【HindustanTimes】インドはウッタル・プラデシュに住むバーサアツ・ラル氏(35)が毎日泥を食べ続けているとのこと。ラル氏が泥を食べ始めたのは今から8年間のことである。以降、泥は彼の食生活に欠かせない必須アイテムとして、食事にまぶしたり、ライムと混ぜるなどして泥食を楽しみ、しかし多くの場合、泥のみを食べて生活しているという。
ラル氏は泥を食べ始める以前、健康に問題を抱えていた。しかし泥を食べ始めて以来、それが彼の身体を安定させ、活性化しているように感じたと語っている。彼の家族らはそんなラル氏の泥食を止めさせようとしたが、今ではもう諦めたという。
「いつものように農場で働いていて、突然、泥を食べたくなったんです。それで実際に泥を食べてすぐにピンと来たんですが、最初はちょっとだけ食べることで何とか我慢していました。しかしそれから食べる泥の量は徐々に増えて、今では一日2kg程の泥を食べるようになったんです。今や泥は私の身体に必須だと感じていますし、泥を食べると、自分がとてつもなく強くなるような感覚を覚えるんです。」
そう語るラル氏は現在、ズダ袋を手に毎日様々な場所を歩き回っては、朝食、昼食、晩飯の為の泥を集め続けている。そして多くの人々が優雅な紅茶のひとときを楽しむとき、彼は半キログラムほどの泥を囓るのである。
しかし最近では彼の"泥食いしん坊"ぶりが災いし、近隣住民からは迷惑がられることもしばしばであるという。ラル氏は日々、貪欲に"上物の"泥を探しては付近の農場を物色するため、農場主と口論になることもある。しかしまた、彼と親しい人々は、彼の泥食がもはや後戻り出来ないものであることを知り、むしろ進んで泥をプレゼントすることもある。
「政府に陳情して、彼に0.33エーカーほどの専用農地を与えてはどうかと思っているんです。そうすれば彼はそこで好きなだけ泥を掘って食べることが出来るでしょう。あるいは彼に専用のトロッコを用意して、毎日安定した量の泥を提供すれば、彼が我々の農場を歩き回って、泥を探すこともなくなると思うんです。」ラル氏に度々泥を食われているある農場主はそう語っている。
ラル氏によれば単なる泥にも様々な味があるという。彼が特に好きな泥は地元の池の側の泥であると語っている。
「最高の調理方法は、ちょっとだけ粉をかけて、ライム・ペーストと水を掛け合わせることですね。」
【参考】Geophagy - Eating Dirtより
アフリカにおいては、妊娠中、授乳期を迎えた女性が様々な栄養素への必要性から土食いを行うようになることが知られている。泥はしばし、専用の穴から掘り出されることもあるが、市場にて各種のミネラルを含む様々な泥が売られていることもある。
そうした市場で購入された泥は、腰に巻くベルト状の衣服の中に保存され、それを好きなときに水も飲まずに食べる。妊娠期におこる様々な栄養分に対する"渇望"症状は、土食症(ジオファジー/Geophagy)によって説明される(妊娠期には通常の20%以上の栄養が必要とされ、授乳期には50%以上の栄養素が必要とされる)。
アフリカにて接触される泥は様々な栄養分を含んでいる。それはリン、カリウム、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、鉄分などである。ジオファジーの習慣は、奴隷制と共にアフリカから米国へ伝播した。1942年、ミシシッピで行われた調査では次のような結果が示されている。
"少なくとも25%以上の小学生が土を食べる習慣を持つ。正式な調査ではないが、大人も泥を食べるという事が報告されている。それには以下のような、幾つかの理由が考えられる。「土が健康によい」、「土は妊娠期の女性を助ける」、「おいしい」、「レモンのような酸味がある」、「煙突の中で燻すと更においしくなる」、等々。"
ジョン・ハンター "Geophagy in Africa and in the United States: A Culture-Nutrition Hypothesis." Geographical Review April 1973: 170-195. (Page 192)
【関連】X51.ORG : 健康の秘訣は土食いにあり 中国
- X51.ORG : 何も食べず、何も飲まない人々 - 人は不食で生きられるか
人類は喰う為に進化した
と言っても過言ではないだろう
無節操に何でも喰うなぁ
見てて面白い生き物だ
とか思ってたけど
まさか地球まで食い始めてたとは
用心しよう
この人の食ってる泥って、うんこみたいなもんだぞ
だって農場の肥料ってうんこから出来てるんだろ?
そもそも土なんて、動物や虫のうんこや死骸、いろんな生物のいろんなものが入り混じってるんだよな
うんこはだめだけど、土なら食べます・・・っていうのはもはや通じないよな
つまり、この人はうんこも食えるだろう、多分