【NDTV】インドはカルカッタに住む老夫婦がここ2週間の間、得たいの知れない”声”につきまとわれる奇怪な現象に遭遇、警察に相談するも原因が分からず頭を悩ませている。老夫婦の話によれば、彼らを悩ませている”声”はどこからともなく突如として聞こえる男性の声であるという。隣人らはすでに、間違いなく幽霊の仕業であると噂しているが、現在、警察は超常現象である可能性はひとまず棚上げし、最新の調査機器を用いた科学的な調査に乗り出した。事の発端は今年11月28日、妻のナミタ・ダスガプタさんがキッチンで昼食を作っている最中に、突然どこからともなく「おい、ばあさん」とナミタさんに話しかける男性の声を確認。それからというもの、声は毎日3、4回は聞こえるようになり、老夫婦の苦悩の日々は始まったのである。
そして先週土曜、老夫婦はついに警察へ届け出た。「どこに行っても、誰かが後ろから呼んでいるような気がするの。それで後ろを振り返るんだけど、そうすると今度はまた逆に私の後ろから声が聞こえるのよ。もう訳が分からない。本当にどうしたらいいのか分からないわ、、。」ナミタさんは語った。
「朝、目が覚めるとすごく不安になるよ。実際今日の朝だって僕が外に出た途端”声”が言うんだ。”おい、ばあさん、お前は今どこだ?”ってね。でも不思議なことに”声”はいつも彼女だけを呼ぶんだ。今まで僕の事を呼んだことはないんだ。」夫のビマレンドゥさんも語った。
また夫妻の話では”声”はあたかも家の中で起こっていることを全て知り尽くしているように - 彼らが何を食べ、挙句は遊びにきた隣人の名前まで - 彼らに向かってどこからともなく喋り続けるという。
これまで確かに、幽霊が家に取り憑いたという超常現象的なケースは世界中に存在している。しかし、現在警察と共同して事件の解明にあたる最新機材を用いる調査グループは、今回の事件をウェブカムを用いた最先端の犯罪なのではないかとして調査を進めているという。
「ウェブカムを使えば何が起こっているか一目で分かるはずです。現在では実際に無線の小型カメラがありますしね。」調査グループのロイ氏は語った。
また現在警察は事件をウェブカムを使った悪戯だと仮定した上で、犯人の動機を探っている。現在までの調査ではおそらく犯人は”声”を用いて老夫婦を恐怖に陥れ、最終的には夫妻にその家を安く売り払わせる為の新手の不動産取引絡みの嫌がらせなのではないかと推測しているが、真相はいまだ明らかではない。
【参考】GHOST VOICE : 幽霊の声を集めたサイト | 「怪奇音」混入CDリスト