【Ananova】ルーマニア在住の男性Nicu Bujor氏(49歳)が緊急の臓器移植を必要としている瀕死の少女(10歳)に自らの心臓を提供したいと名乗りを上げ、話題となっているという。現在、Nicu氏には妻子がおり、体は至って健康であるものの、当然ながら心臓の提供はそのままNicu氏の自死行為となるため、そうした行為が法的、倫理的に可能かという点を巡り問題になっている。Nicu氏は地元新聞の取材に対し、「俺はただ、少女を助けたいだけだ。もちろんお金だとか何か見返りが欲しいわけじゃない。本当に何もいらないよ。ただ、彼女に生きるチャンスを上げたいだけなんだ。」と語っている。一方、先天的な疾病に苦しむCatalina Bianca Ionascuちゃんは現在ブカレストの病院に入院しており、医師の話ではもういつ死んでも不思議ではない、非常に危険な状態にあるという。
また彼女の父親Lonel氏は、最近になってドイツの病院から心臓と肺の移植によって救える可能性はあるものの、いずれにせよ、提供者が必要であるという話を伝えられたのである。そしてNicu氏は地元新聞から少女の事を知り、心臓提供の決断に至ったと語っている。
「この少女の事を知った時は、本当に涙が止まらなかったよ、、。俺だって二人の子供と一人の孫がいるからね。でも俺はもう49だし、もう十分、自分の人生を生きたと思う。でも、この少女にはまだこれから先がある、いや、あるべきなんだ。少女の親の気持ちは痛い程分かるよ、、。彼らはきっと本当に彼女の事が愛しくてたまらないだろう。この女の子はこれから沢山の事を学んで、沢山の物を見て、そして、何よりも、生きなきゃいけないんだよ。」
「俺はもう死ぬ準備は出来ている。本当に、心から彼女の事を助けたいと思っているし、その為に死ぬなら、絶対に後悔はしない。それに、俺はこの決心をした時、何だか救われたような気さえしたんだ。まあとにかく、今の俺の望みは何よりも俺の心臓が彼女の体にうまく合う事、それとこの手術が違法行為にならないこと、それだけだよ。」
Nicu氏の妻、Tudoritaさんは取材に対し、「彼が自分で決めた事だから、私は何も言えないわ。彼は、もし私達がこの事を知ったら止めさせる事はもちろん分かっているから、私達にほとんど何も語りたがらないしね・・・。とにかく、何もかも突然過ぎて、今は本当に何て言ったらいいのか、私自身分からないの・・・。子供達はお父さんが何をしようとしてるのかさえ分からないでしょうね・・・。」と語っている。
しかし、Nicu氏の思惑に反して、現在のところ、この手術はおそらく違法行為と見なされる可能性が高いという。ガラチにある救急病院の医師MihaiBucatanschi氏は取材に対し、「法的な視点で考えれば、この手術はまず無理でしょう。もし手術を行うとしたらこの場合は、ドナーを安楽死させるという方法になりますが、それはまず無理ですし、ルーマニアでそれは許可されないと思います。」と語っている。
【参考】はてなアンテナ - 生命倫理アンテナ | 生命倫理に関するリンク集
どうしても、うらがあるとおもってしまうじぶん。
でも、このよにはぜったい、ここまでできるくらいいさぎよく、心のすんだ(?)人はいる。
りかいできないけどぜったいいる。
4>何でマジメな記事にそーゆー反応をするのかね?「自分の心臓を移植してでも女の子を助けたい」って 普通の人じゃ言えないし、尊敬されるべきことだろ?しかも、まだ49歳。なのに「もう十分に生きた」って発言。4みたいなやつとは人間として天と地、それ以上の差があるな!