【nbc6.net】今週水曜に行われたマーリー・キャセウスちゃんの手術が、無事終了したことが、手術から一日経った金曜、医師によって明らかにされた模様。米マイアミのジャクソン・メモリアル病院で行われた手術は凡そ17時間に及び、マーリーちゃんの顔からまず巨大な骨塊が切除され、次いでプラスチックとチタンによって顔が整形されたという。「彼女の顔にある塊の中心部分を取り除く事に成功しました。我々は彼女に新たな鼻を与えることにも成功しました。そして一端手術を終えた後、彼女の上唇を整形したんです。」手術を統率したイエズス・ゴメス医師は語った。マーリーちゃんは現在、様態も安定し、長時間に渡る手術で疲れを見せているものの、結果には大満足しているという。
「彼女はもう意識もありますし、生命維持装置も必要ないでしょう。今後は酸素と、まだもちろん痛みはありますから、多少の鎮静剤を与えていくことになると思います。ですが、彼女は今結果にとても喜んでいますし、とても活発です。今朝は、私にサムアップ(親指を立てること)してみせてくれました。本当に勇敢な少女です。我々も最高にうれしかったです。」
ゴメス医師によれば、手術は予想外に順調にすすみ、まず上下(顎の上下)の大きな塊が取り除かれ、次いで顔と鼻の大部分を整形するという手順で行われたという。当初、今回の手術では片方の塊しか切除出来ないと予測されていたのである。「一体どうなっているのか、私にも分かりません。手術の成功を祈ってくれた人全てのお陰なのかもしれません。それくらい手術は、スムースで、本当に順調だったんです。」医師のカミ・パルサ氏はそう語っている(写真は手術前のマーリーちゃん)。
マーリーちゃんは今後、数ヶ月、食事と呼吸をチューブ経由で行うことになるという。口を開閉することは出来ても、まだ味覚や嗅覚がないのである。また母親のマレイン・アントインさんは、手術後、かつての顔とは変わり果てたマーリーちゃんの姿に驚きを隠せなかったと認め、次のように語っている(写真は手術後のマーリーちゃん)。
「今までとは違っていました。今後も彼女の顔は決して、かつてのようには戻らないでしょう。だけど、彼女は今本当に幸せで、彼女を襲っていた不幸はもうすぐ終わるんです。そして私も今は幸せをこの手に握りしめて感じています。」
マレインさんはこの困難な手術を成功させてくれた医師、そしてインターナショナル・キッズ・ファンドを通じ、手術費用を寄付してくれた全ての人々に深く感謝しているという。
今後も、マーリーちゃんは幾度かの手術に耐えなければならない。しかしもし全てが上手く行けば、今後8週間のうちに、彼女の顎は完全に整形されるという。
【参考2】Marlie Casseus:マーリーちゃんへの寄付を受け付けている
【関連】X51.ORG : 少女の顔面に出来た巨大な腫瘍、切除手術へ
- X51.ORG : 世界初の顔面移植手術に成功 フランス
- X51.ORG : 寄生的頭蓋結合の少女、史上初の分離手術成功か
ここ最近になり、昨年の今頃に報じられたトリーチャー・コリンズ症候群のジュリアナ・ウェットモアちゃんが無事に一歳を迎え、初めての言葉を喋ったことなどが報じられている(彼女の初めての言葉は「オ、オー」であったという)。またあれからジュリアナちゃんの詳しいDNA調査が行われた結果、彼女の症状はほぼ全てにおいて前例のないケースであり、ただでさえ稀なトリーチャー・コリンズの中でも更に珍しい、おそらく「世界でただ一人」の症状であることなどが明らかになったという。
しかしまた、医師は、ジュリアナちゃんの知性は至って正常であり、手術こそ難航してるものの、家族や周囲の人々の支えの中で、僅かづつ成長していると語っている。また昨年、彼等家族が支援と理解の必要を求め、メディアへ露出することを決意した後、ジュリアナちゃんの特集番組や報道が増え、彼等家族や、ジュリアナちゃんに対する周囲の目が徐々に変わりつつあること、またそうしたニュースや番組を見た様々な人々がジュリアナちゃんの元を訪れたり、手紙をくれたということを母親のタミーさんは感謝と共に語っている。タミーさんは今も世界中から届く全ての手紙、メールに必ず目を通しているという。
- First Coast News | The Girl Without a Face Says Her First Words
- Streaming Video:一歳を迎えたジュリアナちゃんの近況ビデオ
- CaringBridge.org - juliana:ジュリアナちゃんの家族のサイト
- X51.ORG : 顔のない少女
また今年6月、人魚体奇形として史上二人目の足分離手術に成功したペルーのミラグロス・ケロンちゃんも、その後の経過が順調であることが最近報じられている。彼女の場合も、今後まだ幾度かの手術が必要になるとされているが、既に山場は越えているため、徐々に改善へと向かっているという。両親はいつか、彼女が両足で歩けるようになる日が必ず来ることを信じている、と語っている。
- BBC NEWS | Health | Peru's 'mermaid' girl doing well
- X51.ORG : 人魚体奇形の少女、両足の分離手術に成功 ペルー
どうなるのかと思ったけど、成功して良かったね。
今後の手術と痛みと、大変だろうけど頑張って乗り越えてほしい・・・。
口の開閉がもうできるってすごいよ・・・
味覚と嗅覚も戻れたらいいね。
本当にすごい・・・
年末にこのサイトで難病克服ニュースを見るのがだんだん恒例になりつつあるなwでも何でいつも女の子なんだろう。女の子の方がやっぱ生命力強いってことかな。
おお、すばらしい。
まだまだ先はあるんだろうけど、とても大きな困難をひとつ
克服できましたね。
彼女と、その治療に関わった人達(支援者含む)みんなにGJ!
>>12
> まぁ成長期に切除してもまた生えてきそうだよな。
実はそうなんだよな。
でも、これ以上大きくなると失明の危険があったんで
(前回記事参照)、もう延ばせなかったようだ。
医療の凄さも分かったが、
世の中にはすさまじい病気が存在することも分かったな・・・
しかし一枚目の画像は何だ?
レントゲンではないだろうし
>>24
この子の骨の映像じゃない?
単に肉腫瘍ができてたんじゃなくて、骨にも腫瘍が入ってたみたいだから。
だから手術が難しいみたいな。
お~。成功したのか!良かった良かった。
寄付は出来ないけど、患者の将来を祈る事と、世界初の手術に果敢にも挑んだ医者を褒めるのはいいよな?
すげぇぞ。ホントに凄い!
2枚目の写真を見るかぎり、下顎の腫瘍は切除されていないように見えますけど...
成長期が終わるまではこのままにするのでしょうか?
こんな巨大な骨腫をどうやって切り取るんだろう?ノコギリか?上の骨とったら、顔の部分は骨がなくなって、大きな穴みたいのが出来るのかな?写真が余りにも普通すぎるけど、冷静に考えると、どうやるのか全く想像がつかない。
凄い事やりましたねゴメスさん、おめでとう
医学の進歩は、どこまで続くのか・・・
マーリーちゃんの、今後の人生に幸あれ(^^)
所詮俺は興味本位でこういうニュースを見ているだけの
人間なんだけども、今回は本当に良かったと思う。
まだ終わったわけじゃないし
これからも辛いことがあるだろうが
この子に少しでも幸が多からんことを祈るよ。
手術無事終わってよかったねぇ。
でも、また再び生えてきてこういう手術とかするのは
大変だろうな。しかし影ながら応援してるしかない自分・・。
見たとき、ピンクの水風船が口の中から出ているように見えたものが、腫瘍だとは思わんかったじょ。
病気と患者しゃんとお医者先生はすごいじょ。
すげえええぇぇぇっ!! ヨカッタ‥‥
っていうか、
「キモワル」とか言うヤツいるけれど、
ちゃんとTVのニュースでやって欲しいぞ。
こういう病気の存在や患者と医師の努力を
報道してくれれば、「キモワル」言う連中も
少しは減ると思われ。
医学はすごいね。
人を助けることができる仕事というのは、やはりいいものだと思う。
しかし世の中には未知の病気がたくさんあるんだなー。
女の子だし、顔が元通りになるといいな。
「マーリーちゃんの顔からまず巨大な骨肉腫が切除され、次いでプラスチックとチタンによって顔が整形されたという」
って本文に書いてあるから
成長期でも少なくとも顔にはもう腫瘍できないんじゃない?
プラスチックとチタンにしちゃったんだから…
>>プラスチックとチタン
成長に合わせて年に最低一回くらいは手術で取り替えていかなきゃならなくなるんじゃないか?
成長が止まるまで。
小さくない手術になるだろうし、これから大変だよ。
ともあれ切除成功したのはとてもよかった。
管理人さま、術後経過レポート乙です。
経過が順調と聞くと嬉しくなります。
手術の第1報を伝えるところは多いですが、きちんとフォローアップしてくれるところはほとんどないんですよね。今後も応援してます!
とりあえず、医師&管理人GJ!
で、無粋にツッコミ
>術後、かつての顔とは変わり果てたマーリーちゃんの姿に
「変わり果てた」はネガティブワードでは・・・・見違えた?
ジュリアナちゃんの家族のサイト見たけど
ジュリアナちゃん眼窩手術したっぽいね。
目が飛び出てるのが大分収まってた。
こちらも手術成功おめでとう。
手術前の写真を見て一瞬でも「キモイ」と思ってしまった
自分が許せない・・・
マーリーちゃんの完治を祈ってます。
医療、福祉関係の仕事もいいなと思った。
でも、コレ世界初の症例でもなければ、切除成功も世界初じゃないぜ。
南アジアの方の子供がなって、台湾か上海で切除成功した例がある。
でも、コレ世界初の症例でもなければ、切除成功も世界初じゃないぜ。
南アジアの方の子供がなって、台湾か上海で切除成功した例がある。
まだ、色々と手術をしないといけないみたいだけど、
とりあえずは、手術成功おめでとう!!
リハビリとか術後のケアとか大変そうだけど、一日も
早くもとの顔に戻る事を祈らずにはいられません
>>33
今後も、マーリーちゃんは幾度かの手術に耐えなければならない。しかしもし全てが上手く行けば、今後8週間のうちに、彼女の顎は完全に整形されるという。
これ見て、ちと気づいた事が・・・
オイラは上海に住んでるんだけど、南京西路という繁華街
に、たまーに現われる物乞い(男性20代かな?)が、この子
にすごーく似た顔というか病状なんだよね・・・
んで、その物乞いは、数人の男に運ばれて座らされて、
帰りは、その男たちに荒々しく連れ去られていて、どうも
物乞いで得たわずかな収入も巻き上げられているみたいです。
ここでは、彼だけでなく、障害をもった方が見世物的に物乞いをやらされている光景をよくみます・・・
なんとかならないのだろうか・・・
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051226k0000m040086000c.html
↑のような技術がさらに進歩すると、思った以上に早い段階で上手く修復できるのかもしれない。
>>79
物乞いでそんなに稼げるものなのかな?
その上海の青年もその人達しか頼るあてがないのかもしれない。
他の人達は気持悪がるだけで何もしてくれないけど、その人達は自分を必要としてくれると・・・
親が見捨てちゃうと、かなり社会に受け入れられるのはつらいからねー
>マスクって映画(ジムキャリーじゃないほう)
あれも実話がモトだよね。
そっちの作品では主人公は死んじゃったんだよね。
すっげー前向きなヤツだったのに。
インドネシアの男の子がこれと同じ病気になって、
台湾で手術して、手術は成功したんだけど、
術後に経過が悪く死亡してしまったそうです。
やはり、難しい病気みたいです。
こんなにきれいになるとは!お医者さんやるじゃん!ブラボー!けど、それにしてもやぶ医者多すぎ。定期的に適正検査みたいなのしてほしい。で、怠慢な奴は大幅に減給or免許剥奪じゃ~!
上のコメントで少し気になったんだけど、取り去っても再発する可能性ってあるんだろうか・・少し心配。
彼女の症例である多骨性線維骨異形成ってネットで調べると「線維性骨異形成症やMcCune-Albright症候群は、ヒト染色体20q13遺伝子座にあるGNAS1遺伝子の体細胞変異に起因する疾患であることが示された」とあったけど、患部の細胞に依存する疾患なら切除すれば大丈夫でしょうか?
>>18禿同
漏れもミラグロスちゃんも気になってたよ
良かった良かった
今後の経過を是非お願いします。
お金かかりそうだけど整形手術とかで綺麗にならないかなぁ~
女の子だしね