【Herald/2002】2002年冬のことである。カナダはウォータールーにてクリフォード・ハーヴィーという男が自動車事故を起こした。男の車は路上に止められていた車数台と接触した後、道路脇に斜めに乗り上げて停止した。よくある自動車事故である。しかし、男が奇怪な行動に出たのはその直後である。男はエンジンをかけたまま車から飛び降りるなり、"突然道路に全裸で寝転がり、腕を広げてまるでレイブのようにのびのびと踊りだした"のだ。たまたま近くで事故を目撃したシェーン・グリーンは、慌てて事故現場に車を向け、路上に寝転がったまま全裸で踊り狂う男に話しかけた。「だ、大丈夫か??寒くないのか??」しかし、男は"完全に異常な顔つきで、眼を真っ赤に充血させたまま"、シェーンに答えた。「ああ、寒くはないね。むしろ、、、暑いくらいさ。」
すると男はすくと立ち上がるなり、今度はシェーンのバンの前に立ちふさがった。そして男は突然、"勃起したペニスを車のフロントに挿入しようとし始めた"のである。
「奴は俺の車のフロントにペニスをこすりつけて来たんだ。かと思ったら今度はそのまま寝転がって道路と性交しようとし始めた。ちょうど、地面にペニスをこすりつけるようにしてね。」
そうして男の明らかな異常性に気づいたシェーンは警察に通報した。するとさっきまで"とても幸せそうだった"顔つきが、一転して"嫌悪と悪意の表情"に変わり、男は自分の車に飛び乗り、今度は周りの車を押しのけて自分の車を強引に発進させたのだ。
しかし、男は無理なUターンの後に逆車線を走行し、そこで対向車と接触し、道路脇に乗り上げてようやく停止した。男は車から再び投げ出され、全裸のまま車輪の向こうに倒れこんだ。対向車に搭乗していた女性は幸い怪我もなく、慌てて車を降りて男性の下に駆け寄った。しかし、そこで彼女が見たのは余りにも異常な男の姿だった。
「とにかく、楽しくて仕方がない、っていう顔をしてたわ、、。彼は笑っていたの、、、。」
そしてその後、逮捕された男は罪に問われた(男は他にも人身事故を起こしていた)が、精神異常を理由に無罪を主張している。 - 記事ではその後、裁判中である旨が報じられているが、その後行われたであろう男の精神鑑定結果は明らかではない。しかしもしこの男が、主張通りの精神異常であった場合、この男の奇怪な行動は一体いかなる病名をもって説明する事ができるのだろうか?ある医師は分析する。この男性の症状はクリューバー・ビューシー症候群の典型例であると。
このクリューバー・ビューシー症候群に冒された患者はこの男性のように対象を選ばずに性交を試みたり、手にとるもの全てを口に運ぼうとする奇怪な症状(口唇傾向)を示すと言われている。
クリューバー・ビューシー症候群は1939年、クリューバー博士とビューシー医師によって報告された比較的新しい症候群である。彼らはアカゲザルの側頭葉から扁桃核を切除するという実験を行い、その行動変化を調査した。そして実験の結果、精神盲(日常的な物品が何であるか認識できなくなる状態)、口唇傾向、物事に対して鈍感になる傾向、変形過多(見えているもの全てに対して強い反応を示す精神障害)そして時に持続的な勃起を伴う性欲の異常亢進、記憶障害といった不可思議な症状が現われたのである。そして1955年、今度はこの症状が人間にも発症するという初めての報告がなされる。テルシアン医師そしてダレーオレ医師らの報告によれば、ある男性が発作治療の為に側頭葉を切除したところ、男性はその後、手に取るあらゆるものを口に運ぼうとするなど、クリューバー・ビューシー症候群(以下KBS)に非常に良く似た症状を示す事が確認されたのである。
その後1975年にはヘルペス脳炎を患った20歳の男性がKBSと同様の症状を示すことが確認された。しかし、男性の場合は先の猿における精神盲は発生せず、代わりに視覚的失認症状を示した点で猿と異なる。また男性は感情鈍麻(感覚の極端な鈍化)を原因とする異常な落ち着きを示し、また以前には見られなかった性的嗜好を見せるようになったという。更にこうしたKBSの症状は多くの場合において慢性、または進行性の神経疾患と関係していたことが報告されている。
このように、この症候群の示す症状は人間と猿において類似性を見せているが、人間の方がより複雑な行動変化を見せるのは、人間の脳が猿よりも進化している事が原因であると推測されている。例えば、この症状が発生した場合、人間においては失語症、記憶喪失、痴呆や発作といった症状が見られるが、猿においてはそうした症状は確認されていないのである。(写真はクリューバー・ビューシー症候群と同等の障害を持つと思しきウサギ、ニワトリに性交を試みている。その他の動物乱交写真集はこちら)
また人間の場合、様々な神経疾患 - ヘルペス脳炎、ピック病(前頭葉の進行性退化で記憶喪失や情緒不安定などを生ずる)、アルツハイマー病、脳の外傷、脳血管障害(脳卒中など)- などと関係して現われることもこの症候群の特徴である。他の病因としてはハンティングトン舞踏病(慢性遺伝性舞踏病)や低酸素症、低血糖症、くも膜下出血、神経遮断薬(フェノチアジン、チオキサンテンなどの向精神薬など)の摂取などと関係していることも知られている。また熱射病や、その他の脳障害との関係も多く見られているが、いずれにせよこれまでに報告されたKBSのケースでは、この症候群の最も一般的な原因は側頭葉の破壊や機能不全が原因であると考えられているのである。
またこのKBSの症状は発症する個々の患者によって様々な症状の違いが現れるとも推測されており、現在依然としてこの症状の確定的症候は議論の余地を含むが、これまでに確認されたケースでは極端な情動変化や、逆に極端な鈍感化(感情鈍麻、無関心)、あるいはまるでペットの動物のように従順になったり、我が儘になる、怒りっぽくなる、鬱になるといった症状が確認されている。また多くの場合において目に映る人や物が何であるか認識できなくなる視覚的失認症症状(参考:X51.ORG : 鏡の中に映る他人 - カプグラ症候群とは)や様々な事物に過剰反応を示す変形過多、あらゆるものを口に運ぼうとする口唇傾向(またその結果として過食症を併発することもある)を伴う事で共通し、稀なケースとして触覚的失認症状も確認されている。また他には失語症や記憶喪失、痴呆などが上げられるという。
そしてこのKBSのもう一つの症状として性的嗜好、性行動様式の変化が上げられる。一部のケースでは乱交や過剰なマスターベーションを行うようになることも報告されているが、そうしたケースは比較的稀であり、しかし、多くの場合において性的嗜好の変化や、肉体的接触を頻繁に求めるようになることが報告されている。
またこれらのうち3つが併発している場合はおそらく典型的なKBSの症状であると考えられるが、これまでのところカルバマゼピンを用いて治療することで症状の一部を抑えることは可能であると言われている(カルバマゼピンとは辺縁発作に効果を発揮する抗痙攣薬であるが、扁桃核キンドリングに対しても有効であると考えられている)。また酢酸ロイプロリドを用いることでこうした患者の性欲亢進を抑える効果がある事、更にハロペリドールと抗コリン作用薬(副交感神経抑制薬)が患者の異常行動を抑止することなどが確認されている。
【参考1】シャム手術記憶を温存する側頭葉手術法 | 意識とは何だろうか(AMAZON) より
サルやヒトでは側頭部にあるへん桃核という部位は、情動や社会的行動に関係した部位として知られています。たとえば、「クリューバー・ビューシー 症候群」と呼ばれるケースでは、この部位の異常の結果、突然狂暴になったり、 理由もなく恐れを抱くなど、さまざまな情動障害の起こることが知られています。ところがサルでこの部位を切除してみたところ、意外なことが起こりました。切除されたサルの方にはさして目立った行動異常は起こらず、その周辺にいるほかの(健常な)サルたちの方に、かえってパニック状態に近いような行動異常が現れた、というのです。 (p138)
【参考2】食欲と食物選択
「健常なサルにパニックが起こった」は不思議ですね…。
サルに会話が出来るのかは知りませんが、切除されたサルが何かとんでもないことを口走っていたのでしょうか…。
>12
なにも変な事を口走らないと
パニックになったコトにならないっていう
話は無いっすよ。
人間のパニックでは「喋れなくなる」って症状は納得するでしょう?
通常は、脈拍やら眼球の動き、
通常にはみられない行動の有無なんかを観察しますな。
コレは猿も人も同じ
道路は裏切らない。車も裏切らない。もちろんエッチするのに金もかからない。それに比べて人間のおなごときたら〜!!!この男がうらやましい。。。
「とにかく、楽しくて仕方がない、っていう顔をしてたわ、、。彼は笑っていたの、、、。」
嘘こけ。真っ先に見たのはティムポじゃないのか?
つか、ティムポに目が行って表情なんか憶えてないんと違うか?…とツッコんでみる
鹿鹿鹿、2匹は正常なんですよね、ただ、いきなり狂った鹿が現れて、雄にやっちゃうわけですよね。やだな〜、やってる途中に変な男が自分にいれてくるなんて。。
恐らく事故った時にこのままじゃ面倒なことになると思い、とっさにキチガイを演じることで罪をまぬがれようと考えたのさ。
まちがいない。
>>14
"さして目立った行動異常は起こらず"を踏まえての下らぬ推測なのですが…。(そんな絶対な話じゃないですよ?)
ついでに言いますと喋れなくなってまずパニックを起こすのはその本人のはずです。
コレは猿も人も同じ
ウサギを飼っていたことがあるが、あいつらは自分がオスかメスかの自覚すらなく、「とりあえず乗っかってみて、雌に雄が乗っかった場合に子供ができる」という様子だった。
記事にも書かれているけど、
単に、脳の一部分が破損したってだけの話だろ。
もしくは、窪塚洋介的に、
神経伝達物質の量やレセプターの感度などの総合的なバランスが破綻したとか。
>>46
>記事にも書かれているけど、
>単に、脳の一部分が破損したってだけの話だろ。
そんなん病気なんて全部
単にウィルスが一部分の細胞壊したってだけの話だろ
単に脳の一部分が出血したってだけの話だろ
単に脳の一部分が腐ったってだけの話だろ
もう何でもええがな
初めて症状を発見した人がその症状の名前きめられるのかな?
クリューバー・ビューシー症候群って何でそんないいにくい名前なんだ。
どっかのTVで男がたちしょんしてたら背後から鹿かなんかbェその男に入れようとして襲いかかって
このクリフォードって男を牢にぶち込んでも喜んですでそう
こんな暑い日に、暑苦しいネタを読んでしまった。
ペンギンを襲う白熊。
エイにヤラレてるイルカ。
せめて、そんなのが見たい。
12さん。
>ついでに言いますと喋れなくなってまずパニックを起こすのはその本人のはずです。
>コレは猿も人も同じ
すいません、意味が分からないのですけれども。
パニックの症状として「喋れなく」なることもあるわけですよ。それは外部から観察できる。また猿は元々「喋らない」ので喋れなくなってパニックをおこすという事は考えられません。
>"さして目立った行動異常は起こらず"を踏まえての下らぬ推測
とのコトなんですけれど、
もともとの文章を見てみると
>切除されたサルの方にはさして目立った行動異常は起こらず、その周辺にいるほかの(健常な)サルたちの方に、かえってパニック状態に近いような行動異常が現れた
っていうことですから「さして目立った行動異常」を見せていないのは、当然パニックを起こしていない猿の方ですな。
いや、たまたまマウスを使った集団ヒステリーの実験の文章をよんでまして「喋れないのにどうしてパニックになったというるんだ」っていう雰囲気にちょっとひっかかりまして。。
>>64(14殿)
そんなに突っ込まれても…。
まず大前提として、サルが会話可能か?という事には触れないで下さい。"サルに会話が出来るのかは知りません"ので…。
>>パニックの症状として「喋れなく」なる
もちろんその通りだと思います。が、それを仰られる真意が図り取れません。
つまりは切除されたサルがパニックになって喋れなくなっている、ということでしょうか?
とはいえ、「猿は元々「喋らない」ので喋れなくなってパニックをおこすという事は考えられません。」と結んでらっしゃいますし、私にはちょっと難しいです…。
>>「さして目立った行動異常」を見せていないのは、当然パニックを起こしていない猿
つまりは切除されたサルことですよね。
では何故健全なサルがパニックになったか?
切除されたサルが何か影響を起こしたと考えるとして、人間は"異常"と見られる行動はないと判断。
となると人間には理解できない猿同士の会話なんかが原因ではないかな~、と想像してみたわけです。(軽い気持ちで)
>>「喋れないのにどうしてパニックになったというんだ」
私に対しての意見でしたら、そのように読み取れてしまったことを深くお詫びいたします。
が、前途の通りそこには触れていないつもりですので…。
>>66
同意。
ていうか、長文レス野郎に激しく興をそがれる。中身も記事の趣旨と関係ない揚げ足取りだし。
たまには>>57みたいに面白いコメント出してみようぜ。
あなた達はこの世界の全てをご存じですか?
誰一人として全てを知っている者はいないでしょう。
何が起こったからどうだではなく、
人の本質に立ち返り考えてください。
まぁ、それすら誰一人として知り得る者はいないでしょうが…
たとえば、
飲酒をすると、食欲が増す。
飲酒をすると、性欲が増す。(誰からかまわず口説きはじめる)
というのは、扁桃核の機能になんらかの障害が
起きていることことから、なのでしょうか。。。?
>71
ええ、ここに書き込む人間は全てずれています
なにせ僕はクリューバー・ビューシー症候群患者であり
ここのレスは全て僕のモノ
現在USB端子に性交を試み中
これ、院にいる時名前だけ聞いたことあるがまだ謎の多い病気だそうだ。
うちの教授も名前よく知らんと言ってたことを思い出した。
>3つが併発している場合はおそらく典型的なKBSの症状
は違うんではないかと。変形過多、無関心なんかは単に躁鬱でも発生するし。
12さん。すいません。わかりました。
>「健常なサルにパニックが起こった」は不思議ですね…。
サルに会話が出来るのかは知りませんが、切除されたサルが何かとんでもないことを口走っていたのでしょうか…。
の所の「切除されたサルが何かとんでもないことを口走っていた」の部分から、切除されたサルも「とんでもないことを口走る」ようなパニックを起こしていると誤読してはるのではと、こっちが勝手に思い込んでいましたですよ。いやはや、面目ない。
ちなみに、パニックのきっかけとは
時にはたわいのない事象だったりしますなぁ。。
ここでも、人が観察して「わからない」ぐらいのごく微小な異差が引き金だったのかもー。とか。
最近読んだ小説の題材と似てて怖い
天使の囀り
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404873122X/qid=1089484583/ref=sr_8_xs_
ap_i2_xgl14/250-2625778-7004232
>90 数年前にヤングマガジンに連載されていたホラー系漫画。
富士山が爆発して関東が全滅する壮大?な話で一部の人間には評判いい。
おいらの印象では楳図かずおの漂流教室とジョージAロメロのゾンビを足して2で割って0.1を掛けたような感じ。
展開に切れがないので冗長に感じる。
ドラゴンヘッドまだ完読してないんでネタバレはやめて。
ある意味全人類がこうなったらユートピアなんじゃ。
ま、食い物作るヤツも料理するヤツも糞処理するやつもいなくなるから
すぐに皆伝染病で死ぬか餓死するだろうけど幸せに死ねるかも。
昔学校で飼ってた兎がこんな感じだった…結局あまりにも盛るから処分されちゃったけど
もし自分がなったらどうしよう恐ろしい
>>29
>>30
>>32
親戚の犬が大きなぬいぐるみに腰振ってるのは見たことあるな。
雌犬に足を犯されそうになった事もある。
やべ、すげー久しぶりに聞いた>クリューバービューシー症候群
S教授はまだ講義で取り上げたりしてるんだろうか。
半側失認もコレの特徴だったっけ?
>>67
元66の者だけど。なんか俺のスレ削除されちゃったみたい。すいません。もう暴言は吐きません。FORBIDDENされたくないし。
一番気になるのは、
道路とヤッた後のチ○コはどうなってるんだ?
擦り切れて、血まみれで凄いことになってそうなんだが...
痛みを感じれないなら、快楽も感じれないような気がする。
.....本能だな。
びんちょうタン 3
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回線擬人化 2k
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愛車を擬人化しようぜ!Part3
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将棋の駒を擬人化しませう
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【かちゅ】2ch専用ブラウザ擬人化スレ【ギコ】
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【チクチク】たわしを擬人化してみないか?【ハァハァ】
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キモヲタは間違いなくこの病気
ええー、なんかこの記事まるで俺のこと言ってるみたいだし・・
この記事の男みたいな行動もしたし(もちろん素っ裸云々もw)、実はオムツフェチ(w;)で女の裸よりもオムツに萌えるし・・
ただ、一つだけ違うのはその素っ裸のときに泣いてたってことね。
結局統合失調って診断されてハロペリドール飲んでるけど、
今度医者に聞いてみるか。
結果次第でまたカキコします、どうも。