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北米編:UFO多発地帯アリゾナ州セドナ視察記録

sedona1.jpg先週水曜日より、無事にX51.FILESの放送が開始されました。多数の方々に閲覧頂きまして、ありがとうございます。まだまだ手探りな状態ではありますが、今後回数を重ねながらよい番組にしていければと何となく思っております。先日、第2回「アリゾナ・セドナ編」放送が行われたわけですが、以下は映像本編と視察に関する補足及び参考情報になります。尚、放送された映像本編に関しては、ご想像の通り<色々な事情>があるため、内容について、多少本文と映像本編で見解、解説などが食い違う場合もあるとは思いますが、そのあたりはいろいろ諸説あり、といった感じで、ご了承ください。

※尚、以下本稿においては、X51.FILES #2ほかを前提として進めますので、ご覧になっていない方は先にリンク先の映像本編をご覧ください(X51.FILESは毎週水曜日正午に新しいエピソードに更新されています)。
- X51.FILES #2 「アリゾナ州セドナ編」

1.目撃されたUFOについて

sedona3.jpgまず今回、セドナで実際にUFOを目撃してみたわけですが、形状はいわゆる三角型のUFOにも似ていながら、平板型のものでした(映像本編における再現CG映像・写真は、目撃したものをだいぶ正確に再現しています)。その際に物体自体が撮影できなかったのは、だいぶ悔やまれるわけですが、物体の出現は、私が研究者のトム・ドンゴ氏とたき火を囲んでUFOについて小一時間ほど話を伺っている最中に発生し、またそれ自体五秒にも満たない一瞬の出来事であったため、カメラが間に合わなかったなかったというのが実際のところです(ちなみに目撃当時、ドンゴー氏が熱く語っていたのは、「地球を侵略するレプタリアンたちと地球に友好的なヒューマノイド型の見分け方」というキャッチーなトピックでした)。

出現当時、カメラは私とドンゴ氏の方を向いており、ドンゴ氏が話を遮ってカメラ背面の山岳部上空のUFOを指さした瞬間、私を含めたスタッフ数人は物体を目視で確認、カメラもすぐに後方へと向きなおり、物体を追ったわけですが、出現から消失自体が本当にわずかな時間の出来事であったため、単純にカメラの焦点とシャッタースピードが追従する前に物体が消失してしまったものと思われます(目撃自体はかなり短時間だったわけですが、流星や墜落する人工衛星のそれとは、明らかに一線を画すものでした)。

sedona2.jpgなお映像内において語った物体の大きさの概算は、実際のところかなり適当であり、正確なサイズ、距離は分かりません。ただし物体がフェニックスから北数百キロの地点にあるジェロームよりも遠景にあったこと、またその下に見えたジェローム自体のサイズから言って、相当な大きさであったことだけは、おそらく間違いがないと思われます。物体の正体については、有名なフェニックスライト事件(下記4参照)同様に、その色、フォーメーション、大きさなどから、例えば軍の演習で用いられた照明弾といった可能性も当然無視できないわけですが、ただフェニックスライトの際には、その照明弾がかなりの時間にわたって目撃されていたのに対し、今回の出現から消失は短時間であったこと、移動速度、また朧げに見えた物体の輪郭などからも、照明弾である可能性は低いと思われます。

また今回、丁度セドナ視察を終えてしばらくたった頃、やはり同じアリゾナ州フェニックスで、今回目撃したものと類似した形の巨大な平板型のUFOが目撃され、映像に納められたという事件があったようです(下記リンク参照。目撃自体は10/28で、この事件が報じられたのは、第一回放送間近の先月末頃)。目撃者によれば、物体のサイズは"推定4/1マイル(400m程度)"程の大きさで、数分間滞空後に消失したということです(また今年6月頃にも、同様の巨大な"母船型"UFOがフェニックスで目撃されています)。私が目撃した物体との関連性などは不明ですが、これまで幾度となくフェニックス上空で頻繁に目撃されている物体と、恐らく類似したものである可能性は、非常に高いと思われます。

- 2006年10月末に撮影された平板型UFO(ビデオあり)
- 2006年7月に撮影された平板型のUFO(写真あり)

しかしいずれにしても、事前調査の段階では、今回訪れる米国諸地域の中で、セドナが一番目撃出来る可能性が高いと予想していたわけですが、経験上、UFOについては見に行って見られることはまず皆無なので、余りにも簡単に見られてしまったことで逆に拍子抜けしてしまったというのが、正直なところです。

尚、以下は映像内における現象、物体その他に関する補足的情報になります。


2.セドナとヴォルテックス

sedona4.jpgグランドキャニオン南部の田舎町アリゾナ州セドナは、古くからヴォルテックスの聖地としてられている。ヴォルテックスとは、"地球の中を渦状に走る地磁気エネルギー"で、それはセドナから噴出しているという。そのため、現在では多くのヒーラーや占星術師、チャネリスト(人間以上の存在とコンタクトを取る人)、コンタクティー(異星人と交信する人)など、いわゆるスピリチュアルな世界を志向する人々が数多くセドナに移住しているため、今では全米きってのヒーリング・スポットとして有名である。またセドナはアリゾナ州フェニックスから北約200km程の地点に位置しているが、フェニックスからセドナにかけてのエリアは全米きってのUFO多発地帯として知られ、1997年のフェニックス・ライト事件をはじめ、UFO目撃事件が後を絶たない。


3.パワースポットとUFO

これら所謂パワースポットやレイライン、そしてUFOについて、明確な関連性は定かではない。しかし世界的に見ても例えばパレンケやカンペチェ(南米マヤ遺跡)、ピラミッドといったパワースポットと呼ばれる場所でUFOの目撃例が多いことは、しばし指摘されている。特に米国においては、1950年代、異星人との交信を計るコンタクティー達が現われ出した頃から、UFO、異星人を人類に対する啓蒙的存在と見る傾向、或いは精神世界と結びつける考え方は、言わば一つの"流派"として定着しており、その流れは現在まで続いている。

sedona5.jpgまた今回、視察を通じて全体的に感じたのは、例えば日本におけるUFO問題は、それが未知であれ何であれ、あくまでも物質的な次元の、科学的現象として解釈されることが多く(ナッツ&ボルト的)、いわゆる"精神世界・スピリチュアル"なものとはそれなりに距離が置かれているのに対し、米国における研究者の場合、UFOも精神世界的存在/現象も余り区別がなく、両者は一緒くたに扱われている、という印象を受けた。即ち、UFO信奉者は無条件的に精神世界的存在についても強く関心を持っており、それらは余り区別されないといった傾向である(もちろん懐疑派や一部の信奉派においては事情はまったく異なる)。なお余談ながら、セドナでインタビューを行ったトム・ドンゴー氏も例に漏れず、UFOに関する話の節々から、"スピリチュアル"志向であることが伺えた。

- 北米視察編:ロズウェル事件 ー 寡黙なる神話の中心(2)


4.フェニックス・ライト事件

sedona6.jpg1997年3月13日、アリゾナ州フェニックス及びその周辺地域の上空で、数百人以上が、巨大なV字シェイプの光を目撃した。物体はフェニックスを中心に、広範囲に渡って(ネバダ州からの目撃報告もあった)目撃されたが、その正体は不明のまま、近年最大のフラップ事件として記憶に残る。目撃者の一人、ティム・レイ氏によれば、物体は音を立てずにゆっくりと飛行していたという(写真はティム氏による再現CG)。しかしこの事件については、その後フェニックス後方にある空軍基地の打ち上げた照明弾だったのではないかといった軍の発表もなされたが、現在なお、その真偽は明らかではない。しかしまた同地域上空ではその後も第二、第三のフェニックス・ライトといった目撃事件が頻発しており、巨大な三角型のUFOや、直方体、平板型のUFOの目撃は絶えることがない。

- CNN - What were those lights in the Phoenix sky? - June 19, 1997
- 2006年版フェニックス・ライト事件(ビデオ)
- 謎の巨大三角形型飛行物体の目撃相次ぐ 米ネバダ

1997年のフェニックス・ライト事件


5.ジャッカ・ロープ

ジャッカ・ロープについては、X51.ORG : ジャッカロープ - "角の生えたウサギ"の死骸を発見 米を参照してください。なお、ジャッカ・ロープの剥製については、余り見かける物件ではなく非常に惜しかったわけですが、おそらく日本への持ち込みが大変そう、ということで、今回はひとまず諦めました。


6.エリア51視察 こぼれ話

area512006.jpgまた今後、放送される#4 - #5のエリア51については、三年前にも同地を訪れ、事故を起こしているため、言わば思いでの地再訪といった趣ですが、予備知識として詳しくは下記をご覧ください。また今回、エリア51暴露第一人者であるロバート・ボブ・ラザーにも接触を試みたわけですが、現在色々と微妙な立場にあるため取材は無理、ということでした。ほか前回訪れた際に、お会いしたエリア51研究の第一人者、チャック・クラーク氏(エリア51公式ガイド著者)についても、昨年、エリア51道中に埋まっている謎のセンサーを掘り起こしたところ、「テロ容疑」でFBIやCIAに家宅捜査を受けるといった騒ぎになり、現在はほとぼりが冷めるまで、アリゾナ州へ移住しているということです。

- What’s the Joint Terrorism Task Force Doing in the Tiny Town of Rachel?

エリア51の宿場町レイチェルのエイリインオーナー、パットさんにこの件について聞いたところ、クラーク氏の家宅捜査はある日の朝、突然行われたということでした。普段は平穏なレイチェル(人口100人にも満たないところ)にFBIやらCIAが大挙して訪れるという前代未聞の事態になったため、レイチェルは「UFOの公式発表でも行われるのか」と、一時騒然となったそうです。

- エリア51視察帰りに車大破→生還したのでOK
- AREA51 : IS TRUTH OUT THERE?


【付記】今後の放送予定と視察予定について

X51.FILES放送予定(毎週水曜正午更新)

#3 「エリア51前編」(12/20)
#4 「エリア51後編」(12/27)
#5「エリア52 / スキンウォーカーの謎」(1/4 2007)
#6 「ジョン・ハチソンの物体浮遊実験」(1/11)

今週から年末にかけ、新たに別の視察ポイントに向かうため、以後の放送分に関しては、今後余力があれば、参考情報などを掲載したいと思います。最新情報などは Gyao > X51.FILES特集ページをチェックしてみてください。

また視察希望ポイントなどについても引き続きご意見を募集しているので、こちらからお寄せください。なおこれまでのところ、「南極のニンゲン」、「シャンバラ」などに関して、多数要望を頂いておりますが、いずれもなかなかの大物なので、検討を重ねたうえで、今後の視察ポイントの候補としたいと思っております(ほか情報などありましたら、是非教えてください)。他にもご希望などあったら、遠慮なくお寄せください。

また今回、メディアがGyaoということで、海外在住のため見られない、Macだから見られない、と言った要望も多く頂いております。この件についても、<大人の事情>があるため、現状では如何ともし難いところなのですが、今後何らかの形で見られるように、それとなくはたらきかけてみるつもりなので、しばしお待ちください。

それでは、ありがとうございました。

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