、おんなじようなもんだ。後になってやれ訴えるだのなんだの出てくるに決まってる。てか、美容整形は既にそうか。
まあ、そういった新しいもの好きの開拓精神と屍の上に、今の科学技術なんてもんは全て成り立っている訳だ。さすがにロボトミーみたいなのは無茶だってんで、最近は何やるにも倫理委員会みたいなもんがあるわけだ。そんで、今度は最新の医療が認可されない!とか言ってブーブー言うわけだ。医療、っていうか科学ってのは常々こういう循環の繰り返し。やんぬるかな。
チンパンジーの実験とか
前頭葉切截とか、情緒不安定とか感覚鈍磨・・
「ジェイコブス・ラダー」を思いだすな。つか
まんまだな
>そして1989年にジョンソンの祖母が死去したことをきっかけに、ジョンソンはPsychosurgery.orgというウェブサイトを開設
1989年ってまだWWWが利用出来ないよな。ウェブサイトを開設したのは数年後って事か?
何かで読んだことがあるが(創刊したころのブブカだったと思う)
この殺人犯の手術については母親が最終的に承諾した。
母親はいわゆる無学な人だったらしく、医師の勧めに応じて
「お医者様がそう言われるのなら手術したほうがいいだろう」
という見解だったらしい。
>>102
死刑の代わりにこれで廃人にしてベッドの上で一生を悔やませられればいいのにね。シャドーホークみたいにさ。
ってかドラゴンヘッド…
>>94
ソフトウェアの不具合はハードウェアで補正できるだろ。
意識が世界に作用するためには身体(脳)というレイヤを通さないといけないんだから。
技術と知識が不十分だったから失敗した。それだけのことだ。
知識を持つ者も持たない者も、すべからく謙虚になりたいものやね。なんかこう、後日談を聞くとほんとやりきれなさが残るな。
単に脳挫傷じゃん。治療とはとても思えない。
動物実験レベルのことを患者に適応したのが間違いってことじゃないかな。
なんて気の毒な話なんだ・・
手術に同意なしなんて、そんなありえないような話、信じたくない。
もし自分だったらと思うと、ぞっとする
ロボトミーに限らず、電気けいれん療法(ECT)、いわゆる電気ショックにしても、最初のきっかけは非常にいい加減なもので、元々は囚人に行っていた行為から転じた物だといわれています。
現在、検査技術の向上で研究が進み、前頭葉には個人の人格や感情を司る重要部分が集中していることが明らかになっているけれども、昔はとかく理論よりもアイスピックでそのあたりを叩くと何となくうまくいく(暴れなくなった、とか、大人しくなったとか)、電気通したら変化があった、という経験先行でやっていたから、当然の如く問題が生じてしまった。多分、効果があった一部の人は、運良く運の良い部分に当たった、という程度の物だと思うんです。そんな物には何の意味もない。
個人的な意見ですが、当時は今のように脳が非常に重要な部位だという認識も低いし、精神障害者に対しては治療というより「大人しくさせる」という社会的都合のほうが先行していたから、このような愚行に至ったとしか思えないんです。
今も外科的に一部の神経を切除する手術は存在するけれども、切除する部位は完全に決定され、かつ小さく絞られている。それでもリスクは生じるという認識があるから、あらゆる薬物投与が無効で、非常に重篤な症状であるなど、相当な理由が無ければ行われない。そうでなければ危なくて出来ない、という風にようやく考えられるようになったんですね。
臓器移植における和田移植もそうだけれども、充分な理論建ての(もしくは後付けの理論しか)無い、治療法を称した医者の人体実験ほど恐ろしいものはないと思っとります。
>121
ロボトミー(lobotomy)の名前の由来は前頭葉を意味するfrontal lobeの後ろの部分lobe(~葉)と、切開を意味する-tomyという接尾の合体ですよ。だから、正式名称はもっと長かったはずです。日本語では、前頭葉白質切截術という訳が多いようです。
>>126
つまり、俺が書いたWindowsプログラムのバグ、同時に動いている他の多数のプログラムに影響を与えずに、ハードウェアの変更で修正できると?(笑
その例え話だと、掛かる労力や確実性、安全性、どんな観点から比較しても、ハードウェアの修正とソフトウェアの修正、どちらが良い解決方法なのかとても明白なのですが・・・
まぁ、施術者側の視点に立つと、脳みそ弄くるのは好奇心がそそられるね、なーんて結論になるかも知れませんが(笑
>>134
貴殿の考えに賛成。
俺の書き込み(23)は冗談半分で書いたのだが、俺が言いたいのは、つまりそういう事よん。
難治性てんかんで発作焦点がはっきりしてる症例のopeとかね。
まーしかし、ECTは非人道的だ記憶障害が出る、とかの理由で一時期廃れてたけど、最近はやっぱりこれでないとどうにもどうにもならん症例がある、って事で無痙攣で再び導入する機関も増えてるし。
訳も分からんけど効くから、って理由だけで導入されていく治療ってのは多いですね。ロボトミーはリスクとベネフィットの予測が甘すぎたとは思います。
あと、脳機能というか人間の心的機能をハードウェアとソフトウェアみたいな単純な構図では語れんですよ。互いに自律的かつ相補的なシステムですから。ちょっと考えてみれば分かるんですが、ソフトを入れ替えて、みたいな訳にもいかんです。まあそこでハードをぶったたこうという短絡思考が出てくるのも考え物ですけど。
>134
それは自分に都合の良い例え話を持ってきただけの話。
ソフトの書き換え方も分からない(そもそも書き換えられない)
ましてやニーモニックも分からない未知のマイコンが壊れて
システム全体が暴走しているとき、そのマイコンの機能を止めてやれば
以前より「マシ」になることもあろう。
ハードとソフトというよりはボードとICチップのほうが脳にに近いんじゃないかなあ(配線はシナプスだから動的に繋ぎ変え)
で、前頭葉ICをぶっこ抜いたらめでたくロボトミー
この事件は知ってたけど詳細までは知らなかった
そうか、感情制御できないなら怨んで殺すのはしょうがないなあ
あれ?今の世の中の人はこっそりロボトミー君が多いのかな
>>10
『煮解賭 ( にげと ) 』
明朝末期、中國北東部の男達の間で、素麗建(すれたて)なる遊びが流行っていた。
先端に旗をくくりつけた棒を地面に立て、合図と共に棒に駆け寄りに旗を奪い合
うという、己の機敏さを誇示する遊びであった。
やがてこの遊びに飽きた者達が、毒草を煮込んだ煮汁を飲み、その解毒剤を旗代
わりにして奪い合うという遊びに発展させた。
命を落とす者が続出したが、戦いに勝利したものは英雄として賞賛され、朝廷に
仕える者を輩出するほどであった。
この毒草の煮汁の解毒剤を賭けた闘いは「煮解賭」と呼ばれ、時代を左右する勝
負の場でも競われてきた。
己の肉体を誇示する機会の少なくなった現代社会においては、インターネットで
の「2ゲット」と形を変えて、現代人が機敏さを争っているのである。
( 民明書房刊 「DNAに刻まれた中國 現代人の行動のルーツを探る」 より )
>>140
一部での調査によると、前頭葉の機能の発達が世代毎に年々送れているそうです。
現在のところ、小学六年生が30年位の前の小学二年生の水準だったかな。我慢が出来ない、感情の抑制が出来ない、罪悪感が無い、無気力、感動することが出来ない子供が増えてる――またはそれらの情緒を覚える年齢が遅れているそうな。それってロボトミー手術を受けた人の症状とほとんど変わらない……。
社会構造のせいか解りませんが、子供の言いなりになったり、虐待としつけの区別の付かない親が多いですし、我慢する機会が無いと、退化していってるのかも。
最近、公園行くとベビーカーの子供を真夏の直射日光の中に放置して、子供は目を覚まして呆然としているのに母親は携帯電話や携帯ゲーム機に必死になっている光景をよく見ます。育児大変なのは解るけど、それって会社の会議中にゲームやってんのと変わらないわけで。結局自分たちに撥ね返ってくるんですが。
かく言う私も語りかけはさっぱり出来ませんでしたけど……。
精神科に通ってます。
医師いわく、古い精神病院にはロボトミー患者がいるそうな。
ロボトミー患者の痴呆に関しての論文も書いてた。
藤井 澹 の姓名判断
藤井 澹
○● ○
19 4 17
総運40× 才能あるが人望なし。波乱の人生。地道な努力が○。犯罪傾向。家庭運△。
人運21◎ 抜群の行動力を持ち、仕切り屋でリーダータイプ。
外運36○ 面倒見良く人間関係で苦労。波乱多い味のある人生が過ごせます。
伏運38◎ 他の運数が悪いと事故にあう兆しがあります。
地運17○ 積極、魅力、頑固運。事故注意。
天運23○ 思いやりと奉仕で発展していく家柄。
陰陽 ◎ 理想的な配列です。
非常に瑣末なことではありますが、New England Journal of Medicineは英国ではなくてアメリカの雑誌ですよ。
ボストンを中心とした地方をNew Englandと呼び、その辺の地方で発刊されたのでNew England Journal of Medicineと名づけられています。ちなみに、医学の雑誌としては、英国のLancetと並んで最高峰とされています。
>>145
そもそもその検査の精密さが怪しい
どれぐらいの数の人間で検査をしているか、検査した環境に偏りは無いかなどを詳しく知らないと信じる気にはなれない
得てしてそういうものは結果を示すために過程を作り出す傾向があるし、
普段子供を見る限り昔と変わったとは思えない。
>>148
2chのスレで見かけたけどねそれ・・・
>>151
光るランプを見て、例えば黄色だったらボタンを押さず、赤色だったら押す、手旗信号のようなテストです。
規模は……忘れましたが、一応ちゃんとした機関がテストしていたかと。民放で放送されてしまったので価値は下がるんですが。(笑) もちろん、一つの調査結果に過ぎず、鵜呑みにするのは危険ですが。
ただ、私の20年前位の記憶と較べると、やっぱり今の子供の傾向は違って見えますけどね。厭な子が増えたかな。(笑)
大人からダメだって言われても、やめられない子が増えた。昔は一喝すれば数十秒は静まったんですが、今は全く静まらないです。
もちろん個人差はあります。あくまで全体的な傾向。
実際、昔は小学生同士の刺殺事件なんて、起こってないわけですよ。そして加害した子供も普通の子供で、特別異常なわけじゃないですし(週刊誌は異常な風にかき立てていますが)。
昔ほど社会と子供が接する機会がないのは揺るぎない事実。ほんの20年くらい前までは子供が見ず知らずの大人から教育として殴られても、問題にはなりませんでした。特に問題視されるようになったのは、宮崎勤事件以降かな。急速に閉鎖的な家族像が出来たように思う。
言葉だけで、ほとんど知らなかった。
ロボトミー。遠い昔の脳外科手術で、いまやタブーとなっている言葉って感じ。
こういうことが実際にあったのに、「タブー」という形で
過去を葬ろうとする昔の流れはどうかと思う。
>>152
俺は逆に子供同士で殺人事件なんかが起きるのは
殴り合いの喧嘩もさせてもらえないようになってしまったからだと思うけどね・・・
画一的な管理社会で子供は脳がどうこうよりまずストレスが溜まりに溜まってて、それが悲惨な事件を引き起こすのだと思うよ。
それより不思議に思うのがなぜ子供より大人が殺人を犯すケースが多いのかということ。
「脳が未発達」ゆえに殺人に走ってしまうとしたらなぜより脳が発達してるはずの大人の方がなぜ殺人を犯す数が多いのか、それが不思議でならない。
明確な殺意というのは実は発達した脳にこそ起こるものではないのだろうか?
で、今の子供は逆に早熟であるのかもしれない・・・とこんなことを考えてみました
ご存じの方も多いでしょうが、
フランシス・ファーマーの話は映画化されていますよね。
とても可哀想な話ですが、
ショッキングな展開にハラハラする映画ですよ。
今だと前頭葉の手術は無いけど、ロボトミーは行われていますよ。
大脳皮質を広範囲に切除し、もちろん患者は重度の痴呆状態になるが、それを介護させることが他の患者の「治療」となっている。
古い病院なのかそうでもないのかは何とも言えないにしても、隔離病棟のある大きな病院でないと行えないことではある。
例えば枯れた芝生に丹念に水や肥料をやり復活させる作業より、
枯れた芝生を緑のペンキで着色してごまかすような短絡的な手術だね。
だからこそそんなものにすがるなんて、
精神障害治療が通常の神経の人間にとって大変耐え難いものであるのと、周囲が安直な思考を顧みない人々だったという不幸。
医者が通常より神経を強くする哲学を持っていなければ現在だって精神医療は変わらず恐怖だなあ。
なんか小馬鹿にされたみたいなので反論してみる。
>>134
できるだろ。プログラムはメモリ上に展開されてるんだからメモリ(もしくはメモリを自由に読み書きできるハードウェア)側で問題のある部分を検出して置き換えればいい。
ただ人間の脳でやるのは複雑すぎて不可能に近い。
だから現実解として問題のプログラムが存在する部位を切除して無効化しようというのがロボトミーだろ。
がんの切除みたいなもんだ。ただやり方があまりにお粗末だっただけで。
>ハードウェアの修正とソフトウェアの修正、どちらが良い解決方法なのかとても明白なのですが
どうやって書き換えるんだよ。
「遠くへ出かけるのに徒歩とどこでもドア、どちらが良い手段なのかとても明白なのですが」
ROMとRAM。問題にしているところがお互いにずれてるだけでは?どっちに意見も間違ってない。脳の機能の定義って誰かわからないかな?まあ、電子部品にたとえること自体無謀だとは思うが。
ジェフリーダーマーは被害者にロボトミー手術を何回かしたらしいけどなんでアイスピック使わなくて塩酸やら熱湯を頭蓋骨の穴から注いだんだろう?
素人のダーマーでも廃人を作るくらいは容易なんじゃないの?
>>152,155
子供同士の殺人事件なんて今ほど大々的に報道されてないだけで昔からいくらでもある。
てか今よりずっと多いよ。
まあ今の子供が昔に比べて知能が低いのは感じるけど。
>>90
赤井英和さんがボクシングの試合中の事故で、生死の境をさまようほどの大きなダメージを脳に受け、脳外科手術をなさった時のこと。
手術後に眼を覚ました彼は、頭の包帯がどうして巻かれているのかが解らない。KOされる瞬間ならばまだしも、試合が始まってから以降の記憶が全くなかったから。
とりあえず、包帯の中がどうなっているのかに興味がわいて、自らの手でまさぐりだした、と。
脳天を突き抜ける「ズーーーン」というびっくりするほどの痛みに驚き、手をはなす。
とりあえず、もう一度さわってみる。
「ズーーーン」再び。痛い。
手術のために頭蓋骨に穴を開けていたのだが、たまたま触ったところが、脳にダイレクトに刺激を伝えるポイントだったそう。
脳と精神をコンピュータのハードウェアとソフトウェアに例えたお話がいくつかありましたが、脳の場合、その境界が明確ではないという意味で、モデルにするには少々無理があるように思われます。
物理的な存在としての脳は、同時に精神を形作っている回路でもあるのですが、それはまた、中の神経細胞を流れる情報によって如何様にも変化するものです。しかし、現在のコンピュータにおいては、ある特定のソフトウェアを使い続ける事で、ハードウェアが適応して変容することはありませんし、ソフトウェアにハードウェアの構造を組み換える命令が用意されているわけでもありません。
実際の脳は、同じような基本構造を持つ大量の細胞同士が、適宜通信を開いたり、閉じたりして、その結合で全体を構成するネットワーク状の臓器ですから、この活動自体が精神を取り巻く雲のようなものであって、もしそこに何か「問題」が生じたとしても、それがすぐ特定の個所に結びつくとは限らないのです。
そして、問題すなわち精神障害と一口に言っても、器質性疾患、つまり脳自体が外傷や薬物などで物理的に損傷して生じるようなものから、感情や思考といった情報が主体となって定着してしまったものまで非常に幅が広いものです。
にもかかわらず、ロボトミーでは「脳というハードウェアを叩く」処置のみで両者を治すという考え方ですから、必然的に危険な結果を招くことになる。このような代物が、センセーショナリズムからか十分な検証を欠いたまま医学として闊歩してしまった事は本当に不幸な事です。今でも、比較的有益だと分かっている手術を患者が非常に嫌がるという話も耳にしますし、これは過去を考えれば当然nのことでしょう。
ロボトミーが行われていた頃は、同性愛なども精神疾患として治療すべしと唱えられていた頃ですから、脳の仕組みに関する知識や手術の技術といった医学的な事も勿論ありますが、それ以上に、安易な手術を受け入れてしまった社会的な病理というものを強く感じますね。
既出だけど「時計仕掛けのオレンジ」の様に、特定の行動、言動に対して、反射的に嫌悪感を催す様に刷り込む療法はロボトミーの部類に入るんでしょうか?
(解説ではロボトミーとありましたけど)
アメリカかイギリスかで性犯罪者に対して、同様のプログラムが実際に施行されてるらしいですが。
>>170 >>173
現代のロボトミーは、そういう性犯罪者のやる治療なのかもね
きっと・・僕は性犯罪者じゃないのに捕まり
性犯罪者矯正プログラムをうけさせられたのです!!
・・なんてコトが何十年か先にでてくるかもね。
ロボトミーの暗黒面がよくわかる良い記事でした。
日本では精神科医がてんかんを診ますが、米国では神経内科医が見ます。そのせいか日本ではてんかん手術とロボトミーが同一視されて、長らくてんかん手術がされませんでした。私の担当した側頭葉てんかんの患者さんは、術後に知的能力が向上して、迂遠さがとれ、会話が上手になりました。常に脳に特定の放電が続いていたために、記憶や会話の中枢がうまく働かなかったのが、良くなったようです。
米国では重症の強迫神経症に部分的な脳手術の適応があると聞きます。実際、四六時中強迫観念に悩まされ続けるのはつらいからでしょう。しかしながら、統合失調症、うつ病、覚醒剤後遺症の人が、薬や電気痙攣療法が効かない場合に、自分の悩ましい妄想を取り除いて欲しいと考えたり、躁病の人が自分が躁状態で家族や職場を破壊し続ける(そのため、うつになるとその後悔に耐えきれなくなる)のを止めさせて欲しいと思っても、最後の手段はありません。
でも、ロボトミーは前頭葉機能を落とすし、なによりブラインドでナイフを使っては脳血管を切断してしまう危険があるので反対です。一方でガンマナイフや、強力な磁気、電極の埋込みなどで部分的に脳の機能を落とす治療は今後進むでしょう。これの是非は後世に問われると思いますが、今苦しんでいる人に最大限の治療をしようというのは、神に自分を重ねなくても、医者の本質だと思います。
切ったり貼ったりが外科医の仕事。
マッチしかない時代にライター使えとか言うのか? 無茶な。
当時の最新技術だ。 乱用したくもなるさ、今の移植手術みたいに。