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UFOは異星人の乗り物に非ず英国防省が公式見解を発表

【BBC】この度、英国防省が数年に及ぶUFO現象の研究報告を公表し、UFOが異星人の乗り物である可能性は認められない、という公式見解を明らかにしたとのこと。今回の発表はこれまで英国防省で極秘扱いされていた機密文書「英国における未確認大気現象（Unidentified Aerial Phenomena in the UK ）」に基づくもので、英シェフィールド・ハラム大学教授デヴィッド・クラーク博士らの情報公開法による開示要求を受け、一般公開される運びとなった。全400ページに及ぶ同文書（研究者の名は保護目的で明らかにされていない）は英国で相次ぐ未確認飛行物体現象について、「（UFO等の）現象が、自然現象以外の、敵や何者かにコントロールされたものである証拠は認められなかった」と結論し、更に「上空で衝突事故を引き起こすような”物体”が存在する証拠は認められない」とまとめているという。

相次ぐUFO目撃事例については、「隕石やまだ余り研究されていない大気現象がそれら未確認大気現象の原因である可能性が考えられる。大気中、中間圏、電離層における電磁的現象がそれらの原因であるという仮説を支持する重要な証拠が存在する。それらは一種類以上の気象現象、または帯電現象によって引き起こされている可能性が高いが、観測されることが稀であるため、目撃者には奇異な印象を与える。」と結論している。

そしてまた”異星人との遭遇事例”については、”（異星人を）見たと主張する人々に、実際には見ていないと説得することは極めて難しい”とし、考え得る医学的仮説を次のように提示している。

「プラズマ現象によって発生する局所的磁場は人や車に悪影響を与える。この現象が人間の側頭葉に影響を与え、反応が生じることは、医学的に立証されている。そしてそれら現象が目撃者に鮮明な、しかし大部分は不正確な、体験として語られることになる。」

また未知の大気現象以外にも、UFOの原因としては航空機や閃光、奇妙な形をした気球、鳥の異常な群飛行などが上げられるという。しかし無論これら合理的解釈によって全ての未確認飛行物体、現象が説明されるわけではない。UFO研究者の中には政府はUFOについての情報を隠匿し続けていると推測するものもいる。それは政府にとって、コントロール出来ない存在は脅威たり得るからであるという。

英国防省が近年においてどれほどの頻度でこうした研究を行ったのかは定かではない。しかし国防省のスポークスマンによれば、今回のような徹底した研究は、今後しばらくは行われる見通しがないとして、次のように語っている。

「今回の研究、そして既に公表されている”空飛ぶ円盤研究班（Flying Saucer Working Party※１）”が共に示した結論は、いずれも、本物の未確認現象が存在することを示すのには、証拠不十分であるということです。それら証拠が提示されない限り、今後我々が更なる研究を行うことはおそらくありません。」

※１．1950年に行われた英国防省による公式なUFO研究報告（PDF）。2002年に情報公開法により一般公開された。このほかに公式研究として有名なものは米コロラド大学が行った「コンドンレポート（コンドン報告）」があげられるが、いずれも結論は今回の研究とほぼ同様である（NCAS presents the Condon Report on UFOs）。

【参考１】ITmedia News：UFO求め、米軍システムに侵入したハッカー

【参考２】たま出版 BBSより

投稿者：ニラサワ
今頃になってこんなことを言い出しています。ページ数が多いだけで、みんな信じてしまうんでしょうね。今週、カナダで大規模な情報公開イベントがありますので、それを牽制していると思われます。

(2)投稿者：ニラサワ
（･･･）紹介のニュースは、コラムで警告した「トリック暴露工作」で、大衆の意識を「あきれさせる」戦法の実行にほかなりません。
http://x51.org/x/06/04/0716.php
６月にはハワイで宇宙外交の大会が開かれるようですから、ますますこの類の撹乱工作が出てくるのではないかと思われます。

【参考３】未確認飛行物体の科学的研究―コンドン報告 (第1巻)
- 謎の発光体球電 / 人類はなぜUFOと遭遇するのか / UFOとポストモダン