【Yahoo! 】中国は上海にて、三本の腕を持つ子供が生まれ、このほど写真が公開されたとのこと。生後二ヶ月になるジージー君は左肩の前と後ろに二本の腕を持ち、共に正常な感覚を有している。医師は今後余分な腕の切除も予定しているが、いずれの腕も完全に機能しているため、どちらを切除すべきか判断しかねているという。現在、ジージー君が入院している上海小児医療センターのチェン・ボチャン氏は次のように語っている。「非常に特殊なケースです。完全な第三腕を持って生まれた子供は当院には記録がありません。どのように手術を行うべきかは非常に難しい問題です。」
また医師はジージー君(杰杰・仮名)は、先天的に腎臓がひとつしかないため、脊髄の湾曲が引き起こされる可能性があると話している。どちらかの左腕を触ると泣き出すが、そのほかの刺激に対しては笑顔を見せ、正常な反応を示すという。また今後手術を行う可能性はあるものの、まだ体が小さいため、手術のための準備を十分に行うことが出来ない、と話している。「現在、何人かの専門家に協力を依頼していますが、手術がうまくいくという希望を持っています。」
メディアの伝えるところによれば、このように余分な腕や足を持って生まれる子供は多いものの、多くのケースではどちらが発達しているかは一目瞭然であるため、今回のように両方のが十分に発達したケースは極めて珍しいという。しかしチェン医師の病院は、結合双生児の分離手術を含む先天的奇形の治療において中国でも最も実績のある病院である。そのため、ジージー君のような子供がしばし安徽省などの内陸地から上海の病院へ送られてくるとのこと。
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1922年、南アフリカで誕生したアブドゥル・アズィズ・レインロウンはやはり完全な四本足を持つ寄生性二殿体であった。しかし、寄生体の足は彼が3歳の時に切断された。こうした二殿体の双子は寄生体の足を骨盤や脊柱下部に結合した状態で持ち、それらは自生体側の足の影響下で動かすことは出来るが、寄生体側の足のみを独立して動かすことは不可能であると言われている。またこうした症状の双子は足以外にも腕、足、胸などを複数持つことがある。
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