【SkyNews/BBC】針鼠のカルボナーラ、アナグマのサンドウィッチ ― これらはアーサー・ボイト氏が大好物とするレシピである。元公務員であるアーサー氏の生きがいは、車に轢かれた動物の死骸を拾って、調理して食べることだという。これまでアーサー氏が食べた動物はイタチ、キツネ、スズメ、キジ ― 或いはもっと一般的なものではハトや鹿 ― に及んでいる。「おかげさまで冷蔵庫はいつも一杯です(写真)。食べることには、何の躊躇いもありませんね。」アーサー氏がこれら変わった動物の味に目覚めたのは、今から約50年前のことである。ある時、双子の弟と共に田舎を放浪し、そこで動物を罠で捕まえて食べたことから始まった。しかしその後、アーサー氏の動物食への情熱は、それら生きた動物だけに決して限定されることはなかった。
「昔はよく、110マイル離れた妹の家まで自転車で旅行したんですが、妹の家に着く頃には、私のカバンはキジと野兎で一杯になってるんですね。妹も私が来ると知るや否や、冷蔵庫を空けて待っていたそうです。」
こうして徐々に、野生動物の補食に目覚めたアーサー氏は、いずれは狩猟場の管理者となって生活することを考えていたという。しかし狩猟を繰り返しているうち、彼はその残酷さに厭気がさし、心変わりしたと語る。
「あるとき、狩猟場の屠殺場で15匹のフクロウが首を絞めらて吊し上げられているのを見たんですが、それを見た途端、狩猟の残酷さに厭気がさしたんです。」
アーサー氏の妻、スーさんは決して彼とそれら動物を共に食べることはないものの、夫の姿勢には賛同している。それは自然な、また環境にも優しい動物の死体処理方法であると認めているのである。またアーサー氏は時に、絶滅危険種さえ食べることもある。しかし、それは既に道路で死亡したものであり、それを拾って食べること自体に違法性はないのである(写真はコウモリとカワウソ)。
今では、アーサー氏は動物の死骸を見つけるなりすぐにその死骸から動物を判別することが出来るという。また食べる時には、拾ってきた動物の死肉を長い時間をかけて高温で調理し、決して中毒を起こさないよう配慮する。そのお陰で彼はこれまで一度も食中毒を起こしたことはないという。「もう長年、私は道路で死んだ動物と、自分で栽培した野菜だけを食べて暮らしてます。あとはおいしいワインも必要ですかね。」
しかしこうした(一般に非食用とされる)動物の肉を食べることは、英国においては特に忌み嫌われている。例えば数年前、スーパーマーケットでダチョウ肉がチキンと共に売られたこともあるが、全く売れなかったという。また英国では食べられない生物も、国をまたげば一般的な食べ物であることは多い。例えばカエルや、カタツムリなどがそうである。また例えばアジアにおいては、犬は時に非常に贅沢な料理となって、食卓に並ぶ。これら一般的西洋人には理解しがたい食習慣も、アーサー氏はその美味を認めている。
「犬も食べたことがありますが、あれは本当においしいです。仔羊に似た味ですね。」
また現在、アーサー氏は単に死骸の捕食に留まらず、それら生物の骨を収集し、標本作りにも情熱を注いでいるとのこと。
【参考1】ゲテモノ食材.COM | 食中毒への道 > ゲテモノ | ざざむし
【参考2】Flickr: Photos tagged with roadkill:車に轢かれた動物色々
【参考3】「ゲテ食」大全 | 虫の味 | 虫を食べる文化誌
- 美味求真 ― 味と料理の原典 | 食虫少女2 ゴキブリを喰う女 | 悪食大全より
パリ攻囲の間、人々はネズミや猫や犬や馬を食べて糊口をしのいだ。市役所前広場では、商人たちが鼠一匹十ないし十二スー、馬肉一キロ五十サンチームで売り、猫や犬の肉を売る店の前には行列が出来た。犬肉を賞味した記者も複数いて、たとえば「攻囲通信」には犬肉をほめる記事が載った。"きちんと皮を剥いて、うまく調味し、ふつうのソースで味付けすれば犬肉はおいしい食肉である。色もピンクで綺麗だし、ちっとも固くなくて美味だと言える。"(・・・)飢えた市民が断腸の思いで、愛玩していたインコやカナリアや金魚やリス、犬や猫を食べようと決意する一方で、動物園の動物たちも食べられる羽目になった。
ピニョンの店ではカンガルー、ディノショーの店ではトナカイを出したし、アルセーヌ・ウーセーは友人を招いてジャガーを賞味する会を開いたりした。イタリア人大通りのあるレストランでは縞馬のヒレ肉がメニューに載った。
【関連】X51.ENEMA: 生きたままの猿の脳を食べる
- X51.ENEMA: 犬の乾物
- X51.ENEMA : EDIBLE
- X51.ORG : 道路で轢かれたカバに住民が殺到、死体を巡って大乱闘に ケニア
- X51.ORG : カニバリズム - 人間は如何にして人間を食べてきたか
死体処理するはずの行政の手間も省けていいだろ。
何日も放置されるわけもないことを考えたら、
夏さえ避ければ新鮮な肉であることの方が多いだろうしさ。
でも、賛同する女房はすごいな。
拾い食いをしちゃいけないって母さん、あれほど言ったでしょ!!
・・・えーと、
米オレゴン州海岸に打ち上げられた謎の死骸も食べてみてください。
>>17
思った。
でもまぁもしこんなにゴロゴロ落ちてるんなら
別に食べてもイイかと。食中毒には注意してるみたいだし
食費かかんないしいろんな味が食べれてそうでイイネ。
そもそもネタは海外から拾ってきてるんだから、同種のサイトと全くかぶらないってのは無理だろ。
せこい追求する暇があるなら、お前がネタを探してきてやったらどうだ?
そういえば、轢かれた直後の狸を調理しようかと言った事がある。
でも皮を剥いだりするの面倒くさいからなぁ…。
実行してるお爺さんはすごいわ。
タイトルだけ見て、てっきり腐りかけの死体を道端で貪り食うリビングデッド親父だと思ったが、本文はそれほど猟奇でもないな。
負傷で死んだことが明らかな動物なら自分もやりかねないと思うが
病死の恐れがある肉だとさすがに食う気0だなあ。
病死でも加熱すれば大丈夫なんかな?
人肉ってブタの味がするらしいよ。
特に手の親指の下(名前忘れた)がうめぇw
喰ったことないけどな。噂で聞いただけ(笑笑笑笑笑笑笑
>また英国では食べられない生物も、国をまたげば一般的な食べ物であることは多い。例えばカエルや、カタツムリなどがそうである。また例えばアジアにおいては、犬は時に非常に贅沢な料理となって、食卓に並ぶ。これら一般的西洋人には理解しがたい食習慣も、アーサー氏はその美味を認めている。
カエル・カタツムリ→フランス人が食べてるからOK
犬→西洋人には理解しがたい
ってのが・・・。記事とは関係ないけどさ
奥さんの意見に賛成。…まあそうだよな、なんて思っちゃう。
あとは病気にさえ気を付けていただければ。
だってこのおじさん、愛嬌あってなんか好き。
ただし、人間以外の生き物だけに止めておいて下さいね。。
車に轢かれた動物の肉って美味しいのだろうか
タイヤのゴムの臭いとアスファルトの臭いがしてそうで
不味そうだ(lll・ω・`)
友達も食ってた。
動物に寄生しているノミとかダニは宿主が死ぬと
すぐに次の宿主を探すため側に来た人間に
一斉に飛び掛るそうだ。
友達いわく食べるのは良いが死体を運ぶのが手間だそうだ。
車と家と自分がノミだらけになったそうだ。
道端に死んで転がってたら食うのか…
たとえば、鳥インフルエンザで落ちてても食う。
(まぁ熱処理すれば大丈夫か。)
狂牛病にかかってても食う。
プリオンは、熱では完全には処理できないが…
まぁ、その前に死にそうだな。
そのうち靴とか、バックとかも食べそうだな…