【BBC】ここ数年、英国にて奇怪な現象が相次いで発生している。それは「空から魚が雨のように降る」というおとぎ話のような現象である。しかし事実、これらの現象はここ最近急増しており、先週水曜にも、ポーイスはナイトンの村において空から生きた魚が雨のように降るという事件が報告された。このにわかには信じ難い出来事は、あたかも聖書に記された伝説的逸話のようですらある。しかし、現在この現象を研究する英気象庁の研究によれば、魚やあるいは他の物体が空から雨のように降るというこの一連の現象は、、決して奇跡と呼ぶべきほど珍しいものではなく、これまでにも一定の頻度で報告されている一般的な現象であるという。
またこうした現象はこれまで様々な映画などにも取り上げられているが、例えば、映画マグノリア(ポール・アンダーソン監督・1999年)ではクライマックスのシーンにおいて空からカエルが降りそそぐという現象が発生している。
「マグノリアの現象はやや行き過ぎですね。しかし実際のところ、魚は、雨のように降ってくるものの中では最も一般的な生物です。またマグノリアのようにカエルが空から降るという現象も確かに知られています。他にはトマト、更には石炭なんかが空から降って来たこともありますね。」気象庁のスポークスマンは語った。
ではこうした現象は一体いかにして起こるのだろうか?この現象のメカニズムは至極シンプルである。まずある地域で例えば雷雨のような強い風が発生し、小さな旋風や小さな竜巻が発生する。そしてそれらの旋風が水上を移動した場合、軌道上にある様々なもの - 例えば魚やカエル - を上空に巻き上げたままそれらは風に乗って数マイルを移動するのである。
そしてカエルや魚を巻き込んだ雲が雨となるとき、それらの生物や物が一斉に地面に落ち、結果、カエルや魚の雨が発生するという。
またこうした現象は英国だけに留まらず、世界中、様々な時代において記録されている。例えば紀元1世紀、古代ローマのプリニウスも魚とカエルが降って来た現象を記述している。
更に最近では、ある米国の科学者はこうした現象が出エジプト記におけるカエルの氾濫という故事の起源になったのではないかと推測しており、またそれぞれ他の災害も様々な自然現象に由来するのではないかという研究を行っているのである。
【Weird, Weird Rain / Fafrotskies 】以下はこれまでに報告されている主なケースである。
- 1873年、米ミズーリ州カンザスシティが嵐の間、カエルによって埋め尽くされた。
- 1901年7月米ミネソタ州ミネアポリスにて、カエルとヒキガエルによって町の一角が覆われた。ニュースは以下のように伝えている。「嵐が最高潮に達したとき、その一角は空から落ちてきたと思しき膨大な緑色の生き物によって埋めつくされ、続いて普通の雨ともヒョウとも違う、パタパタという音が鳴り響いた。やがて嵐が勢いを弱めるなり、外に出た人々が見たのは、4ブロック以上のエリア一帯が、様々な種類のカエル達によって埋め尽くされるというものだった。カエル達は重なり合い、その深さは厚さ8cmにも及ぶほどで、そのエリアを歩く事はもはや不可能であった。」(写真は合成)
- 1981年5月のある朝、ギリシャ南部の都市ナフリオンにてカエルの雨が降るという出来事があった。カエルはそれぞれ60〜80g程度の小さなもので、カエルは木に当たって道路に落ちた。ギリシアの気象学会によれば、カエルはおそらく強風によって運ばれたものであり、カエルは北アフリカ産のものであると鑑定された。
- 1995年、英国はシェフィールドにて、ネリー・ストロー氏とその家族がスコットランドに向けてドライブ中、激しい嵐にあった。嵐の最中、彼らの車は激しい雨だけでなく、数百匹ものカエルが彼らの車を直撃したという。
- インドの小村にて、10人程の村人が重さ4.5kgほどもある魚が空から飛来、彼らを直撃した後地面に落下したという出来事を報告している。このケースは他の事件で降る物体が比較的小さな生物であるのに対し、異常な大きさである。
- 1861年2月、シンガポールの多くの地域にて魚の雨が降るという現象が報告された。一連の出来事は大きな地震の後に発生しているが、それらの相関性は定かではない。
- 1948年、英国はボーンマスにてゴルフ場にニシンの雨が降った。
- 1966年、オーストラリアはシドニー北部にてレオナルド・ボーン神父が雨の中を走っていると巨大な魚が空から飛来し、彼の肩に着地。魚はすべって神父の胸の方に落ちて来たところ神父は見事にキャッチ。しかし、魚は激しく暴れて地面に落下し、そのまま浸水の激しい道路を泳いで消えてしまった。
- 1989年、オーストラリアはイプスウィッチのある民家の芝生が凡そ800匹ものサーディン(イワシの類)で覆われた。魚は小雨の最中に空から降って来た。
- 1956年、米アラバマ州チラチーにてある夫婦が晴天の中、空に現われた小さな暗雲を眺めていた。そして雲が丁度彼らの頭上に来た時、雲はその中身を一斉に放出した。空から落ちて来たのは雨、ナマズ、バス、ブリーム(淡水魚)だった。それらの魚は全てまだ生きており、また魚を放出した雲はその後白い普通の雲に変わり、やがて消えた。
- 写真は1984年、英国はロンドン、イーストハムに降り注いだ魚のもの。一体どこから来た魚なのかは謎である。
- 1968年8月27日、ブラジルはカカパヴァとサンホゼカンポスにまたがる1kmのエリアにて、凡そ5分間に渡って、空から血と生肉が降り注いだ。
- 1890年、イタリアはカラブリア、メシナディにて真っ赤な血の雨が降った。血はおそらく烈風によって体を引き裂かれた鳥のものであると推測されたが、事件当時、そうした風は発生していなかった。また血以外に鳥の遺骸や体のパーツなどが降る事もなかった。
- 1869年、米カリフォルニア州はロス・ニエトス郡区のJ.ハドソンの所有する農場にて三分間に渡って猛烈な血と肉、髪の毛の雨が降った。それらは数エーカーに渡って土地を覆い尽くしたが、髪の毛の一部は6cmの長さであったという。またその日は晴天で雲はなかった。
- 1841年8月、米テネシー州レバノンのタバコ農園にて血、そして筋肉と脂肪が空から降った。雨の直撃を受けた農園労働者の話では、最初、突然大きな音が聞こえたかと思うと、突然血の固まりが空から落下するのを目撃、「それは上空にあった赤い雲から落ちてきたようだった」と語っている。
科学者は事件を分析しておそらく異常発生した風が原因であると推測したが、一体いかにして風が石だけを集めたのか、また特定の人物のまわりだけに石が飛来した理由は明らかではないとしている。( 参考:X51.ORG : 石が女性を追いかける 南アフリカ )
- 氷の固まりが地上に落下するという事件はこれまでいくつか報告されていたが、これらはそれまで、いずれも飛行機の防氷装置やトイレからの物体が落ちて来たものであると言われて来た。
しかし近年ジェームズ・マクドナルド博士が行った研究によれば、1950年代に確認された空から落下した氷塊の事例30件のうち、2件のみが航空機からのものである事が明らかになったという。
こうした氷塊が空から落下するという事例は他にも多数報告されており、うちいくつかは航空機が開発される以前にも報告されている。またそれらの事例のいくつかには、とても航空機で運ぶのが不可能なほど大きい氷塊が落下したケースも含まれているのである。
例えば、1802年にはハンガリーにて長さ5.5mほどもある氷塊が落下してきたという事例や、1989年、ユーゴスラヴィアのベオグラードにて重さ70kgもの青緑色の氷塊が落下してきたという事例もも存在している。
また1989年4月25日にはアメリカにてバレーボール程の大きさの氷塊が民家の屋根を貫くという事件も発生している。氷塊は白濁色で、かすかに硫黄のような匂いを放っていたという。またこのように硫黄の匂いをもつ氷は他にもいくつかの事例で報告されているという。
- 1881年、イングランドはウスターにて、重さ何トン分にも及ぶヤドカリとタマキビ貝が空から落下してきた。
- 1996年11月、タスマニアにて、激しい雷雨から一夜明けた朝、住民らは外一面が半透明なゼリー状の物体によって覆われていることに気がついた。物体はおそらく何らかの魚の卵か、あるいはクラゲの幼体であったと言われている。
- フォークランド諸島沖合で流し釣りをしていた漁師の頭を空から飛来した冷凍のイカが直撃、気絶するという事故があった。
- 2001年7月、インドはケララにて、赤い雨が降った。当初それは隕石の類いだと分析されたが、後にそれは色がついた雨であることが発覚した。また後の調査で水はたくさんの菌類の胞子を含み、それが赤い雨の原因であることが明らかになったが、それら赤い胞子が一体どこからきたものであるのかは未だ明らかではない。
- 1982年から1986年において米コロラドはエヴァンスにて、トウモロコシの粒が雨のように降るという現象がたびたび報告された。同地域に住むゲイリー・ブライアン氏によれば、その地域にはトウモロコシ畑はなく、その地域のものとは考えづらいと話している。
- 2001年8月、米カンザス州ウィチタにおいてはトウモロコシの皮が雨のように降るという現象が報告された。事件を伝えたニュースは「ものすごい量の乾燥したトウモロコシの皮がウィチタ東部の一角を襲った。皮は凡そ20cmから30cmであった。」と伝えている。
- 1877年、米ノースカロライナのJ.L.スミス氏所有の農園に長さ30cmほどの小さなワニたちが降り注ぐという事件が発生した。彼らは着地するも無傷で、その辺りを徘徊しはじめた、とニューヨークタイムズは伝えている。
【参考1】特報 巨大竜巻を検証 | 空からの落下物
【参考2】出エジプト記 10の災いより
アロンがエジプトの水の上に手を差し伸べると、蛙が這い上がってきてエジプトの国を覆った。
この蛙はアオガエル(Edible frog)のようです。エジプトの象形文字の「10万」という数字はカエルの絵で表されていますが、 それは旺盛な繁殖力から来ているようです。生産と繁殖の女神ヘクトはカエルの頭をしています。赤潮が頻発する7月から9月にかけて、大量発生するようです。蛙は肺呼吸なので赤潮に比較的強く、腐った魚やそれに群がる昆虫類を餌に大量に発生したのでしょう。なお、黙示録16.13では蛙が汚れた霊の象徴として描かれています。
【参考3】X51.ENEMA: 鹿が車に正面から突っ込む | 鹿が電柱の上で死ぬ
【最近の事件】
- 'Expect windy conditions with intermittent frog showers'
- It's raining shrimp? Get sauce
- Stowaway's body parts rain down
Natural History Magazine | Editor’s Pick from the Past / Rains of Fishes
ぬ~べ~にもあったなこの話・・・その時は「月と地球の重力が吊り合ってるところが無重力で、そこでカエルが繁殖してた」ってな話だったような・・・
っていうか竜巻だったとして、魚は分かるよ、群れで生きてるんだから。でもカエルってそんなにまとまっているものなの?血の雨ってのも・・・
もしかしてカエルメテオ・・・?
7年前、淀川の堤防で晴天時にうんこらしきものの直撃を頭にくらった。
鳥かと思ったがあまりに量が多い。黒っぽい。そしてモーレツにうんこくさい。
最初は誰かが俺めがけてうんこを投げたのかと思ったが近くに人はいなかった。
ぷんぷん怒りながらシャワーを浴びたのを憶えておる。あれは何だったのか。
>げs
魚の雨にある↑は何なんだ?
単なるミスだろうけどさ。
魚や蛙は知っていたが、血の雨は知らんかった。
見てみたいな、人だったら念が籠もってそうで嫌だが……
徳光 も~しも空から お金が降ってきた~なら~
こんな唄なんか 唄っちゃあいられぇよ!唄っちゃいら~れね~
覚えてる人いる?
昔の人はこの現象を見てラピュタをそうぞうしたとかしないとか。
それにしても、竜巻で巻き上げられた魚が落下するまでずっと生きてるってのが信じられん。
落ちてくる物の分別は重さによるものと予想。
天然のカラムじゃないのかな。
同じ場所でドバっと降るのは風の勢いがその物質の
重量を運ぶだけの力が無くなった時点で落ちてくるからでは。
雲の中は疑似水中になるんじゃないか?水蒸気が密集した状態だし…いや違うか。orz
てか上空だと圧力の問題もあるだろうし。
あと淡水魚はともかく、塩水とは限らんから海水魚はどうなるんだろうか…。民間からsh(ry
4枚目は、昔バーちゃんとこで天日干ししてた煮干しじゃないのか?
ウチのバーちゃん、突然煮干しが消えたって騒いでたけど
そん時の被害総額が23万4千円だったって
運べるものには決まりがあるのかも。
例えば蛙とか魚は小さいから原型で運べて、氷とかは硬いからそのまま運べて、柔らかい人間は上空で大いなる自然の力によって粉々に引き裂かれてそれが血の雨に……。
前から聞いたことがあったけど
科学的に証明されてるみたいですねぇ~。
ホントかどうかは知らないけど。
一度この目で見てみたいもんです。
>>14
それは覚えてないけど、森進一・昌子の結婚式で、徳光が夫妻に何かリクエストして断られ、「交渉は決裂に終わりました」ってほざいたのはよく覚えてる。
TVで中継までされてるのに何てこと言うんだろうってビックリした。っつーか呆れた。
スレ違いスマソ。
科学的に証明されてるっていっても、どうせモーセの十戒のように奇跡奇跡奇跡がかさなりあった~みたいなことだろう・・・
てかマグノリアはまじでこわかった・・・。映画館で見てたら悲鳴ものだろう? スプラッター映画顔負けだし。 途中の話とかまったく覚えてないがカエルネタだけ覚えてるw マグノリアのビデオ評価のコメントもこのことしか書いてないしねw
血って人間? どうせウツージンですた。みたいなことで終わるネタだねw
つーか降った生き物はその後どうなったんだ?
誰も捕まえたりしてないのか?
ロンドンの例は別にしてもおかしいだろ。
大 量 に 降ったんなら。
降ってきた魚なり蛙なりのDNAを調べて
故郷を特定することもできるのでは。
>>9
君は「アンダーワールド」使いだね
後はコントロール出来れば、バラ色人生だ!!
>>10
夢が無い正論だが
飛行機のトイレの仕組みから考えると。
航空路の下は、ふんにょー無差別ばらまき地帯なんだね。
旅客機のトイレのうんこは洋上に出てから撒く。
バスケットボール以下程度の大きさの氷塊ならただの大きめのヒョウ
飛行機ができた後の事例なら輸送中の積荷が~とかも考えられるな。イタズラとか。
>>80小学校ぐらいにはやったよなー。
なんつーか、空から魚降るっていうのは、納得できるけど、
他のはもうなんか一種のホラーだよ。「髪の毛と血」とか。
ホラー映画より怖いよ。がくがくぶるぶる。
ブラックホールの地球上バージョン?なんだろう。。。
>>78
ですよねー。
俺がうんこ(らしきもの)を頂戴したのは、河口から数10km上流の市街地の土手だったから、飛行機ってのはないと思うんだが。
小型機によるうんこテロだったりしたら「杞憂」の故事を笑えない。
みなさん天から降ってくるうんこには気をつけましょうね。
とっても馬鹿にされた気分になります。
マグノリアは恐怖系でもミステリー系でもないよ。
オマケに降ってきた蛙は話の締めくくり程度の意味しかなかったと思ったけど。
究極の不法投棄と予想してみる
血肉やトウモロコシの皮なんて処分が大変そうですからねぇ
まぁ降らすにしても金がかかりそうではあるが…
血の雨って本当に血液なのかな。
雨になにか赤い色の物質が混ざっていてそれがあたかも血液にみえたとか?
しかし竜巻ってそんなに長い間存在しないし。あたり一面カエルだらけになるほどカエルがすんでいるところってどんなところだろう。絶対そんなところへは行きたくない。
もし、本当に降ってきたなら、降っている最中に気づくはず、窓ぐらいあるだろうし、外の様子を見る人が一人くらいいるだろう。外に出て初めて気づくというのは降ってきたのではない証拠。おそらく大雨をきっかけにして冬眠していたカエルが一斉に出てきたのを降ってきたと錯覚しているだけ。
>>89
キーワードは振り分けじゃないかな?
遠心分離機の原理で考えれば分かる。
多い場所といえば沼地とか。
>>90
別に否定するほど不思議な現象じゃないのでは。
>冬眠していたカエルが一斉に出てきたのを降ってきたと錯覚しているだけ
その方が余程不思議現象だよw
小さい頃、おとんが買ってた西岸良平?の「三丁目の夕日」って漫画に同じような話題がのってた。
魚が降ってきて、その日の三丁目はみんな夕飯が魚だったってゆう、なんともほのぼのした話。
血とか肉とか髪の毛とかってだけで
終らせるなら人殺して上から降らせれば
捕まらないのかなって不謹慎ながら思ってみたりした。
埋めたり沈めたりするよりイイ!
でもどうやって地上に運ぶかが問題だよなw
≫101
大気圏から落としたら燃え尽きて死体は消え去ります。
まぁ空中まで持ってくより難しいですけどねー。
海に沈めるんだ海に!
魚が死体を消してくれるよ!
まー粉々に粉砕しなきゃダメだけどね。
普通は粉々にするときに何らかのアシが残って逮捕、と。
完全犯罪頑張ってください。
カエルには再生という意味があります。
マグノリアでカエルが降って登場人物が精神的に再生されましたという落ちです。多分。