【BBC】イギリスのゴルフ場で飼われていた犬がある日突然吐血、獣医が調べたところ犬はコースに落ちていたゴルフボールを食べまくっており、この度、医師によって胃から28個のゴルフボールが摘出されたとのこと。同ゴルフ場のバーで働いている犬の飼い主マイク・ウォードロップ氏によれば、リビー(犬・メス・18ヶ月)はそれまでもしばしばゴルフ場をうろついては、ゴルフボールをくわえて帰ってくることがあったものの、まさか飲み込んでいるとは思いもよらなかったと話している。「リビーは毎日、コースをうろついては5個くらいボールをくわえて帰ってきたんだ。どうもボールが口の中に入ってる感触がお気に入りのようでね。毎日いくつか口に含んで僕の元に帰ってくるからその姿がおかしくてね。だけど、まさかボールをがつがつ食べてたなんて思いもしなかったよ。」マイク氏は語った。しかしマイク氏は徐々にリビーの異変に気づくことになる。リビーがある日から余り餌を食べなくなってしまったのである。
そしてある日突然リビーが吐血したため、マイク氏の妻ジュリーさんが慌てて獣医の元にリビーを連れて行くと、獣医はX線検査にかけるまでもなく、リビーの胃の中でゴルフボールが転がっていることを指摘したのだ。
「妻が病院から帰ってくるなりリビーの腹の中に28個ものゴルフボールがあったの、なんて言うんだけど、最初は全く信じられなかったね。でも獣医はX線検査にかけるまでもなく、ゴルフボールが腹の中でゴロゴロ転がってるって言ったんだ。それで獣医達は開腹する前にいくつボールが出てくるか、賭けをしたらしいんだよ。一番多く予想した奴でも11個だったから、28個出てきたときは皆、愕然としたらしいね。とにかく、全く信じられなかったよ。何だそりゃ、としか言いようがなかったね。」
その後リビーは背中に30針、2時間半に及ぶ手術を受け、ゴルフボール全てを摘出。胃から取り出されたゴルフボールは全部で凡そ2.7kgの重さであったという。
またマイク氏によれば、手術費用は凡そ11万円かかったものの、現在はすっかり回復し、以前にもまして元気になったと話している。
「彼女の胃から取り出したボールは全部記念に持っておくことにしたよ。胃酸で溶かされてかなり茶色くなってるけどね。友達に見せようと思って全部持っておくことにしたんだ。」マイク氏は語った。
【参考】月刊「狩猟界」誌連載やさしいペットの精神科 「異食」癖の行動変容より
犬は人間が手にするものは、どんな物でも興味があるようです。私達が興味をもつと手にとって見定めるように、犬は臭いを嗅ぎ、舐め、齧りくわえて「品定め」をするようです。そして、おおいに興味がもてるものか、たいして興味のもてるものではないかと判断がつかないうちに取り上げてしまうと「取り逃がした獲物」のように、異常な未練と執着をいだき続けます。また人間の子供とまったく同じように、十分に手を掛けてもらっていない犬は、叱られることでも相手にしてもらえることを望んで口にくわえます。異物を口にくわえたり口の中に含むと飼い主が血相を変えて取り上げようとするので、相手にしてほしいと異物をくわえ、飲み込むと車に乗せて病院へ連れて行ってくれるのですから、飲み込むことが「寂しさ解消」の前兆と学ぶのでしょう。
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