【wltx.com】米フロリダ州セント・ピーターズバーグに住む少女、ジェニファー・ミーさんのしゃっくりが止まらないとして、全米の注目を集めているとのこと。ジェニファーはこれまで述べ三週間以上に渡ってしゃっくりを続けている。幾度となく病院も訪れ、更にピーナッツ・バターをなめる、酢を一気飲みする、砂糖をなめる、息を止める、コーラを飲む、更には逆立ちといた様々な民間療法も試しているが、何ら効果は得られず、しゃっくりはまるで止まる気配がない。こうした彼女の症状は、一見すると笑い話のようにさえ見えるが、専門家によれば、それらは医学的に、また社会的に非常にシリアスな問題になりえるという。「彼女はもう一生このままなんじゃないかと、本当に心配なんです。」ジェニファーの妹、アシュレイは語る。
※現在の彼女の状況
ジェニファーのしゃっくりが始まったのは、三週間前、学校で化学の授業を受けていた最中だった。以来、彼女は毎分50回のペースでしゃっくりが続いているため、いまでは学校に行くことさえままならないのである。しかし現在、ジェニファーはその症状を恥ずかしく思う一方で、あえて家族らと共に、テレビ番組などに出演している。それは同じような症状を持ち、治癒した人の情報を求めるためである。
「本当に疲れるんです。朝、目が覚めても、そのまま眠りたくなります。とにかく、しゃっくりのせいでめちゃくちゃなんです。本当に今にも泣きだしそうなくらいなんです。」ジェニファーはしゃっくりをしながらそう語っている。
※現在、以下のサイトで、彼女のしゃっくりを治す方法を募集している。
- Southpinellas: Hiccups heard round the world
※追記:その後ミーさんのしゃっくりは五週間目にして何の前触れもなく終わった模様。喉と鼻に痛みはあるものの、気分はだいぶ良いという。しかし結局、なぜしゃっくりが五週間にも及び、そして止まったのか、原因は明らかではないとのこと。
- Girl's Five Weeks of Hiccups Finally End
【参考】68年間しゃっくりをし続けた男
これまで最も長期間に及び、しゃっくりをし続けた世界記録は、米国のチャールズ・オズボーン氏(Charles Osbourne /1893-1991)が保有する68年間というものである。アイオワで生まれたオズボーン氏は、29歳の時(1922年)、家畜の豚を屠殺している最中に突然しゃっくりが始まった。そして以後、68年間に渡ってそのしゃっくりは止まることを知らず、オズボーン氏は毎分平均40回(少ないときで20回)のペースでしゃっくりを続けた。
そして1990年6月5日、娘のメリッサが彼の為に祈ったところ、68年続いたそのしゃっくりは突然止まったという。オズボーン氏はそうした症状にも関わらず、日ごろは普通の生活を送り、2度の結婚と八人の子供をもうけている。しかししゃっくりが止まってから約一年後の1991年、潰瘍の合併症で死亡した。オズボーン氏はその68年間に及ぶしゃっくり生活の中で、通算4億3000万回のしゃっくりをしたと推定されている。
- BBC News | Guinness medical record breakers | Longest attack of hiccups
- Charles Osborne - Wikipedia, the free encyclopedia
【参考2】世界のしゃっくりの止め方 Multiculturalpedia
【関連】X51.ORG : 逆立ちしないと生きられない少女 中国
- X51.ORG : 大爆笑に苦しむ少年が手術で爆笑を止める