【abcnet】この度行われた調査で、トリノの聖骸布(写真)がこれまで目されていた時代よりも、遥か古い時代に作られたものであることが明らかになった。トリノの聖骸布とは、キリストの死後、その亡骸を包んでいたと言われる聖遺物のひとつである。1988年、オックスフォード、チューリッヒ、アリゾナのツーソンが合同で行った調査では、C14炭素測定法による検査が行われ、結果、聖骸布が作られた年代は1260年代から1390年代の、中世に捏造されたものであると結論された。しかし、今回の調査結果を伝えたThermochimicaActa誌によれば、聖骸布は中世のものではなく、これまでの推測を遥かに上回る今から凡そ3000年~1300年前に作られたものであることが明らかになったという。
米ロス・アラモス研究所の科学者、英国聖骸布調査団体(STURP)のメンバーでもあるレイモンド・ロジャー氏は1998年に行われた調査の不備を以下のように指摘している(氏は1978年に、聖骸布を調査している)。
「考えられないことですが、1988年に聖骸布から調査用サンプルとして切り取られた布片は、もともとオリジナルの年代より後に修復縫合されていた部分だったんです。もっとも、布片は確かにオリジナルと見分けがつかないものでした。糸はオリジナルの糸に似せられ、色もオリジナルのものにそっくりに似せられていたんです。」
ロジャー氏が指摘するとおり、これまで幾度かに渡って聖骸布の再縫合が行われたことは事実である。1357年、聖骸布が初めて歴史の表舞台に現れて以来、聖骸布は幾たびもの火災に見舞われ、その都度修復作業が行われている。火災によって焼失した部分は、その都度修道院の尼僧によって新しい布(オランダ布)で修繕されてきたのである。
そしてロジャー氏はそうした実験の不備を実証するため、微量分析を用いて当時の分析に使われたサンプル布片と今回新たに用意された布片を比較したという。
「1978年に行われた聖骸布調査の一環として、聖骸布から32枚の粘着テープによるサンプルを採取しました。その中には当時炭素測定で使われたオランダ布から採取されたサンプルも含まれています。そしてそれらを微量分析した結果、前回の炭素測定時に用いられた部分からのみ、それ以外の部分と全く異なった成分が検出されたんです。それだけでなく、炭素測定の時の布片はオリジナルのものに似せるために染色されていたことが分かりました。そしてその染色技術は1290年、マムルーク朝と十字軍が戦った頃のものだったんです。即ち、この部分に関して言えば、1290年以前のものであるとは考えられず、1988年の炭素測定結果は正しかったと言えるでしょう。しかし、聖骸布そのものはそれより遥かに古いものであるといえます。」
今回の結果を導き出した微量分析は、極めて微量の試料を用いて行う検査方法である。そして調査の結果、オランダ布(前回の炭素測定で用いられた部分)からはバニリン(バニラ香料成分)が検出されたが、その他の部分からはそうした成分は一切検出されなかったという。バニリンとは植物に含有されるグリニンの熱分解によって得られる物質で、主に麻などに含まれるが、経年的にその含有量は減衰し、最終的には消滅することが明らかになっている。その為、例えば中世の布からバニリンを検出することは可能である一方、例えば有名な「死海文書」のように、遥かそれ以前のものからは決して検出されることはないのである。そしてロジャー氏は今回、このバニリンの欠如から聖骸布を1300年から3000年前のものであると結論したという。
今回の報告を受け、米国の聖骸布研究学会長トム・ムハラ氏は次のように述べている。「決定的な発見です。1988年の実験から得られた結果より遥かに古いものであることが明らかになったわけです。」
聖骸布が「キリストの亡骸を包んだ布」として知られるようになったのは、1898年の出来事に端を発する。その年、聖骸布を写真撮影したセコンド・ピア氏のネガから布に刷り込まれた男性の姿が発見され、その特徴は、聖書に伝えられるキリストの姿と不気味なほど一致していたのである。そして1988年にはその真偽を巡って大規模な調査が行われたが、炭素測定法を用いて検査された結果、聖骸布は1290年から1390年の間に作られたものであることが確認され、また発表を受けたバチカンはキリストの亡骸を包んだものではないとしてその結果を公認した。しかしその後、聖骸布研究者らの間からは検査方法の実質的不備が指摘され続け、今回の再検査に至ったのである。
聖骸布の歴史は謎に包まれている。1357年、フランスでその存在が初めて明らかになって以来、1532年、そして1997年に起きた原因不明のトリノ大聖堂の火災を含め、幾度にも渡る火災に巻き込まれている。現在では、聖骸布は銀製の棺の中で厳重に保管され、20世紀には5回に渡って一般公開されたが、前回の2000年公開時には、聖骸布を一目見ようと300万人のものがトリノ大聖堂を訪れている。次回、聖骸布が一般公開されるのは、2025年であると言われている。
キリストの遺体の一部でも発見されて、DNA鑑定されれば
本物と認定できるはず。そこまで解らなくとも張り付けた
十字架が見つかればコレが本物かどうかもハッキリするかと。
「聖書に伝えられるキリストの姿と不気味なほど一致していたのである」って笑えるな
聖書にはキリストの容姿なんて記述してねーよ。
聖書読んだことあるのかな?キリストは30歳まで大工だったんだからみんながイメージしてるようなひ弱な感じではないと思われるがな。
てかさあ、今回の調査方法といいC14炭素測定法といい、
必ずしも時間に比例して物質が減少するものかな?
途中で偶然C14炭素が減少する現象が起きたりとかしないの?
>10
それはないです。
ないというか、あったとしても誤差の範囲内で解決できるということ。なので、逆に言うと誤差があるから何年何日何時間何分前、というような特定はできませんよ、ってことですね。
地学的スケールと呼んでかたしてます僕は(地学って何億年前とか何億光年とかざらですからね)
「血の涙」を流すマリア像ならぬ
キリスト像を包んでも出来上がりそうな気が・・・。
「どうすると出来上がるか」を考えると、どうにでも作れそうじゃないか?
奇跡が起こるとか「聖遺物」としての資質を調査した方が
真贋がどうかよりも「本物」を名乗るのに相応しいかはっきりする
と思うんだけどねえ。
1300年から3000年ってのはアバウトだね。
仮に1300年前だったらアウトだし、3000年前だと誰?って感じでしょ。
仏教徒の俺には関係ないね。
実際のイエス・キリストは、大飯喰の大男で、不潔極まりないカッコウをしていたということです。
大男云々は大工だったということで十分頷けるかと思います。
服装に関してはいわゆるバプテスマのヨハネの教団の流れを組んでいたようです。
ヨハネ自身が当時の異端新興宗教でしたからね。
イエスを偶像化し過ぎている聖書には、こういう事は書いてないはずです。
聖書ではなく、当時の様々な資料、ということでしょう。
Real Face Of Jesus
[ >> LINK ]
似てないね。
新約聖書の記述(ヨハネによる福音書第18章)で
わざわざ自分がナザレのイエスだと答えたのは、
その当時のその地域でのごく普通の顔だったからだってさ。
聖骸布なんて偽物だろ
その証拠に
>また表を受けたバチカンはキリストの亡骸を包んだものではないとしてその結果を公認した。
この通り今でも天動説を教義に入れてるキリスト教の総本山があっさり公認してるじゃないか。
>22
C14は半減期が5700年と短いからできるよ
何億年前とか、そういうの調べるのはU-Pb法かK-Ar法でやる
このへんは高校の地学の範囲で、センター試験なんかによく出る
C14があてにならないのは最近では共通の認識でしょ。
なんだっけ、火山質の地帯とか、爆発があった場合とか
環境に強く影響を受けちゃうんだよな。
信じる事が大事なんだと思う。
例え偽物であっても、これを本物と信じた者達の信仰心に偽りはない。
って事にしといて、これぐらいにしとこーよ
科学技術の無駄遣い
>>31
ホントそのとおり。
いろんな鑑定法持ち出したって、14の言うとおり、この布が何してくれるわけだろう。単なるボロ布でしょ。
>>32
その理屈でいうと、奈良の大仏も京都の古寺も正倉院の秘宝も全部焼き捨てOK、ルーブル美術館やら大英博物館なんて単なるゴミ収集所だね。
別に歴史的なものにロマンを感じるて真贋を探求することは、間違ったことじゃないと思うんだけど。
>29
でもまぁ火山とか爆発の影響は受けてないだろ、聖骸布
しかし聖骸布がホンモノでもニセモノでも、
オレはキリスト教なぞ信じてないしどうでもいいな・・・
ちなみにこの布には血痕が付いていて、血液型は当時のユダヤ人(セム系)に多いものだったそうだ。(今のユダヤ人は白人系アシュケナジー)
全部は復元できないけど部分的にDNAを復元する計画もあって「神のDNA」と呼ばれている。それには法王庁が反対してるらしいけど。
ルーツが同じアダムとキリストは似てて当然という所から今のキリスト像が出来たんじゃないのか。
あと、栄養状態から考えると大工=マッスルというのは安直すぎる。
現代の大工がいい体してるのはあくまでいいもん食ってから
体動かしてるわけなんだから。
スレンダーで長髪+ヒゲってのは確定だと思う。
あとは男前か否かって部分だが、このへんはもう、多分に希望的観測が混じらざるをえないだろう。
>>40
血を吸った蚊が琥珀の中で化石になってれば
キリストパークを作る事も可能かもしれない。
いや作ってみたら案外楽しいかも。
聖骸布、ロンギヌスの槍、聖杯を調べるのはたしかに価値ある事だと思う。宗教は人類の歴史、文化でもあるからな。
でも、そればっかり追い求めてもなあ…神様を尊ぶのならば、もっと大事な事があるんじゃないか?
>>40
いや、キリストの骨でも見付かればあるいわ。
まぁそれがキリストの骨と証明する手段は無いわけだが。
髪の毛でも可。
>>40
バクテリアの作用によって繊維質が結晶化してる。
その中に血液が閉じ込められているっぽいので、
DNAが残っている可能性はけっこうある。
>>50
そういう事が有るのなら否定はしないが、氷河で見つかったアイスマン並の保存状態で無いとDNAが発見できる可能性はほぼ無い。
48みたいに髪の毛、骨、歯があってもDNAが破壊されずに残っては居ないと思う。
ちなみに一番保存能力が高いのは歯髄だとか。
このネガが出来るのは、当時の埋葬のお供であった没薬と乳香のせい、という結果もあるねえ。死体に没薬と乳香を使って3日くらい放置しておくと、これとほとんど同じ画像がとれるらしい。ただし、それ以上放置しておいても消えてしまうとか。
<没薬>
別名、ミルラともいわれ、アラビア半島、エチオピア、ソマリアにかけて産する。カンラン科没薬樹と同属植物の樹皮に傷をつけて採集した樹液が凝固したもので、色は黒色である。古代エジプトでは死体を保存するため内臓を取り除き、没薬を防腐の目的で詰め込み、乾燥してミイラを作った。ミイラはミルラを語源とする。
<乳香>
アラビア半島からトルコに多く産し、カンラン科乳香樹と同属植物の樹皮に傷をつけて採集した樹液が凝固したもので、春及び夏に収集する。色は黄白色でソマリア産が上質とされている。別名、薫陸香(くんろくこう)、オリバナムともいわれ、紅海沿岸、アラビア半島からトルコに多く産し、カンラン科乳香樹と同属植物の樹皮に傷をつけて採集した樹液が凝固したもので、春及び夏に収集する。没薬との併用による相乗効果があり、うっ血を改善し止血、筋肉の鎮痛、抗菌、縫合作用、生理不順及び生理痛を改善する働きがあります。
・・・つまりミイラの材料だ。聖骸布のネガが没薬と乳香で撮れたとすると、布で包んでいたイエズスのミイラもどっかにあるかもよ。イエズスのミイラの話は聖書に反するからバチカンはしないと思うけど、没薬と乳香を使ったならミイラを造ったはずだ。
古代イスラエル人と血統的につながりをもつのは、アブラハムのときにわかれたパレスチナ人であり、当然ながら彼らは白人ではない。さらに旧約聖書にさかのぼると、人類の始祖アダムとイブ(エバ)の子孫にノアが出る。ノアの3人の息子のセム、ハム、ヤペテは、セム=黄色人、ハム=黒人、ヤペテ=白人の祖先になったとされている。それぞれ違う資質を受け継いでいたからに他ならない。最も重要なのは、アブラハム(後に子孫にイスラムを信仰するアラブ民族が出る)、ダビデ、ソロモン、イザヤ、さらに、イエス・キリストを含む全てのヘブライ人はノアの3人の息子の中の「セム」の子孫という点だ。当然ながら、ヤコブも「セム」の直系であり、イスラエルの十二士族全ても「セム」の子孫、すなわちアジア系民族ということなのだ。
x51のコメント欄って、文章見ただけで池沼っぷりが分かる奴が多いな。
素人が想像の範疇で否定材料として持ち出している意見なんて、
とっくに研究者が考え付いて、それも踏まえて調査してるっつーの。
>>65
禿同。
まあこいつらにまともな判断力を期待しちゃいけない。
結局はこいつらは与えられた知識で勝手に常識非常識をほざいてるだけだから。
聖骸布が本物だという事が分かったら、今度はそっち側にヌケヌケと移るような発言の責任ゼロのお馬鹿さん達だからしょうがないよ。
>>46
おもろい。
キリストがわらわら。怖
>>43
>でもまぁ火山とか爆発の影響は受けてないだろ、聖骸布
でも『幾たびもの火災』には遭ってる^^;
布がいつ年代の物にしろ、それがキリストだとは誰も断定
できない。
布が新しい→『偽物』となっても
布が古い→『本物』とはならないもんね。
永遠の謎。。
布が
3000年~1300年前に作られたものであることが明らかになったという。
だけであって、顔の模様が何時ついたのかを確定してることは何もないですね。
贋作でも巧妙なものは当時作られたものを使用すたりしてますから、
それにキリスト物や聖書物の科学調査サンプル採取の時には、
いつも干渉があり、
意にそぐわない結果が出た場合はいつもなんくせつけてきますから。
信者繋ぎ止めるのに必死だなw