【DailyStar/etc】「サッカー、バスケットボールが大好きなんです。声をかけられたら、いつだって参加してますね。それにメキシコ料理も今では私の大のお気に入りなんです。」そう語るのはハイメ・シャーマン(28)である。彼女は以前、運動することを嫌い、またメキシコ料理は何よりも苦手だった。彼女の好みはもっぱらイタリア料理 - 特にパスタが大好きだった。しかし三年前、心臓移植の手術を受けて以来、彼女の趣味嗜好は一変した。現在、アリゾナ州立大学の心理学科で学ぶ彼女は、心臓移植後に体験した自身の大きな変化に戸惑ったが、ある日、それが彼女だけの症状でないことを聞かされた。
医師の話によれば、彼女と同じように心臓移植を受けた人物が、手術以降、彼女のように大きな趣味嗜好の変化を体験したという。そして驚くべきことに、その新たな趣味嗜好は、彼に心臓を託してこの世を去った提供者(ドナー)のそれとピタリと一致していたというのである。それはあたかも、生前のドナーが受領者(レシピエント)の新たな肉体を得て蘇ったかにさえ思えたという。
これは確かに気味の悪い話ではある。しかし現在、これら心臓移植を巡る人格や記憶の転移は数多く報告され、にわかに議論を呼びつつあるといいう。ここにもうひとつの症例がある。元エリートビジネスマンのビル・ウォールは5年前、シャーマンと同じアリゾナ州立大学で心臓移植を受けた人物である。ウォールはかつて自家用ジェットで各地を飛び回り、仕事に追われるその生活は多忙を極めた。しかしある日、病気を患って心臓移植を受けた氏の生活は、それまでとはまるで一変してしまったのである。
今年58歳になるウォールは、かつてお金を得ることのみに費やしたそのエネルギーを今では競泳、そして自転車競技に費やしているという。そしてこれまでお金だけに固執していた日々がウソのように、今では慈善事業に専念しているというのである。
また心臓移植後、ウォールはある不思議な体験をした。それは移植を終えて間もない日、それまで聞いたことさえなかった音楽 - Sadeの歌を聴き、理由も分からず眼に涙があふれたというのだ。"そんな感覚はそれまで想像もつかなかった"と氏はその時を回想している。
ウォールは2000年2月に心臓移植手術を受けたが、移植後間もなく彼が聞いた話では、譲り受けた心臓は、交通事故で死亡したある貧しい少年のものだったと伝えられていたという。
「始めはすっかりその話を信じていたんです。そして誰もそれ以上のことは私に言いませんでした。」
これまで数年に渡り、同病院ではこうした心臓移植を含む臓器移植手術について、ドナーの情報は決して受領者側に伝わらないよう、様々な決まりが設けられていた。それは言うまでもなく、受領者に対する配慮である。しかし現在では、提供者かその遺族は受領者自身や、その家族に向け、手紙を書くことが許されている。そしてそれは移植から6ヶ月後、ドナーネットワークを通じてまず家族のもとへと手渡されることになっているのである。
「移植から6ヶ月が経った頃でした。ドナーの遺族から手紙が届いたんです。そして手紙を読んで、私は本当に驚きました。心臓の提供者はハリウッドでスタントマンとして生きていた逞しい男性だったというんです。手紙には写真も添えられていました。彼は非常にハンサムで、引き締まった筋肉質の身体の持ち主でした。あまりにも想像と違っていたので、最初はからかわれているのかな?とさえ思ったんです。」
しかし、それは事実だったのである。ウォールに心臓を提供したのはマイケル・ブラディ(芸名ブラディ・マイケルス) というハリウッドの一線で活躍するスタントマンだったのだ。生前のブラディは特に空中でのスタントを得意とするプロフェッショナルで、様々な有名な映画やTVコマーシャルに登場していたという。しかしあるテレビ番組の撮影準備中、ブラディを不幸が襲った。走行中の電車の上にパラシュートで飛び降りるスタントを行う為、準備していた途中で誤って足を踏み外し、頭部を打ったのだ。即死だった。そしてその心臓を胸に収めたウォールが、ブラディの両親から受け取った手紙には以下のように記されていた。
「息子は信心深く、常に周囲を気にかける優しい子でした。私達は息子が生前、何らボランティア活動に参加できなかったことを悔いていたのを知っていたので、臓器提供することに同意したんです。」
そしてウォールは手紙を読むなりすぐにブラディの両親に返信し、やがて彼らは面会した。初めて対面した彼らはすぐに打ち解け、今ではブラディの父親をして、"叔父のような存在"、とウォールは語っている。またその時、ドナーであるブラディの弟、クリスはウォールに奇妙な申し出をした。クリスは聴診器を持参し、ウォールの胸にそれを当てて、兄の鼓動を確かめたいと打ち明けたのである。
「クリスが私にこう聞いたんです。"出来たら、もう一度兄貴と話してみたいんです"とね。私はもちろん同意しました。」
そしてその後、クリスが何気なく口にした言葉にウォールは驚愕した。クリスは生前のブラディが音楽、特にSadeの歌を大好きだったことをウォールに告げたのである。それは紛れもなく、心臓移植後まもなくウォールが涙を流した歌だった。
「本当に驚きました。こんな風にして繋がることがあるのか、私にも分かりません。ある人は移植後、私が単に以前よりも様々なことに対して繊細になっていただけだと言います。しかし、あるいは、ブラディが私の中で今も生きているんでしょうか?」
現在、こうした逸話を裏付ける科学的な説明は存在しない。しかし仮説するならば、それはあたかも移植された臓器、そしてその細胞が本来脳に記録されているべき様々な情報 - 食べ物の好みや、行動様式 - を記憶していたかのようである。
またこれらの記憶転移説に反論する科学者らはその原因を移植手術に伴う強度の薬物使用による副作用、あるいは心臓移植者(ドナー)の死に対する恐怖から来るトラウマ、心理的な転移であると主張している。しかし、それらの懐疑論者達もこの心臓移植患者の一部に発生する記憶転移現象が、これら仮説では説明しきれない何かがあることを認めているのである。
「これは非常に難しい問題ですが、私自身、臓器を通じて記憶転移が行われている可能性を完全に否定することは出来ません。」アリゾナ州立大学医学部心胸科チーフのジャック・G・コープランド博士はそう語っている。氏は上述のシャーマンを含め、これまで過去25年間で700件以上の心臓移植手術を行っているベテランである。
一方、上述のハイメ・シャーマンの体験は更に不思議なものだった。彼女がドナーの家族に会ったのは今から2年前のことである。その日、初めてシャーマンの顔を見た家族は余りの驚きにただじっと彼女の顔を見つめ、その場に立ち尽くしたという。
「しばらくの間、私を見つめて・・(ドナーの)母親が言ったんです。"だって貴方が、余りにも息子に似てるから・・・"。」
彼女に心臓を提供したのはスコット・フィリップスという名の青年だった。スコットは大の運動好きでカンザス大学時代はいくつものスポーツチームを掛け持ちしていた程だったという。しかし29歳のある日、スコットは町のバーで起きたケンカに巻き込まれ、頭を打って死亡した。そしてその心臓はシャーマンへと受け継がれたのである。
シャーマンに変化 - 運動嫌いから運動好きへ - が訪れたのは心臓移植の直後である。無論、その時彼女はドナーについて何ら知る由はなかった。つまり、彼女の変化が家族の面会によるものである可能性は、全く考えられないのである。
そしてシャーマンはごく最近、夢の中でスコットに会ったという。「彼に会ってお礼を言ったんです。そしたら彼が言うんです。"君のために力になれて、僕も本当にうれしいよ"とね。彼の存在をとても身近に感じました。彼は素敵な人だった、私には分かるんです。」
そして自らの心身に起こったこの不思議な変化 - ドナーから受領者への特性の転移 - を、やがて彼女は自然のものとして受け入れた。
「今は心理学科で学んでいるんですが、教授はきっと"全ては君の心の中の出来事である"、なんて言うでしょう。でもそういう科学者や心理学者の誰も、自分の体内に他人の臓器を実際に持っているわけじゃないんです。でも、私の身体の中にはあるんです。私は神を信じていますし、この世界には、何かまだ説明のつかないことがきっとあると思うんです。」
そしてまたこうした臓器提供による特性の転移という現象は決して彼らだけに起こったものではない。
バレーダンサーのクレア・シルヴィア(写真、彼女は「A Change of Heart(邦題:記憶する心臓―ある心臓移植患者の手記)」の著者)は1988年に心臓と肺の移植を行ない、その直後から心身の不可解な変化を体験した。移植後、彼女はそれまでに感じたことのない食の嗜好 - ビールとグリーンペッパー、そしてチキン・ナゲットに対して"理解し難い"食欲を示した。彼女はバレーダンサーという職業柄もあり、それまではそうした食べ物は軽蔑さえしていたにも関わらずである。そして移植からしばらくした後、彼女はドナーの遺族に面会し、ある事実を告げられた。彼らの息子、ドナーは若い自転車競技の選手で、彼女が移植後に欲したそれらの食べ物は、生前のドナーの何よりの大好物だったというのである。
また医学誌に掲載されたある少女(8歳)のケースは更に奇妙である。彼女は幼くして命を落とした10歳の少年からその心臓を提供されたが、移植後まもなく、不気味な悪夢を見るようになった。彼女が見た夢には見知らぬ男の顔がはっきりと現れ、彼女はその顔を似顔絵として描いたという。そしてその後、恐るべきことが明らかになった。彼女が心臓を譲り受けた少年は、殺人事件の犠牲者だったのだ。そして彼女が描いたその似顔絵や場所の記述が手がかりとなり、少年を殺害した犯人が逮捕されたのである。
しかしコープランド博士はこれらの現象はあたかも「医学的なジョーク」のようであるとしながらも、確かに無視できない現象であることを認めている。
「いかなる臓器移植であろうと、移植される際にはその臓器に含まれるDNAが同時に移植されることになります。その中には移植される臓器だけに関連したわけではない、別の部位、例えば脳に関連する遺伝子も含まれているわけです。こうしたことが引き金となって、心身の変化が訪れることは、可能性として完全に否定することはできません。」
しかしまたコープランド博士は、こうした心臓移植の場合、いずれにしても受領者には大きな心身の変化が訪れることを指摘している。
「心臓移植を受けた人々はそれまでの心臓病患者という立場から、ある日突然健常者になるわけです。これまでに見てきた心臓受領者には様々な変化があることを、我々は実際に確認しています。それは例えば移植を機にアスリートになったり、離婚したり、あるいは結婚したり、子供を産んだり、というような変化です。こうした人々は新たに得た健全な身体で、人生を再びフルに楽しもうとする傾向は確かにあるんです。従って、これらの現象が単にそうした一般的な移植後の変化なのか、あるいは実際にそうした現象が存在するのか、我々にも分からない、としか今は言えません。」
こうした現象を巡り、ある科学者は、例えばステロイドのような抗拒絶剤を受領者が用いることが原因であると推測し、またある者は「病院内の噂話」にその理由があると推測している。それはすなわち、麻酔をかけられて移植を待つ患者が、医師らが口にするドナーについての情報を不意に耳にするというものである。また更にある者はそれを麻酔そのものの副作用であると推測し、あるいはただ単なる偶然であると推測する者もいるという。
スタンフォード大学にて心臓移植を専門とする心臓病学者ジョン・シュロエダー博士はこうした現象について次のように語っている。「移植後の抗拒絶剤治療、そして移植前の精神的プレッシャーの重圧からなるコンビネーションは、確かに患者心身にとって非常に大きな脅威となりえます。いつもよりも感情的になりますし、例えば非常に涙もろくなります。あるいは何かの声を聞く人さえいるんです。従って、私自身は実際にはそうしたドナーの特性や人格が受領者の中に現れるということはまずあり得ないと思っています。しかしながら、確かにこの現象は不思議です。またそれら全てが単なる偶然のせいだと言い切ることは出来ないとも思います。」
これらいくつかの推測のうち、現在最も物議をかもしているのは「細胞記憶理論」、そして「組織的記憶理論」である。これらは即ち、細胞や原子、さらには分子それ自体が生体の記憶やエネルギーを保持し、この場合においては心臓移植によってその情報が臓器と共にドナーから受領者に転移するというものである。
これらの理論を唱えるアリゾナ大学ヒューマン・エネルギー研究所長の心理学者ゲイリー・シュワルツ博士は、かつて心臓移植を受け、移植後に不可解な変化を体験した10人の患者を調査している。その中には例えば、女性から心臓の提供を受け、移植後に突然ピンク色が好きになり、香水に興味を抱いた男性患者などがいたという。
「これらの患者に起こった変化は、単に人格的なものだけではありません。非常に特定的な人格変化が起こっているんです。薬物投与や、精神的ストレス、単なる偶然によって、そうしたドナーの人格にマッチした特定的な変化が受領者に及ぶことは考えられないんです。」
この博士の主張を裏付けるように、確かにこれらの変化を体験した受領者全員が、移植前後、ドナーについて何ら情報は得ていなかったのである。
しかしまた、今日こうした移植を行う専門の医師の大多数、そして実際に移植を受けた受領者の中にも、この現象に対して疑問を呈するものは多い。
「心臓は言わばポンプであり、それ以上の何者でもありません。まして感情を送るような機能は備えていないでしょう。」そう語るのは1989年に心臓移植を受けたパティ・クック(68)である。氏は現在、心臓移植患者をサポートする組織(NewHeartSociety)の代表を務めている。「こうした現象については、以前にテレビで見ましたが、番組に出ていた患者は、ただ単に変わったことを言って目立ちたかっただけでしょう。信用できません。」
一方、2000年に心臓移植を受けた心理学者のニーナ・ギブソンはこれらの現象は心臓移植にまつわる根本的な問題であると前置きしながら、その原因はドナーについて情報を知っているか知らないか、その一点にかかっていると話している。
彼女が心臓を譲り受けたドナーは21歳の青年だった。彼はある晩、バイクの後ろに乗って事故にあい、間もなく死亡した。そして遺族は死亡後直ちに、息子の身体に残された健全な臓器全てを移植用に提供することを申し出たという。そしてギブソンは彼の心臓を譲り受け、現在に至る。
「私は今でも、例えばバイクに乗ったり、健康増進について何か特別なことをすことに興味はありません。しかし、彼の遺族が事故の夜に臓器の全てを提供することに同意してくれたお陰で、今でも何人もの人が生きているんです。悲劇の真っ只中にあって、大変な決断だったと思います。誰かのお陰で自分が生き延びて、後でその人物について何かを知ることは、とても大きな影響を受けます。その人物が何をしていたかを知れば、生き延びた自分は何かをしなければならないと思うでしょう。私は移植後も、ドナーの遺族には一度も面会していませんが、彼らの息子と私の間にはとてつもなく強い繋がりがあるんです。それは貴方が死ぬまで、決して分からないことでしょう。私に言えるのは、ただそれだけです。」
果たしてこうした現象が本当に「細胞の記憶」転移によるものなのか、あるいは単なる極限的な状態における心理的作用なのか、現在真相は定かではない。しかし、もしシュワルツ博士が言うように、臓器が記憶を保持し、それが転移可能であるとするならば、我々がこれまで信じてきた"科学的事実"は - 再び - 大きく覆されることになるのである。
我々の肉体は、果たして本当に、ただの"入れ物"に過ぎないのだろうか?
【参考1】人間モルモット | ヒト遺伝子を導入した「動物臓器工場」へ
【参考2】 | 心臓移植の歴史 | 《他者の心臓と共に生きる「私」》より
『侵入者』と題されたこのテクスト(以文社刊、二〇〇〇年)で、ジャン・リュック・ナンシーは自分の身に起きた複雑な重層的「侵入」という事態について語っている。まず、自分の心臓が機能不全に陥って、自身の身体のなかの「異物」となる。そこで外部から他人の心臓を受け入れることになるのだが、これは同時に「招かれざる客」であり、身体はその「自己性」を保つため「侵入者」を排除しようとする。だがこの「侵入者」は、まさに身体の生存に不可欠だからこそ「招かれた」のであり、「私の」身体が生き続けるためにはこの「侵入者」を排除するのではなく、逆に排除しようとする力を、つまりは「私の」免疫作用の方を抑制しなければならない。言いかえれば「私の」身体の「自己性」を、あるいは「固有性」を希薄にしなければならないということだ。(中略)そうなるともはや、身体は「私」に固有のものではなく、また「私」が「私」である根拠もなくなってしまう。「私」の意識はこの身体の生命持続に依存しているのだが、この身体はもはやその「固有性」を希薄化することなしに存続しえないからだ。「私」はただ、「私のもの」ではなくなる身体で演じられる複合化のドラマに、みずから深く感化されながら立ち会う、出来事の慎ましい(というのは、事態を統御する力をもたないから)証人であるほかないのだ。
【付記】またこうした現象に類似した、記憶の転移というコンセプトは19世紀後半にも報告されている。以下は、1886年ポピュラー・サイエンスマンスリー誌に掲載された記事の抜粋である。
この程、シカゴの医師H.D.ヴァリン博士が報告したいくつかの「記憶の転移」現象は、リボー(心理学者・仏)が報告したわずかな症例を除けば、おそらく信頼に足る初めての実例として極めて興味深いものである。
中でも最も不可解な症例はある少女のものである。その少女はフランス系カナダ人の父親、そしてドイツ系移民の血を引く母親の間に生まれた。少女の外見や特徴は父親に良く似ていたという。両親は少女をドイツ語、そして英語のみの環境の中で育てたが、奇妙なことに、少女が生後5ヶ月の時、初めて口にしたのは"mouman" - それはフランス系カナダ人における"maman(お母さん)" - であり、また生後8ヶ月の時には更に"yes"や"no"といった言葉を覚える代わりに、両親さえ決して使うことのなかった"oui"、そして"non"(仏語における"yes/no")を口にした。
そして1歳になったある日、彼女はプードル犬をプレゼントされたが、今度はそれを"Nanan(フランスにおける幼児語のキャンディーや甘いもの)"と呼び、また他にも"bon(英語におけるgood)"や"pus(フレンチ・カナディアンにおけるPlus)"といった言葉を当たり前のように使ったという。父親によれば、これら6つの仏語は彼が子供の頃に良く使っていた単語であるという。また少女が発音した"u"(フランス語において最も特徴的な発音を要する音)は完全にフランス人のそれであり、また"non"や"nanan"における鼻音は、母親でさえ真似ができなかったと話している。
こうした記憶の転移は他の動物にも多く見られるものである。例えば鳥は生後間もなくして電線を避けて飛ぶことを学ぶ。また哲学者のチョンシー・ライトは"夢の中に現れる未知の土地や人物を、転移された記憶によるものである"と引用している。そしてヴァリン博士はこれらの現象から自身の実体験を参照し、次のように語っている。
「私の母親は私が産まれる直前、彼女が生まれ育った美しい田舎町を訪れたそうです。そして私はその町を初めて訪れたとき、そこを訪れたことを強く記憶していたんです。私はその時、例えばそこの角を曲がったら次に何があるか、明確に言い当てることが出来ました。つまりその町をはっきりと"覚えて"いたんです。このことを知り合いに話すと、彼らは皆、私がその話を母親に聞いたからだろう、と否定しました。しかし事実は違うんです。私の母親は、私が生後9ヶ月の時にこの世を去ったので、私は町の様子について誰からも話を聞いたことはなかったんです。」
そしてまたヴァリン博士は、今回調査したある別の少女のケースについて次のように報告している。
「その少女は叔父のお葬式の様子をありありと覚えていました。その葬式は彼女が産まれる以前のことでしたから、彼女はその様子を知る由はありません。その葬式には彼女の母親が参加したんですが、少女はまだその時、母親のお腹の中にいたんです。また少女は初めて叔父の写真を見たとき、"この人を見たことがある"といったそうです。」
("INHERITED MEMORIES", Popular Science Monthly , 29:858 , 1886 )
【関連】カニバリズム - 人間は如何にして人間を食べてきたか
マントヒヒとか動物の臓器とか移植された人はたまったもんじゃないな。
てか転移しなくても普通にトラウマになって自殺しそうだよな。。
ポジティブな性格に変わるならともかく、自殺を繰り返すネガティブな
性格になったり、最悪、犯罪者になったりしたら大変だよな。
ふーん、なんか不思議な話だなぁ。でもなんとなくいい話。
他人のDNAが自分の身体に影響してるのかな?って考えたけど、関係ないよね。素人考えだけどさ。
ブラックジャックで角膜を移植した女の人がいつでも見える男の影が殺された人のメッセージだったって話を思い出した。
あんまり科学で何でも解明しようとしてしまうのはどうなんだろう?世の中解明できない不思議な話が2つや3つあったっていいんじゃない?
もし臓器に記憶があるのだとしたら
それはただの「脳にある情報のコピー」なのかしら?
なんか、臓器だけにしかない記憶なんてあったら面白のになぁ。
誰か研究してないかなぁ~?
クローン技術と組み合わせれば事実上の不老不死になれるかも。
生まれ変わりが肉体というハードと、記憶というソフトの定期交換みたいな話になったりして。
緊張して胸がドキドキしたり、切なくてキューン☆となったり
その人の感性によって敏感や鈍感になった心臓を移植されれば
趣味嗜好や変わるのは納得出来る気がする。
趣味嗜好=トキメキ☆だもんな!
なんかこのネタが一般に広まったら、臓器移植を受けた全ての人が色眼鏡で見られそうだな。
下手したら新手の差別につながりそう
脳以外に意識が存在するなら、
脳死概念が否定されることになり、
そうなると脳死概念を前提とした
臓器移植そのものができなくなって
しまうのではないか?
あれと一緒だね。ナメック星人のあれ。
なんていったっけ・・・忘れたけど
ピッコロと同じ戦闘タイプのナメック星人。
あれがピッコロと同化だかなんだかをしたときのあの感じ。
「同化」→「記憶が加わる」
ナメック星人と似たところがあるんだね地球人も。
適当な言葉が見つからんが、移植者のことを覚えていたってことじゃないだろうか。
この行動をしたら楽だ、この行為をしたら苦しい。
その反応を脳が読み取って新たなルーチンが刻まれるとか。
心臓移植をして拒否反応が抑えられた場合、
それぞれの遺伝子の違いはどのように解決されるんだろう。
例えば心臓にあったはずのDNAが脳の細胞の一部をなしている
なんてことがあるのかな。
めっさタイムリーなネタだ
丁度昨日、貫井徳郎の転生読み終わったところだし
内容的に被りまくり
ま、本としては予定調和が酷かったがな
ドナーカードみんな持ってますか?
これって臓器提供希望者だけ持っていればいいと
思っている人いませんか、これは希望する・しないの
意志確認する物で希望しない人も持つべき物なんですよ。
関係ないことですけど、勘違いされている方が多いよう
なので・・・
押しつけがましい文章になって申し訳ございません。
話題が話題な物でつい
攻殻機動隊みたいに義体化するとしたら
心臓にもゴーストがあるっつーことで
脳髄だけじゃだめで、心臓も残さないといけないのかな。
だれか早く義体化技術確立してくれ。
とりあえず、科学、ってのは世界の法則全てを指すんじゃなくて、
人間がその存在を認めているもの、程度に過ぎないから。
だから科学的じゃない=絶対有り得ない なんつーのはおかしいと思われ。
どうでもいいすか。そうっすか。そうっすね。
脳の場合は脳細胞のたんぱく質の構造体の変化で情報を記憶できる(らしい)
他の臓器でも似たようなことが起きるならありうるやも
>>49
金がなかったら、そんな簡単に心臓(臓器)移植は
出来ないのではないかと思われ。
不思議な話だなぁ。
記事にある通り、思い込みや偶然の場合もあるかも
しれんが、子供が描いた似顔絵が殺人犯タイーホに
繋がったって話はそれじゃ説明出来ない気がする。
>>48
それってナメック星人の名前でフュージョンじゃないのか?
それとも彼の名前が知りたかったのかな。いやごめん。
昔々アフリカかどっかの部族出身の青年が都会にでて来た。
村に医学を持って帰りたいのだと、そりゃあ頑張ってなあ、
無事医者になって村に帰っていったそうな。
しばらく経って彼の友人がその村を訪ねると、その青年がいない。
あんなに頑張ってたのにどうしたんだろうと村長に聞いたところ、
青年があまりに賢く凄い術を使うから
彼の力を手に入れようとみんなで分けて食ったとの事。
ありゃま!と友人は唖然としたとさ。めでたしめでたし。
あれ?ここで知った話だったかも。
臓器移植で記憶が宿るならカニバルでも記憶が移るかもね。
拒否反応クリアーしても、移植すれば、
当然違う細胞なわけで、それがなじんでいく過程で、
相互に干渉が起こり、血液なんかを通して
全体的な体質が微妙に変わって、
それで人格にも影響出そうなもんよね。どう?
>>52
>臓器移植で記憶が宿るならカニバルでも記憶が移るかもね
胃酸で蛋白質が分解される事を忘れないで欲しい。
刺身を食べても、海水浴したくなったり
植物プランクトンが食べたくなったりしないはず。
牛を獣姦した奴でさえ「牛刺し食べたからだ」と
言い訳したりはしない・・・・はず。
小酒井不木の人工心臓という話を思い出した。
学者が死んだ奥さんに人工心臓を入れて生き返らせたら、同じリズムでしか刻まない人工心臓だから喜びも悲しみも何も感じれないわ!殺して!と奥さんが言う話だったような。
[ >> LINK ]
これは恋愛曲線。血液が記憶を持ってると言うような話だけども。
そもそも記憶とはなんぞや?
どこにどうやって保存されているのやら?
そういうことが解明されれば、この現象も説明がつくやも知れぬ。
「科学では解明できない→信じられない」
そういう事象はいっぱいあるけど、「現在の科学では」と言い直すべきだと思う。将来、解明される可能性は大いにあるわけだし、究極的には全てが科学で説明できると思う。DNAの存在が発見されたのなんて、たかだか50年前かそこらの話でしょ?飛行機が発明されてやっとこさ100年でしょ?
地雷震っていうマンガの最終章に、心臓移植して性格・嗜好が変わっちゃった女ヒットマンがいたっけ……。
それと、乙一先生の書いた『暗黒童話』(うろ覚え)にも、似た話が。
たしか、主人公の女の子が記憶喪失になっちゃって、移植した目の持ち主の性格になっちゃう&記憶の一部を持つことに。
その気になればどこにだって記憶の断片が残るのかもしれませんね。
あーけど、サイコみたいに目玉に記録装置を付けられるのは嫌だなあ。
臓器を提供した人になんらかの意識が残っていたと
したら、他人の体に乗り移ったみたいな
気分になるのかな?ほんとに記憶だけだったら
ありえないけど。
ICNだっけ?
心臓に、脳とは独立して活動調整する神経細胞があって、それが脳とほぼ同じ働きをするから、記憶もあるとか…
どうなんだろ?
前に「記憶する心臓」読んだ。
そのなかで「魂の伴侶」「前世療法」の著者ブライアン・ワイス氏が、このように記憶が残るのは『サイコメトリーの一種ではないだろうか』と言っていた。
超能力者が物から昔の出来事を感じ取るアレ。
東洋医学的には、五臓が中枢的な役割をしているそうです。
心には神がいて、
心は、知覚、記憶、思考、意識、判断、などすべての精神活動を支配しているそうです。これにより無意識的活動もコントロールされるそうです。
信じようと信じまいと…
器官を切り取る話の次は、切り取った器官をくっつける話か
腕とかを移植したらその腕が意思に反して動いた、とかいう話は聞いたことあるよね
>19
見た見た見ました。前にテレビでやってました。
心臓には脳に似た組織があって主に『嗜好』に関係するとかなんとか。
好きな人を見て胸キュンってなるのって心臓が反応してキュンってなってるとか何とか。
大好きな音楽とかを聞いたり歌ったりして気分が高まっている時にも心臓がキュンキュンなってる時あるよ~!
心臓に繋がってる大動脈の根元あたりに、ごく少量だが脳細胞とほぼ同一の神経組織が有ると聞いたことがある。
移植するときにその部分も一緒に移植しなければならない為、一部の記憶や趣味趣向が変化することもあるかも?
心臓が良くなる→血流が良くなる
→脳や筋肉に酸素や栄養分がより多く行き渡る
→神経伝達物質のバランス調整がよりフレキシブルに
より安定して行われるようになる
+肉体疲労も解消されやすくなる
→快活になり、鬱状態からの陽転もしやすくなる
「健康になった」という安心感という心理的な要素もある。
なるほど心臓も心もハートと呼ぶのは偶然でもないわけか。
てか科学の常識からすれば不思議な話なんだろうけど、素人からするとかえって当たり前のようにも感じる。
でもどのくらいで記憶が減衰するんだろうか?
もしカナダ人の女の子みたいに先祖の記憶が脈々と保持されるとなると、人間は細胞の中にアカシックレコードを持ってることになる、のかなあ?
心臓は、まさに「心の臓器」ということか。
「細胞記憶理論」には共感する。
科学者も脳にしか記憶は存在しないという定説を
再検証するべきではないか。
あと、「科学的に何ら説明がつきません。」という理由で否定する科学者もどうかと思う。
その態度が科学的でない。
科学者だって恋するでしょ。
恋したら苦しいのは脳じゃなくて
胸、心臓あたりでしょ。
そんあもんじゃねーの?
普通に考えていい話じゃんよ。
それをいちいち「科学的には・・・」
とか考える必要ないんじゃないの?
誰かも言ってたけど現代の科学で全部わかるわけじゃないんだし。
化学は万能じゃないですよ、まだね。
自分が死んでしまった時に、誰かを代わりに助けられるのはとても名誉な事だと思う。命を受け継いだ人は、その人の分まで長生きして欲しいし、色んな事を沢山学んで欲しいとも思う。
科学では考えたくないという人がいるけども
それはちょっと理性を欠く考え方ではありませんか?
また科学では説明できないから否定する方も同様に。
現代科学ではまだ説明がつかないが、ならばどのような作用で
そうなっているのか?ということを考えることが大切だと思います。
条件反射を覚えさせたプラナリアを刻んで
他のプラナリアに食べさせてみるとそいつも
同じ条件反射を示すようになったって話を思い出しました。
単細胞生物も反射や学習能力はあるんだから
体の細胞ひとつひとつに何らかの情報が残されてても
不思議じゃないと思う。
人間だって単細胞生物の集合体なんだし。
「移植後性格や嗜好が変わったけど、前の持ち主とは全然違う性格・嗜好になった」
って例があれば「記憶の転移」って可能性は下がるな(消えるわけじゃないけど)。
本文で、まったく科学的に説明がつかない、なんて言ってるのがいるけど
「移植により嗜好が変わる可能性」って程度の話に落としてしまえば
移植ってのは心拍や分泌物、ホルモンバランスが大きく変化する出来事なんだから
(詳細な仕組みはさておき)科学的にも充分考え得ることなんだよ
こういう記事を見るとよく思うんだが、
ドナーを提供する側とされる側って、会っちゃいけないんじゃないっけ?
普通に会ってるけど、いいのだろうか。
会っちゃいけないのは日本だけなのか。
いい例だからかいい話だと思います。
そういえば大学で色んな新聞記事(生物学的なもの)をレジュメにしてた授業があって、その中で、心臓等の臓器移植に人間以外のを使えるような研究をしているとかいうのがあった気がしますが、一番良いのはブタらしいです。大きさとか・・・拒絶反応などが少なくなるような研究をしているのだと思いますが、この記事を読んで、最初に思ったのは「ブタの記憶・・・ブタの記憶・・・」でした。
ちなみにその授業の感想でわたしは、ブタの臓器ということで差別を受ける可能性を示唆しましたが、どうなんでしょうね、実際のところ・・・
>>93
匿名の原則ってやつですね。
確かにそういうのはあります。
レシピエント側からドナーの家族に面会を望むのは
かなわないんですが、ドナーの家族から面会を望む場合は
ありえる話なんです。
守られているのは提供者側のプライバシーです。
提供者側が会いたいってなった場合、守るべきプライバシーを放棄しているわけですからドナー側とレシピエントは会えるんです。
多分。
小学校は分校で新ピカの校舎だったのだが、5年のときの担任が「昔、ここにこの校舎が建てられるよりずっと昔、ここは
戦場でした」(←古戦場であったのは当地では有名な話)と
話してくれたのだが、その瞬間赤土の大地にすすきだかなんかよく分からんが、秋草が生い茂った、全く現代建築なんか建ってそうに無い荒れ野ケ原の光景が浮かんだ。夕日が凄いとしか言いようの無いオレンジ色で、教師の話におもわず思いっきりうなずいたら変な顔でにらまれた。
しかし、今思うとあれは・・・・
やっぱり子供らしい記憶の混同でしょうか・・・???
テレビ番組で同じような内容を以前やってました。
脳がメインのCPUとすると、心臓にはサブのコプロセッサというような器官が内臓されているといってました。
その情報が脳にフィードバックされるらしい。
脳にも意識や記憶があるらしい。
記憶とは時間の質量であり、遍く空間に等価に記録されるものであるとするならば、
そりゃ柳の下に幽霊だって見ますわよってな話もありましたな。
これこそ真にオカルト(原理が現状不明な因果律)ですな。
解明しようにも材料が足らん、実験しようにも条件が数値化出来ない。
面白い題材だけどね。後1000年もすりゃ科学的な説明がすっきりつくことでしょう。
人間がおるかどうか知らんが。
脳を特別視する必要って無いような気がする。
所詮ニューロンのネットワークなんだし。
自我の意識がネットワークによるものなら、ネットワークがどこにあったって意識が宿っても良い訳で。小腸なんかも結構複雑な神経系があるから、もしかしたら小腸もなんか考えてるかもなー。なんて、将来、脳研究に携わりたいと思ってる人間のたわごとでした。
心臓ではないんだけど、
これは移植者本人から聞いた話。
ある中年男性がフランスで肝臓移植を受けて帰ってきた。
その男性移植以前はまったくの下戸で
アルコールは一滴も飲めなかったのに
今では大のワイン好き。
「肝臓をくれた方はきっとお酒が好きだったんだね、
その人の分も飲まなくっちゃ」だって。
冗談みたいだけどこん事が実際にあります。
>>105
アセトアルデヒド分解酵素は肝臓で作られているので
それは実際あってもおかしくないと思う。
今回の記事で東野圭吾の「変身」を思い出した。
>>94
本記事にはあんまり関係ないけどそれをネタにした小説があったっけな。
心臓をはじめ、自分の体のパーツが殆ど豚なの。
人獣遊戯、だったか?
遅レスだが、
正確が悪くなった話があまりないのは、
性格悪い人が、
臓器提供などするか?
家族が勝手にやれば話は別だが、実際無いだろ?
年の離れた4歳の妹が、彼女の生まれる前に死んだ
祖母の末期の様子をつたない言葉で詳しく語るので
家族一同びびったことがある。
別に話題にしないような瑣末なこととかそういうのを
色々話したり、急に口調が明晰になったりと不気味だった。
祖母の面倒見てたのは、身重の母だったから
上の「記憶の転移」に関する記事読んでて
母の見たものを知っていたのかなーなんて思える。
感動的でもあるけどちょっと怖いなあ。
>>100
ハイ先生!ワタクシ消化管神経系(enteric nervous system)ガラミの研究で学位とりましたです。そのとおり!とおもいますよー。
記憶や可塑性があるのは脳だけじゃないよ。生きていくうえで,消化管の神経系は「食物の消化吸収」にかけては,誰よりも(どの臓器よりも)プロ意識をもって取り組んでるんじゃないか?と私は思っている。
教授は「ここでモノを考えてるとは思えないなあ・・・」て最後までゆってた。中枢神経崇拝か。
消化管神経系も,自暴自棄になったり被害妄想づいたりするだろうか?鬱病やら統合失調やらといった精神疾患に類するものが存在するか否か。あってもおかしくないな,とも思う。パニック障害→下痢 とか。やや妄想。
>>105
フランスで移植受けたんならフランス人の肝臓だろうからそりゃアルコール分解能力は日本人の下戸よりは強いだろう。
ヨーロッパ人には下戸ってほとんどいないし。
なんつーか、心臓の話も(ほとんどは)感情とかじゃなく単純に個々の心臓の機能レベルの話な気もする。
スポーツマンの心臓なら活発に動かしてる時の方が快適に稼動してます信号が脳にフィードバックされて脳の方で「ほう、これがええんか?ええんか?」って記憶調整するだけで、同様に食べ物も血流にすぐ乗るから心臓も影響受けやすいだろうし。
細胞記憶って知ってますか?
プラナリアという生物を対象に行った実験なのですが、その生物には面白い特性があります。身体を真っ二つに引き裂くと、右半身からは左半身が、左半身からは右半身が再生するという驚異の再生力を持つのです。
まず、あるプラナリアを二股の通路に置き、片方の道には餌が、もう片方の道には電気ショックが与えられるようにして何回も繰り返すことで、どちらに餌があるかを「学習」させます。
このプラナリアをばらばらにし、他のプラナリアにこの破片を移植します。そして同様の実験を行います。
すると、さもこの実験を経験しているかのように他のプラナリアは餌のある道を選ぶそうです。
これに近いものだと思いませんかね?
PCでHDDあってBIOSのメモリもあるようなもんかね
ハインラインの「悪徳なんて怖くない」っての思い出したよ
こっちは脳移植だけど
201X年朝鮮半島で謎の脳死が相次いだ。
いや、厳密には脳は活動を停止せずに休止した状態を保った。
患者は栄養摂取のみ気を付けていれば寝たきりで生き長らえた。
そして数年後には研究の結果、原因が究明された。
脳に寄生する寄生虫ならぬ寄生細胞によるものであり、投薬、予防接種などで簡単に防げるものであった。
だが、一度休止状態に入った脳は復活する事はなく、韓国政府は数万人の寝たきり患者を全て死亡扱いする措置をとった。
その患者達の内臓、角膜、骨髄などは世界各国の臓器移植を希望する患者へと移植された。
そしてその後、世界中で異変が起こり始める。
急激な犯罪の増加である。
猟奇殺人、幼児誘拐、善良市民への暴行など、残虐性が強い犯罪が急激に増加した。
そしてその犯人達は皆、韓国、朝鮮人からの臓器提供を受けた者達であった・・・
とか起こり得る可能性が・・・・!?
>>121
実際ヒヒから移植は行われてるし、これから動物からの移植は増えるよ。なんせ世界的な臓器不足だからね。知らないくせに簡単にありえないとか言わないように。
医者のコメントを読むと、臓器によるホルモンの影響とかは考えつかないのだろうか。
脂肪でさえも、ホルモンを出して体に影響を与える臓器であることが解って来たくらいだ。
心臓による影響もあるだろう。
そういったコメントをする医者を見ないのが不思議♪(笑)
>臓器によるホルモンの影響
と記憶が全く関係ないじゃん。
ホルモンが記憶を運ぶならそれこそ大事件だ。
みんなバンバンホルモン注射してるからな。
細胞全能説じゃないの?
俺の心臓は俺の物なんだから、移植先に俺の影響が出るのは当たり前じゃ?
脳も心臓も直接的に繋がっている(同じ体の中にある)わけだから、両方に共通される情報ってかなり多いだろうし、切り離されても俺の心臓は俺としての個性を持ち続けるだろうし。それこそ人工臓器とは違うんだしさ。
「世にも奇妙な物語」であったな。確か「心臓の記憶」だっけ? 心臓移植を受けたら、以前は嫌いだったタバコやレモンスカッシュが好きになってしまい、ドナーの事を調べ始め、ドナーの家族に会って、とかいう話。ストーカーに襲われそうになったり、生前ドナーが母親に作りかけていたセーターだが何かを主人公が完成させてプレゼントして終わり、と。
新しい臓器が体内に入ってきたことにより
脳の活動が全体的に修正され、
結果的に嗜好が変化した。というのはだめ?
嗜好というものが脳だけで作られるわけではなく
脳が臓器などを含めた体全般に必要な物を認識し
それに対応するように形成されるとすると
別に細胞が記憶を持ってなくても
臓器が変われば嗜好は変わるよね。
既出かどうか読んでないから、ここまでにしまーす。
これって殺人鬼の心臓移植された人ってやっぱ殺意に満ちてくるんすかね~ジェイソンの命日でジェイソンの心臓食ってた意味がわかった
こんな事ってあるのかな?
女性の臓器を移植した男性は、移植後直ぐに、男性しか愛せなくなった。
感情的情報も移るみたいだから、あるのかな?
>>122
の差別的発言はいかがなものか?
俺も心臓に持病があるからあまり他人事に思えないな。
ネガティブな人格にはなりたくねぇ
一応,今の枠組みでありうる説明を考えてみるか.
1.術後は環境や機能面での変化があるので人格に関わる変化が起こってもまったく不思議ではないことを前提として,ここで挙げられているような変化以外にも実はたくさん全面的に変化が起こっていて,普段は別にそれを意識しないが,遺族に提供者の話を聞いた後にその中から都合の良い部分だけを無意識的に抽出し,まるでそれだけが特徴的に発現したかのように錯誤しているだけ.
2.提供者の嗜好などについて聞いた後,提供者への親近感(自分の体の中に一部があるのだから)や感謝の念などから暗示的にかつ無意識的にその人の嗜好を受け継いでしまっているかもしれない.
とりあえず,古典的だけどこういう事後暗示的な要因くらいは記憶心理学的に検証しておく必要がありそう.
ちょうどこんな記事が。。
CNN.co.jp : ブタからの臓器移植、数年後には実現へ ttp://cnn.co.jp/science/CNN200502270003.html
脳と心臓って良く出来すぎだから
まだまだどんな不思議があってもおかしくないねー
わずかながら記憶が映るってのもあり得ると思うよ。
実際心臓には脳に近い部分が少しはあるらしいし
>>44
昔から言われてるがあれはキャラ作り…
移植で皆本性だしたら危ないぞ
すげー。ほんとにドグラマグラだね。
「脳髄は物を考えるところに在らず、細胞が物を考えている。脳髄はその交換手にすぎない」だっけ?
与太とは思いつつ、この説に感動したことがあるもので
この記事は感慨深いよ。ウーン。
記憶というものは、脳内ではなくどこか別の次元?に蓄えられる場所がある、と仮定すればどうでしょう。
脳というものは、記憶を貯めておく場所ではなく、どこかの記憶貯蔵庫と交信するための器官、なのではないかと。
脳内の「海馬」という部位が記憶に関係があると言われていますが、具体的にどのような形で記憶が保存されているかはまだわかっていません。
「海馬」は交信装置なのかもしれませんよ。
スキーで頭を打って、最近の記憶が飛んでしまった知人がいます。軽度の記憶喪失です。
記憶喪失でも、日常生活の習慣、お箸を持ったり字を書いたりということまでは失われません。こういったものはニューロンのネットワークで処理できる、いわばローカルな処理で対応しているので、忘れないのでしょう。
脳にショックを受けることで、一時的に記憶貯蔵庫との波長が合わなくなり、交信不能な状態に陥ったと考えれば、記憶喪失をうまく説明できるのではないかと思います。
多重人格や前世の記憶なども、自然に説明できそうです。
心臓移植による記憶の転移ですが、記憶そのものが移るのではなく、心臓がある程度記憶貯蔵庫との交信のキーを持っているためではないでしょうか?
レシピエントの方はどんな記憶を失ったのだろう。
イヤな記憶を物理的に切除できるってのはいいなあ。
そういや、昔、鬱病の治療に腸切除ってのがあった。
その術方を開発した医師は大流行した。
効き目はあったらしい。
「記憶は細胞に宿るか」宿るんでしょう。生命体ですからね、少なからず記憶されてると素人ながらおもいます。犯罪犯しても、「この心臓が指示したんです」って言い訳聞かんか?!
俺も>>138に同意。
臓器が変われば趣味嗜好が変わるのは当たり前。
酸素を大量に必要とする細胞を取り組めば、その要求にあった行動をする必要がある。
心臓を移植するって事は脈拍や血圧も変わるから、生活習慣や性格も変わるだろうよ。俺の心臓を移植した奴は低血圧の朝寝坊で遅刻が多くなるだろうな。
>>164
いや、テレビのコマーシャル的に言えば当然のことだ。
メガネを変えれば性格も変わる。
コナカのスーツを着れば仕事がしたくなる。
心臓は第二の脳というのを聞いたことある気がするけど。
確か脳とはまったく独立した神経の塊によって心臓の鼓動は制御されてるんじゃなかったっけ。単純にそいつが覚えてるんじゃ?
人間は皆同じ染色体のセットを持っているから、血液型が合えば理論的には臓器移植が可能だよね。もちろん免疫反応で拒絶しちゃう場合もあるけど。その場合はFK506などの免疫抑制剤を使えばある程度克服できるから。移植された心臓とそれ以外の部分は当然遺伝子が違うから、産生されるタンパク質とかも構造がちょっと違ってくるんだよね。C→Gになるだけでコードされるアミノ酸が変わってくるから、当然最終的に形成されるタンパク質も違う訳。これを遺伝子多型って言うけど。もしその変化が大きなタンパク質の立体構造に影響を与える場合、移植された人には何らかの変化が起きても不思議ではないよね。例えば、心臓提供者が糖の蓄積に優れていない、太りにくい体質だった場合、心臓は常に動き続けて多量のエネルギーを要求する訳だから、当然エネルギー、糖質を摂取したくなるはず。喉が渇いたら水を飲みたくなる、代謝に必要だから自然に呼吸して酸素を摂取するようにね。もちろん移植されたのは心臓だけだから、余程の事が無い限りは大した影響では無いかもしれないけど、多少嗜好性が変化しても不思議では無いと考えてみたんだけど。当方バイオ関係の院生です。
心臓の神経細胞のなかには、シナプス的な組織になっているものがあるそうだ。
それは本来の機能としては記憶とは関係ない働きを行う神経なのだそうだが、
結果的にシナプス様の状態になっていて、ここに記憶が保持される可能性はないこともないらしい。
たとえば、好みの女性を見たときに動悸が起こっていた等の生前の反応を、パターンとして記憶しているのかもしれない。
心臓提供者が好みだった女性を、被移植者が見たとする。すると移植された心臓は、その女性を見たという情報を移植者の脳から受け取る。ここで心臓は、保持されていた持ち主の生前の反応パターンにのっとって、自動的に動悸を起こす。
移植者は、この不意の心臓の反応によって、
逆に「自分はあの女性が好きである」という感情を引き起こされる。
と言う事も考えられなくはない。
というような話を仕入れたことがあるんだが、全然触れられてないな。
>146に同意。
を踏まえて、
臓器移植したとき、拒絶反応(免疫反応)を抑えるために大量のステロイド(副腎皮質ホルモン)を使います。
これを使うと、とても活動的になり、いろんなことをはじめますし、嗜好もかわります(正確に言うと、対象範囲が広がります)。感情が不安定になり、泣き上戸になったり、攻撃的になったりします。
このことは、ステロイド飲んだことはない人には理解しがたいかもしれませんが、ステロイドを継続的に投与してもらう自分の場合は、それまであんまり聞かなかった音楽を聴いて、涙をながしたり、料理をしはじめたり、ジムに通って水泳を始めたり、何を食べてもおいしく感じるようになりましたよ。
そういった活動範囲が広がっているなかで
>146さんのいうように、上記の説に合った事柄がピックアップされて広く信じられるようになったというのが自分の考えです。
こういう話の問題は、すべての人のケースについて
調査しているのか?ということだ
ぴたりと(少なくとも、していると思える程度に)
一致したケースのみが表に出てくるために
偶然の一致が強調され、誤った相関関係を
当てはめてしまっているのかもしれない
仮に偶然だとしても、当事者にとっては
それ以外の理由は考えられないものとなるからだ
あれかも。
宗教的な理由から臓器移植に反対している人々、というのは、科学的にどうであるか、論理的に考えてどうであるかなんか二の次だから、臓器移植を止めさせるためにはどんなデマでもつかうかも。
そういう、トンデモ系のお話かも。
>>138や>>146の意見はかなり納得できるな。
もっと単純化して、心臓の弱かった頃は運動しなかったけど
健康な心臓に変わることでできなかった運動をしまくって
人格が変わったように見えるだけとかな。
>その中には例えば、女性から心臓の提供を受け、移植後>に突然ピンク色が好きになり、香水に興味を抱いた男>性患者などがいたという。
ゲイなんだが、同性愛は治療できないから
受け入れなさいって言われたんだけど、
男の心臓の提供受けたらノンケになれるのかな…
ゲイであることで小学生の時から毎日自殺したいって
思ってるし、恋愛だってしたことないし、治せるんだったらどんなことしても治したい…。
これ、どの種類の記憶(食べ物の嗜好とか好きな音楽とか)が、
何の臓器を移植した時に転移するのかサンプリングしていけば、
何らかの関連性が見えて来るかもしれないね。
興味深い話ですね。
もし本当に記憶が宿っていたとしたら、その細胞を
クローニングすることで同一の記憶が持ち越せるんでしょうか?
人工心臓の人は、どのような感じになるのだろう?
さすがに、プラスチックの気持ちとかは、分からない
だろうし、好きな人がいてもドキドキしないんでしょう
かね?ダイヤル回すとか?
ドミノ移植というのがありますよね?
提供者からの例えば、肺と心臓を移植した後に、移植された人の心臓とかが、まだ使える状態であれば、それを別の人に移植するという手術法。
そういう人を、まぁ数は少ないけども調べれば、真実のほどがわかるのでは?
最後に心臓を移植された人が、肺と心臓を移植された人の趣味嗜好や記憶を受け継ぐか?
(何せ、提供者が生きてるので、嘘とほんとがはっきり分かる)
それと肺と心臓を移植された人がもともとの脳死提供者の趣味嗜好に変わるのか?
を、統計とって調べれば、まぁ結論でるわな。
…夢はなくなるけどね。
魂は頭のてっぺんからつま先まで全てがそうなんじゃないですかね。
脳で思考を司っても、脳自体がその人のすべてでは無いように。
ハートが痛むとか、心と体と言うような言い方を昔から言いますよね。
それは人間が本能で感じ取ってるのじゃないかと。
また、その人の遺伝情報は、はがれ落ちた皮膚にまで記載されてるし。
で、細胞には微粒の電流が流れてる。もしかして、DNA同士は無線のように互いに情報交換しているように感じます。胸騒ぎがするとか、
第六感とか、双子は同じ事を同時に思うとか、夫婦は似てくるとか。。
そして他人のDNAが結合した時、互いの情報が融合して、思考や行動に影響を与えるのではないか。にゃ?w
殺された男の子の心臓が~って言う部分に関してだけど、殺されて発見されたのに心臓移植できたのか?死んだら呼吸も止まるから、臓器なんて数分で使い物にならなくなると思うんだが。
それとも、瀕死状態で発見されて病院で死亡、それから移植されたのか?それなら納得。