【Sun】1999年、交通事故でジャッキー・サブリド(22)は全てを失った。彼女は一命こそ取り留めたが、車内から救出されるまでの45秒間、彼女は炎に焼かれ、顔や身体に恐ろしい火傷を負ったのである。彼女はその後凡そ50カ所に及ぶ整形手術を受けたが、もはや元通りに戻る手だては残されていないと医師に告げられた。そしてそれ以来、彼女は二度と自分の姿を鏡を見ることはなくなった。しかし、そんな彼女の元に最近になってある話が飛び込んできた。それは今後一年以内に米国の医師らが彼女に新しい顔を与えることができるかもしれない、という信じられない話だったのである。興奮した彼女は言った。「もう一度外に出て、人と向き合うことができるかもしれない」。
現在、米国はテキサス州オースティン在住の彼女は、かつての美しかった自分の写真を見るたび、涙を流す。(写真上は事故前、写真中は事故後のサブリド)
「あの頃の自分の姿に戻れるなら、何だってするわ、、。今は毎日ただコンピュータの前に座ってチャットばかりしているの、、。ネットの向こう側の話し相手は私がどんな顔か知らないのよ、、。私だって学校に行きたい。自分の力で生きて行きたい。だけど、この顔のせいでどうにもならないのよ、、。」
そしてそんな彼女に「顔面移植」という新たな可能性を話したのは、ケンタッキー州ルイスヴィル大学のジョー・バニス医師、セルジュ・マルチネス医師、ジョン・バーカー医師らの研究チームである。
この、まるでSF映画フェイス・オフ(二人の登場人物がそれぞれ手術で顔を入れ替える)のような手術を彼らは既に「ダミー」で成功させているという。この試行実験とは科学研究目的で寄付された人間の遺体から別の遺体へと顔を移植する実験である。
「実験で我々はこの手術が実際に可能であること、そしてそれは驚くべきことであることを学びました。我々は前準備として出来うることは全て試しました。よって後は、これを生きた人間に実行するかどうか、もうそこまで来ているんです」。バーカー医師は語った。
またマルチネス医師によれば、彼らは現在、この手術に適した患者を探しているという。
「もしこの手術が本当に行なわれれば、おそらく、それは初めて心臓移植が行なわれた時をしのぐ衝撃を世界に与えるでしょう」。
この顔面移植手術は凡そ20時間から25時間を要する。手術では患者の鼻、唇、瞼を切除しながら、同時に周囲の皮膚、顔面の筋肉、神経、血管、皮下脂肪を取り除いていく形で行なわれる。またサブリドのように顔面の肉がほぼ焼けただれている場合も同様に切除される。
そしてその後、顕微手術にて全ての血管(内いくつかは直径1ミリ程度)を再結合しながら「新しい顔」を移植するのである。また術後、患者はその残りの一生の間、身体が新しい顔に拒絶反応を示さぬよう、強力な免疫抑制剤を飲み続けなければならない。しかしまた、こうした薬はガンなどの非常に強い副作用が予想されるなど、術後も大きな危険が伴うのである。その為、研究チームは現在、そうした危険を犯してなお手術が必要とされるような、顔をひどく損傷した患者にのみ施術する予定であるという。
またバーカー医師によれば、これまでの死体実験の結果、術後の患者の顔は、彼らの親族にすら見分けがつかない程別人の顔になってしまうということも付け加えている。そのため、この手術には技術的、倫理的な問題だけでなく、患者に対する心理的な作用も問題となるのである。また彼らチームの研究に対し、他の医師からはまるで「フランケンシュタインのようである」とし、患者の顔は必ずや奇妙なものになるはずである、とそうした移植手術に対して懸念を抱いている。
しかしまた、こうした顔面の縫合手術そのものに関しては、既に前例が存在している。1994年、インドにて当時9歳の少女だったサンディープ・カウルが脱穀機に三つ編みにしたお下げが巻き込まれ、そのまま顔面の皮膚と頭皮をほぼまるごとはぎ取られるいう事件が発生した。彼女の母親はまるでマスクのようにはぎ取られた彼女の顔をビニール袋に入れて、カウルと共に病院に運び、顕微外科医のアブラハム・トーマス氏が縫合したのである。トーマス氏によれば、血管を再結合するなり、"顔はまるで"息を吹き返したように生き生きとしたピンク色に戻った"と話している。
(写真右は現在のカウルの姿、事故前後の様子はこちら・グロテスクな画像を含むので注意)
そして現在、サブリドはこの顔面移植手術に新しい人生の希望を見いだしているが、まだ未知の移植手術に対する恐怖をぬぐい去ることは出来ないようである。
「(顔面移植の)史上初の患者にはなりたくない。二番目がいいわ。」彼女は語った。
【参考】サブリドさんの記者会見 | 医師・医療スタッフの脳死・移植に対する態度より
Royal Free Hospitalのピーター・バトラー形成外科医らのグループが、「ガンや事故あるいはヤケドによって、顔が大きく損傷した患者の治療として、死体ドナーからのfull-face transplants=顔面移植が技術的に可能になり、社会的および政府の承認が得られれば18ヵ月後に手術ができる。倫理上の考慮されるべきことが非常に大きく、十分な公開討論がなされなければならない」と、11月27日に英国で開かれる形成外科学会に発表することを報じた。 顔面移植手術は、顕微手術装置と拒絶反応を抑制する薬剤の進歩で、可能になったという。皮膚、骨、唇、耳、鼻、あごの移植手術には10時間以上かかり、移植後に動きや感覚をコントロールする神経、血管、筋肉を付ける。神経再生がうまくいかないと、移植された顔面は役に立たない。バトラー医師らが、医師や看護婦を含む120人に「死亡時に顔を提供するか」と調査したところ、ドナーになってもいいと答えた人は1人もいなかった、とのこと。
【関連】死者からの顔面移植、その可能性
この人って確か飲酒運転してた若者に横から突っ込まれてこうなったんだよね?なんか飲酒運転に反対する、この事件の告発ページがあったんだけど、最近移転したみたいで・・・。誰か移転先知らない?
>>12
同じネタっていうか、傷の入り方といい、顔面皮膚移植
(あれは他人からだったが)黒男そのものじゃないか?
手塚治虫もすごいが、それが現実に起こってることがもっと
すごい。というか恐ろしい。
>>25
肉の部分がなくなるとあんなのになるんだよ。
それはそうと「日本人のおしっこ」の広告のモデル、股間毛深すぎだろ。
剃れよ。萎えるよ。
軟骨組織とかはほとんど失われたのでしょう…
傷痍軍人の記録写真で山ほど見ました。砲弾の破片で顔面そっくり剥ぎ取られたりした写真です。
外出の際に支障が無いように(減らせるように)ゴムで出来たパーツを紐で固定したりしていましたが。すっぽりと被れるゴム製マスクもありました。
どうにも痛ましい…単なる皮膚移植ではなくて組織ごとごっそり移植しなければならないのだし。
組織再生で治せないものなのか。
>>33
俺もそう思った。
本当に心からこの人愛してたら、例え顔が写真のような状態になっても
この人を愛してあげられるものなのかもしれないけど・・・・。
それでも社会的には絶対に復帰不可能になってしまうし。
ちゃんと生きてるのに、顔がなければ社会的に生きる事を許されないんだもんな。
何か凄い心が痛む。
>>33
俺もそう思った。
本当に心からこの人愛してたら、例え顔が写真のような状態になっても
この人を愛してあげられるものなのかもしれないけど・・・・。
それでも社会的には絶対に復帰不可能になってしまうし。
ちゃんと生きてるのに、顔がなければ社会的に生きる事を許されないんだもんな。
何か凄い心が痛む。
>>33
俺もそう思った。
本当に心からこの人愛してたら、例え顔が写真のような状態になっても
この人を愛してあげられるものなのかもしれないけど・・・・。
それでも社会的には絶対に復帰不可能になってしまうし。
ちゃんと生きてるのに、顔がなければ社会的に生きる事を許されないんだもんな。
何か凄い心が痛む。
>>9
抗生物質で太ったんじゃない?
コンビニでバイトしてるとき、
左顔面が穴開いたみたいに陥没してる女の人が買い物に来て背筋凍ったことある。
それも深夜。
もう何ていうか…(´Д`)
そのあと事務所に引っ込んで煙草を吸わずにはいられなかった。
こう言っちゃなんだけど、「可哀想」とかいう生半可な感情って全部後付けのモノなのな。
リアルタイムで見るとただ絶句するよ。
いちばん抜き差しならないのは本人なんだろうけど。
今どこぞの国に留学してるんだけど、そのどこぞの国の
どこぞの首都の一番大きな駅の前で上の写真の2枚目の
ような顔及び全身がただれている人を見たことがある。
物乞いしてた、母親に抱かれるようにして。
背丈から言って小学生だったような気がする。
心の底から本当に寒気を覚えた。
43の人も言ってるようにマジで絶句する。
確かに「可哀想」は後付けやね。
こういう人を助けられるんだから、医学の進歩って素晴らしいです。
こういう事が今まで出来なかったというのに逆に驚きを覚えたり。
ブラックジャックの世界ってようやく実現できるようになったんですね。
デブ専・ブス専がいるんだからこっちの顔のがイイ(・∀・)!!ってヤシもいるだろ。
不謹慎だが俺は事故後の写真グレイみたいでちょっと可愛いと思ったぞ。
もちろんケコーンするなら事故前だけどなw
もし自分の彼女が事故後のサブリナさんみたいになったら本当に愛せるだろうか。今は本気で愛してるつもりでもやっぱり嫌悪感抱いてしまう気がする。そんな小生は上辺だけなのかなーと思ったり。まだまだだ
>43,44
後付でも「かわいそう」と思えるところが人間のいいところかもね。
しかし、鼻くらいはシリコンとかで何とかならないんだろうか。
サンディープ・カウルの例だが、脱穀機の内部は一体どんな構造なんだ?刃のついたドラムが回転しているようなものなのかと思っていたんだが‥。
あのように顔の表面を一続きで削ぎ落とせるものなのか?
(写真は皮にくっついていた肉の部分を削ぎ落としたものなんだろうけど)
>54
刃で削ぎ落とされたというより、強烈な力で「ビリッ!」て一気に引き剥がされたと予想してみる…やっぱそれはないか…。
>56
どっかの富豪が手首から先を移植したってニュース、前に聞いたような気がする。
もしかしたら手も取り戻せるかも知れない。
前にTVでネズミの背中に人間の耳を作ってそれを移植する技術を見たけれど
同じように顔を作って移植したりできないのかな?
>彼女だったら付き合っていけるか
顔がそこまでかわれば、中身も変わっていくだろね
すさんでいってしまうというか
そういう心のケアも含めて、付き合っていくことを考えると
元通りにはいかないだろうし、大変だろうな
>>59
耳はパーツだからねー。
顔面そのものを再生するのはアレなんじゃないか。
ていうかマウスで人顔面再生中の図を想像してさらに食欲がなくなった自分がいる。
まぁ見かけ云々は人間の美的感覚に基くもんだからアレだが、
難病がクローニングとかで治せるならば倫理観なんて
クソみたいなもんは捨てるべきだと思うな
死んじまったら何にもなりゃしないのに。
整形ってのはどの程度まで可能なの?
表皮組織まで移植したのなら、その後
元の自分の顔まで形成することは
不可能なのかな。
可能であることを希望するよ
ユニークフェイス という団体があります。
[ >> LINK ]
私たちはそれぞれ違った顔を持っています。その中でも、先天的な病気、後天的な病気・火傷・事故などで、顔や身体が「ユニーク」な方たちがいます。現在日本には、このような当事者が推定数十万人いると考えられています。そのような方々は、ひとたび社会に出ると他者からの好奇の視線にさらされ、生きづらさを感じております。 NPO法人ユニークフェイスは、そんな人たちの特徴を「ユニークフェイス(固有の顔)」と表現し、様々な支援を行っています。
これはあくまでも顔のカタチを取り戻す為だけの手術でしょうね。
表情や感情を顔で表すことを取り戻す。とまではとてもいかないと思います。
人工的なマスクではなく、生体のマスクとでもいいますか...。
顔面の一部欠損に自皮膚の移植を行なった人がいますが、
こういう場合が、43氏の見たような例になるのだと思います。
どんな治療方法をとっても「元通りには成らない」
「失ったものを取り戻すことは出来ない」というのが現状でしょう。
それでも患者に未来への希望を与えることができ、身体的精神的な
総合治療への一助となるのなら、価値ある試みと言えると思います。
それでも最後に患者を助けることができるのは、
家族や周囲の人々の、変わってしまったことを理解し受け入れることや、
患者が住み暮らす地域や社会の理解と協力でしょうね。
そういったことができる場所を得た幸運な人は、「失ったこと」を克服して力強く生きています。
これがサブリドさんに希望を与えるきっかけになればいいですが..。
顔が焼け爛れてしまったと言う事は汗腺・神経・毛穴・筋肉に問題が生じると思われます。
一般的に行われている整形とは違い表情筋が弱く、或いは全く無くなっているため完全に元通りにするのは難しいでしょうな。
できるならば治して日常を取り戻して欲しい物です。
サブリドさん、自殺したいと思ったろうな、いやほんとに。
よく精神面のケアをやってると思う。そこは医者がんばってると思う、サブリドさんもだけど。
だって時間が経ってどうしようもないとはいえ、同じ状況で私が事故後に事故前の写真見たりしたら…
……サブリドさん、強いよ
以前どこかのサイトでルポルタージュみたいのを読んだけど・・・
・父親がつねに傍らにいて、それこそ献身的なサポートをしているらしい。いろいろな意味で今の彼女の存在は父親によるものなのでしょうね。
・上半身はほとんど焼けただれていて、汗をかくこともできないしウェットスーツを常に着ているような感じだとか。まぶたも焼け落ちてしまっているので眼球を乾燥から守るだけでも大変だとか。容貌のことに加えて生理的なQOL障害というか、そういう部分から来る苦しさや不全感も相当たいへんだと思う。
・発端になった交通事故は彼女は過失ゼロで、相手は飲酒運転の男子大学生。そいつは事故後も「お気に入りの車が燃えてしまった」ことばかり気にしていたり、裁判の過程でも自分の心証がよくなったかどうかにしか関心がなかったような奴らしい。まあDQNというか。
ちなみに彼はごく軽傷で済んでいるのであった・・・。
──などなど、かなり長文だったんだけど、読まずにはいられなかった。
感想は、まあ他の多くのコメントに同じ。
だけどやっぱり簡単には言葉にできないな・・・。
太田哲也氏の「クラッシュ」っていう本を読んだ方、おられますか。
彼も交通事故(というかレース中の事故)で全身の60%に火傷を負い、
鼻、まぶた等を失っています。
後に形成外科(失った組織を再建するのが主眼の治療です)治療を受けて
形を取り戻しています。
意識を取り戻したあとの苦悩、苦闘がありありと描かれていて
書店で立ち読みして、そのまま全部読んでしまって、それから
レジへ行ったぐらい、凄くインパクトのある本でした。
興味を持たれた方は買ってみると良いかもしれません。
私は見てないのですが、映画化もされたようです。
しかしこの本を読むと、顔面移植は全くもって
何の解決にもならないケースもあるのではないかと思えるかもしれません。
>>58
左手首の移植手術を受けた人物ですね(かな?)。彼はアメリカ人ですが、手術はイギリスで受けました。飛行機に乗っていてたまたま手にした新聞に「手首の移植実験の被験者を求む」の記事を見て応募しました。いわゆる実験治療というものですね。
手術そのものは成功したのですが、手首がなんともいえないどす黒さで、加えて一生免疫抑制剤を始めとする何種類もの薬物投与を受けなければならないのでうっかり風邪でも引こうものなら命にかかわるという話でした。感覚障害もあるし、使えないことも無いけど大層不便そうではありました。
しかしこの人物が手首を無くした原因がタバコを吸いながら感謝祭の花火をいじっていたからとゆーのがなんとも…
とりあえずここの記事の場合、事故を起こした野郎はリンチにかけるべきだ!
我ながらはなはだ不謹慎な発言ではあるが、これこそ実験治療の名目でどこかのベンチャー企業が名乗りを挙げないものか!彼女の整形手術に成功すれば一躍業界トップになれるぞ!
そうとでも思わないとこちらもやり切れん!
映画なら「ダーク・マン」もあります。顔面をやけどで失った男が自分で発明した人造皮膚で復活する話です。しかしこの実例を見るとやっぱ映画はお話に過ぎないですね。
>54
脱穀機に刃はありませんよ。基本的にはドラムに棒がたくさん生えています(「脱穀機」でググってみてください)。見れば判りますが、ひも状のものが絡みつきやすい構造してます。
今は顔の皮膚を移植とかのレベルだけど
もっと医学や技術が進歩して脳の移植が可能になったら
体を失うような事故が起こると脳を入れ替えちゃうのかな
ブラックジャックでの脳の入れ替えのように
でも人間の体って結構頑張って治そうと思えば治るんだね。
血管繋げるのは相当難しいけど。
ここまでできるんなら世の中美人多くなるだろうなぁ。
やはりES細胞や幹細胞の研究をもっと進めてほしいね。
何十年後かわからないけど、自分のDNAから身体のパーツを再生できるようになったら、どれだけたくさんの人が救われることかと思う。
それでも彼女の場合は簡単には行かないだろうけどさ。
何とかなると良いのに、と思う反面
人間の力でそこまでして良いのか、と言う疑問も否めない
だけど、当事者だったらそうも言ってられないんだろうな・・・
>>90
指一本でも動かせればチャットは出来るよ…
ずっと以前僕がワープロを納品したお客さんは重度の脳性麻痺で右足の薬指一本でワープロを打っていました。バビンスキー反応がひどくてそこしか動かせないのだわ。
>>94
バイク乗りとして一言言わせて貰うぜ、
そいつはただの馬鹿だ!
いやー僕も峠道をツーリングしていて何の気なしに足元の石をバイクに乗ったまま蹴り飛ばしたのだわ、後続車が乗り上げないように。
家に帰ってからブーツを脱ぐとワークブーツのつま先がざっくり裂けていたんだよね。
あの時は魂消たなぁ。
>>23
後々のために撮らなきゃならんのよ。
何がどうだったからどういう結果になったのか、を示すための根拠はひとつでも多い方が良いから、写真とか記録に残せるものは出来る限り残す。
そうしないと事故や緊急の手術は多くの事例をこなす意味が薄れてしまう。
>>76
>事故を起こした野郎はリンチにかけるべき
部外者だから言えるのだろうけれど、そうしたところで彼女の顔が戻るわけでもないし、そのことで短期的に気が紛れてもいつかはそれを含めて気に病むようになると思う。
相手が人間の屑みたいなやつだったとしても、それを傷付けたところで何も戻りはしないよ。彼女や周囲にとって最善の策は「関わらない」「思い出さない」しかないと思う、厳しいことだけれど。
脳を移植した人間が人格・記憶共に問題が無いとしたら心は脳に宿るのですね。
まぁ、現実的に考えれば記憶は電気信号でしかなく感情は脳内物質の化学反応に過ぎない。
ヒトが自分自身(生命)を作る時に躊躇うのは、自分自身を作る過程で脆弱さや単純さを知ってしまうのを本能的に恐れるからなのかも、知れませんね?
いや、今浮かんだ戯言ですが。
>>98
たしかにそうかも。
>>99
心臓移植された人が、それまでと好みが変わったり、行ったこともない場所を懐かしく思ったりして、よくよく調べたら心臓の持ち主の好みや記憶だったということがあるようです。
これを聞くと、心は脳だけに宿るわけではないようですが、化学反応に過ぎないのかなぁと思う。
薬物注射したり、電気信号与えたりしたら感情に影響あるし。
事故後のサブリドってスタートレック ディープスペース
に出てくるキャラに似てる
酒場にいつも座る席があってみんなに好かれてるってのに
顔は発生の過程できっちり形成されていくわけだから、身体各所の発生、形態形成のメカニズムが完璧に再現性のある形で研究されれば、SFみたいに顔だけ作って挿げ替えるなんてこともできるようになる、はず。もちろん免疫抑制剤なんて無粋な物はいらなくなるはず。
>>102
モーンのことですな
まぁ、彼の場合自ら進んであの姿になったようなモンですし
あとでボロ儲けできるってんですから、悲観的になることもなかったんでしょう。
しかし、STの時代ならこの傷も治療可能なんでしょうなぁ。
余談ですが、スタートレック・ヴォイジャーの35話「ドクターの恋」に登場するダナラ・ベルの方がサブリド嬢に近いかもしれませんね
>50
江戸川乱歩の「芋虫」が似たような話ですね。
確かに彼なら寧ろ好みそうだとは思う。当て嵌めちゃいけないだろうが。
>>100
いやいや、『脳以外の体の部位を移植してもし人格や記憶に変化が無かったら、脳に記憶は宿ると言う事になるのでしょうか。』と私は言いたかったのですよ、言い方が悪かったですね。
それと、薬物は脳内物質の分泌や脳内物質自体の肩代わりをしたりしてまさに化学反応ですよ。電気信号云々も、確か人間の脳内は電気信号で記憶などをやり取りしているはずです。
>>101
私は中学生では無いですね。
相手の年齢を一々指摘すると逆に貴方自身の精神年齢の低さが暴露しますから止めた方が宜しいかと。
連投申し訳ないですな、↑の所が書き間違えていたので。
『脳以外の体の部位を移植してもし人格や記憶に変化が無かったら、脳に(×)記憶は宿ると言う事になるのでしょうか。』
、『脳以外の体の部位を移植してもし人格や記憶に変化が無かったら、脳に(○)心が宿ると言う事になるのでしょうか。』
>>108
割込み失礼。
記憶は個々の細胞レベルで蓄積されるという「細胞記憶説」でしょうか。
19世紀の末には生理学者たちの大部分は、近い将来記憶や感情のメカニズムも物質レベルで解明できると確信していましたが、20世紀になって現実に物質レベルでの研究が始まると、学者たちの総意は
「やっぱりわからない」
でした。
やはり感情も記憶も、脳以外の臓器でも司られているという結論に達しつつあります。
脳死が確認されたボディでも、いざ移植用臓器を摘出しようとすると、心拍数が上がる、涙を流す、身をよじる、といった反応が確認される場合もあるようです。
もちろんこうした現象にもっともらしい理屈もつけられるでしょうが、それでも総意は
「やっぱりわからない」
です。
具体的に移植手術を受けた方の少なくない数が、手術後微妙に嗜好や性癖に変化が現れたという報告もあります。
現代文明人としての我々は、慎重に、そして現実的に行動しなければなりません。
というわけで私バイク乗りではありますが、例えアイバンクと腎バンクに登録しようとも、ドナーカードには意地でも署名しません。
>やはり感情も記憶も、脳以外の臓器でも司られているとい
>う結論に達しつつあります。
初めて聞いた。 何かソースある?
>例えアイバンクと腎バンクに登録しようとも、ドナーカー
>ドには意地でも署名しません。
別に何か意見があるわけじゃないんですが、まったく理屈がわかりません。
感情や自我は電気信号や化学伝達物質が重要なんじゃありません。脳神経のネットワークのサーキット、化学反応によって起こされるメカニズムから生じる形のないモノ、情報的存在です。ハードウェアが電気や物質で動いているからといって、それそのものだと考えることはナンセンスです。
>>110
いやいやもちろん一部の意見として、書籍やドキュメンタリー番組で取り上げられている段階です。
けどオーガン→オーガニゼーションであるように、ひとつながりのものとして、脳は「大部分」ではあるけど「全て」では無いと思います。なので僕は死の定義はせめて不可逆的な心停止にあると思いますので。
角膜も腎臓も摘出は本人の死が確認されて以後の措置ですので特に異論はありませんが、脳死状態で「同意をもって臓器を摘出」というのは今のところどうにも納得しかねるので。
脳死を人の死と定義するのもまた合理的な見解なのでしょうけれども、僕としてはまだ議論の余地はあると思います。
たぬきさん、どうも。
角膜と腎臓は死んだとされて、しばらくしてからでもOKだったんですね。 知りませんでした。 ちょっと納得。
ところで、おそらく、医学的な死って0か1かみたいにバイナリーに分けられるものじゃないですよ。 多分、徐々に死んで行くとしか言えないと思います。
歴史的には、3兆候などを踏まえた上で、「まわりの人が死んだと思った」ら、死ということになっていました。 近代になると、病院で死ぬ人が増えて、医者が「死んだ」と言ったら、死んだ事になりました。 現代は、「誰が」といった文脈によらず死を定義できる方法を思索してる人がいるといった感じでしょうか。 つまり死は、一定の条件を満たした上で、周囲が決めるってことです。
心臓停止は法的にはそれですが、それ以外の根拠は最近ではぼやけてる気がします。 人工心臓なら? 半分だけ人工なら? 別の機構で代用できたら? もちろん、あなたの定義なので、それはもちろんOKですが、ちょっと聞きたいなーと。
>>114
さすがに答え難くなりましたねー(微笑)。
僕としてはここではもっとすっとこな会話を楽しみたかったのだけどなー(微苦笑)。
しかし問われたからには真剣に答える義務があります。
僕個人としては、今のところ「積極的延命治療の必要は無し」というところですか。
まだ一人身ですし、社会的に大して重要な存在でもないですから。
同期生も結婚したり昇進したりでほとんど山もバイクも降りてしまいましたしね。
さて日本人デザイナーの手による人工心臓のデザインに対してアメリカで特許が認められました。そのデザイナー氏はCGの設備をスタジオに据えて、手書きのデザイン画では書きづらい「二重構造のクラインの壷」をいじっているうちに、「あれ何かに似ていると思ったら心臓じゃないか(心房心室右左)!」と、将来開発が予想されるデバイスに合わせてデザイン、設計した人工心臓にパテントが認められたという快挙。
これほどまでに実用化が望まれているユニットなのですから、人様が使われる分には大賛成です。これで健康的に快適に回復されるのでしたら喜んで現代文明の恩恵に浴すべきです。確立された治療法として人口に膾炙するようでしたら僕も欲するでしょう。
法医学がそうであるように、テクノロジーの発達に伴い、死の定義もイメージも流動的に変化して行くでしょう。
ですが今のところは、僕個人としては、メカニズムの補助を受けなければ生き長らえられないほどのダメージを受けたとすれば、潔くその運命は神様の御手に委ねようと思います(実はクリスチャン)。
これが貴方の一考の助になれば幸いです。←そんな大げさなものかよ。
[ >> LINK ]
↑こんな整形手術が出来るぐらいなら、
サブリドさんも元に戻れてもいいんじゃないの?
そもそも凡そ50カ所に及ぶ整形手術をうけてあの状態…。
結局やってもやらなくても一緒だったのかー?
>106
ルイ・マル監督の「顔のない目」、そのままだと思いました。
もっともあれは、死者からの顔面移植を望むのは
被害者の周囲であって、
本人はどうでもよさそうなので、
よくある顔面喪失ものとはテーマが違うのかも知れませんが。
でも、状況はかなり似てますよね。
自分が被害者だったら自殺するかも知れない。
でも、指が無いから、自殺するのも大変そうだ・・・。
ものすごいショックを受けた・・・
たかが顔面の形状でしかないものがここまで人物像を変えてしまうなんて。
自分の世界観のどこかが木っ端微塵に吹っ飛ばされた。
何を言っても傲慢になる気がする。
確か日本にもサブリドさんのような女の子がいたはず…
すごくかわいい娘だったのに…火傷で…
なんとかならないのかなぁ
僕たちでなにかできることはないかな?
この記事で紹介している医療技術がいち早く確実なものになることを望みます。
事故前まで人生いろいろ楽しく 希望持って生きてきた人だから 簡単に自殺(以後○○)なんかする訳ないと思う。
だからもう「○○」って言葉 やめよう。特に「私なら絶対○○する」なんて…、失礼だよ。サブリドさんがこれ見てたらどう思うよ。同情してるのはわかるけど。それより私は サブリドさんが いつか報われる日が来るのを信じて祈ります。
最近、顔移植したってニュースあったよね。
で、「顔移植」で検索してみたら、あったよ。
[ >> LINK ]
でも、移植元の人の家族とかの気持ちは複雑やろな。
どうして皆さんそんなに他人事なのでしょうか?
正直この掲示板を見て驚きました。
人は自分以外の事を深く考える事はできないものなのでしょうか?
明日は我が身ではないのでしょうか?
これを見て本当に悲しくなりました。
>137
おいおいひでーよ。
できうる限り整形して後はメイクで何とかならないかな。
言っちゃ悪いかもしれないけどホント可愛そう。
カウルさんどうせなら全部すっぱり剥げたほうが
綺麗に縫合できたような気がする。
サブリドさん事故前かなりの美人さん。元に戻る事を祈ります・・・・・・
ttp://members.freshwaterco.com/convoy01/drinkdrive.html
NO DRINK NO DRIVE
サブリドさんドラえもんみたいな手ぇーしてた
焼け落ちた手足の指、人工肛門、人工膀胱に頼った排泄、車椅子がなければ歩けない状態…
顔面移植が成功しても焼石に水のような気がするが…
141のリンク先を見たが絶句したよ。
こう言うのを見るとクローン技術を容認して国家プロジェクトとして医療技術に活かして欲しいと思う。自分の細胞から皮膚・毛髪・括約筋・指・四肢を作れれば、整形外科技術で元通りに戻せるようになると思う。ただ、顔面手術に関しては彫刻家並の技巧が必要だが。
つーか2人とも女としては人生終っている。
バケモノみたいな面を見たらチンコ萎えるよ。
ある意味 動く肉の塊 と称すべきかなw
22才ってのは1999年の当時?現在。
移植する人の顔は選べるのかな?
"かつての美しかった自分の写真を見るたび、涙を流す"ってあるけど,目は機能してるみたいだね。「美しかった」ってのは本人の言葉?まぁ確かに美人だったけど自分で言ったならナルシストだな。飲酒運転は辞めましょう。
>>149
飲酒運転したのは彼女ではなく事故起こした相手では?
しかし、そんな危険なリスクをおかすより
ミセスダウトなんて映画もあるくらいなんだから
ハリウッドの特殊技術でなんとかできないものなのか
クローン技術を使った再生治療に対して、単純に人間がそこまでしてもいいのだろうか…と言う意見には、少なからず怒りを覚える。
極端かもしれないが、少なくともその意見を言う資格は当事者本人にしかない様に思う。
五体満足な人間がいくらそんな事を言ったところで、いざ自分が当事者になった時にも同じセリフが吐けるだろうか?
健常者が、障害者のわずかな希望をそんな薄っぺらい倫理観で奪い去ってもいいものだろうか?それはあまりにも残酷な事のような気がする。
話は変わるが以前渋谷で、顔にヒドイ障害を負ったサブリドさんの状態に近い女性の方とすれちがった。自分がもし彼女の立場だったらあんなに堂々と渋谷の街中を歩く事なんて絶対出来ないと思う。間違っても「かわいそう」の一言で片付ける事など出来ないと思った。
こんなに重篤な火傷を負ってなお生存したってことは、
なんか意味のあってのことだと思いたい。
彼女が生きていくことによって、
同じような飲酒運転による事故が減って、
結果的に何人もの命が救える可能性があるのなら、
それは十分彼女自身の生きる価値や意味に繋がるんじゃないだろうか。
幸せの価値基準なんて誰にもはかれない、
素晴らしい家族もいるみたいだし、
彼女なりに幸せを模索して掴み取って欲しい。
>149
ここでいう「美しい」とは、「まとも」という意味だと思われる。
倫理的に問題ある発言になるかも知れないが…
例えどんな不美人であっても、全うな人間の顔をしている限り、この
ようなやけどを負ったなら、かつての自分の顔を渇望するようになる
だろう。
俺は自分のことをハンサムとは思わないし、思えないが、もし同じ目
に会ったとしたら、今の自分の顔は美しいと思うだろうなぁ。
109. たぬき 2004/06/06 21:59:03 [RES↓] [TOP↑]
>>108
割込み失礼。
記憶は個々の細胞レベルで蓄積されるという「細胞記憶説」でしょうか。
19世紀の末には生理学者たちの大部分は、近い将来記憶や感情のメカニズムも物質レベルで解明できると確信していましたが、20世紀になって現実に物質レベルでの研究が始まると、学者たちの総意は
「やっぱりわからない」
でした。
やはり感情も記憶も、脳以外の臓器でも司られているという結論に達しつつあります。
脳死が確認されたボディでも、いざ移植用臓器を摘出しようとすると、心拍数が上がる、涙を流す、身をよじる、といった反応が確認される場合もあるようです。
もちろんこうした現象にもっともらしい理屈もつけられるでしょうが、それでも総意は
「やっぱりわからない」
です。
具体的に移植手術を受けた方の少なくない数が、手術後微妙に嗜好や性癖に変化が現れたという報告もあります。
現代文明人としての我々は、慎重に、そして現実的に行動しなければなりません。
というわけで私バイク乗りではありますが、例えアイバンクと腎バンクに登録しようとも、ドナーカードには意地でも署名しません。
ドナーカードは意思表示のためにあるものです。
臓器提供するorしない、どちらかに署名はしたほうがよいと思いますよ。
>>44
俺も今、某国に住んでるんだけど、そこの某遊園地で
事故後のサブリナさんみたいな人を見かけたよ。
(サブリナさんのことはこっちに来る前から知ってた。)
見た瞬間は絶句、怖くなった。その直後、そう感じてる自分に
嫌悪感感じたけど、そいつ(男)、友達と一緒だったんだよね。
普通に遊園地で、普通の奴みたいに過ごしてるの見て、
容姿は酷いことになってしまったけど、
でも普通に幸せに過ごせてるって分かってちょっとホッとしたよ。
奇麗事だって分かってるけど、「どうにかならないの?」って
言ってるその人たちの気持ち次第でどうにでもなるんじゃないの?