【azcentral】英国のスコットランド王立美術学院にて行われた今年の卒業制作展にて9.11の事件をモチーフにした「ミッキー・タリバン・アドヴェンチャー」なる作品が発表され、多方面から批判が集中し、物議をかもしているとのこと。この作品を制作した同学院4年のアラン・ベニー君はこの作品の展示に当たって、様々な批判を受けたという。ある美術ディレクターはこの作品を評して「ひどすぎる」として作品並びに展示を許可した同校を批判したが、同美術院の展示キュレーターはこの作品をひとつの「政治的、社会的意見のひとつである」と捉え、展示する事を許可し、展示続行を決めたのである。作品はほぼ全て布製のぬいぐるみで出来ており、ミッキーマウスがディズニー風の飛行機に搭乗し、ワールドトレードセンタービルを模したビルへと突撃して行くというもので、片方のビルは既に地面に崩れて涙を流し、もう一方のビルが今まさに迫りくる笑顔のミッキー・マウスに身体をくねらせて怯えている様子が描かれている。
英グラスゴー美術館ディレクター兼美術批評家のジュリアン・スポールディングは新聞の取材に対し、作品を評して以下のように語っている。「これではまるでディズニーが世界の諸問題の根源のようです。勝手すぎますね。ひどい作品です。」
しかし、同美術学院の作品展キュレーターであるコリン・グリーンスレイドは「この作品は考えさせるものがあると思う。これが特にショッキングなものだとは思わないしね。今やあのツインタワーはある種のアイコンになってるわけだ。あの事件で知人が巻き込まれたとか、あの時どこで何をしていたかとかそういう事に関係なく、誰でもあの事件に関して何か思うところはあると思う。」と語っており、作品の展示を続行する姿勢を見せているとのこと。
【追記】:また同校の発表によれば、今年は他にもネズミに毒を与えてその死にゆく過程を撮影したビデオ映画などが出品されたため、ミッキー・タリバン・アドヴェンチャーと共に批判が集中し、同校の教育姿勢を疑うといった辛辣な意見も寄せられているという。しかし、同校の展示ディレクター、コリン氏はそうした批判に対し、それらの作品も学生達のひとつの挑戦であると受け止め、展示を許可したと話している。
【参考】Daniel Libeskind | ジョンとヨーコは「イマジン」と言った
シュトックハウゼンの米国同時テロ事件に関する発言について
※また事件とは直接関係ないものの、今月初め、ミッキーマウスの公式肖像画家であったジョン・ヘンチ氏が亡くなったそうです。
ミッキーを使ったことで、株)ディズニーが、この学生にいくらの使用許諾料を請求したのかということを考えさせるのだと思まーす
>今やあのツインタワーはある種のアイコンになってるわけだ。
文脈的に「アイコン」じゃなくて「イコン」「偶像」の方の意味合いじゃなかろうかと思われ。
[ >> LINK ]
>文脈的に「アイコン」じゃなくて「イコン」「偶像」の方の意味合いじゃなかろうかと思われ。
「アイコン」=「偶像」という認識があるのですが。また、「イコン」だと宗教的な意味合いになってしまいますが。
こういうこと書くと変に批判されるかもしれないけど、このミッキーはあのときのタリバンであり、みんなの好きなミッキーが破壊工作すると言う構図はどっちかって言うとイスラムから見た絵ととらえられるんだけど、この模型をそれで終わらしてしまったらだめだと思う。作者の本心はそのビルの涙にもあって、ミッキーにもあると思うんだよね。つまり、「タリバンとかイスラムも悪いけど(そっちのほうからみればヒーローに見える行動があって)ビルの中で多くの人が死んでいった悲劇がある。この原因の大元はどこにあるの?」
と問いかけてるような気がする。
アメリカの対外的な政治介入の行き過ぎへの批判なんじゃないか、と私はおもいます。
過剰反応(メディア)と無関心(一般)が原因の元。
世評を動かそうとする輩が極少数であっても、それに
対してどーにかしたいと思っても行動を起こす輩も
また少ない。
もしかしたら、こうやって世間を騒がせるっていう事象とその発端を含めて作品なのかもしれませんね。
別に面白いとも、いいとも思えませんけど。
本人は「おもしろいかな?意味あり気に見えるかな?」って思いついちゃって、なんとなく作ったんでしょうね。
なんとなくミッキー
なんとなくタリバン
なんとなく9.11
ミッキー・タリバン・911。つまり、事件となった出来事にはある組み合わせからきているのだ。さあ、考えよう。
「これではまるでディズニーが世界の諸問題の根源のようです。勝手すぎますね。ひどい作品です。」
↑こういうこと言うヒトに限っていざ自分の作品が批判対象になると「表現の自由への弾圧だ」と言い出す(笑)
こんなへったくそなぬいぐるみに大した意味なんてねえだろ。
それをあたまでっかちの馬鹿サブカルどもが、勝手にああだこうだ
言ってるだけ。
アメリカという法治娯楽国家の姿だろ。
法律に基づき市民に他者の迫害という娯楽を与えた結果として、
一大エンターティメントとして9.11があっただけ。
あれ以来、アメリカ国民はメシの種や家庭団欒の一つとしてアラー部人をネタにしている。
市民の娯楽として他者を迫害する権利を与えるのは、どの国もやっている事。
世界の中心アメリカは少しずつ其の支配下を増やしている。ディズニーも其の一部だろう。ピラミッドの一番上にいると思っているエライヒトは我々が奴らに作られた、自由の中に居て欲しいのだ。そうすれば、エライヒト達の……以下略
つまらん事カキコミました( ̄□ ̄;)
俺は家族の死のあと遊んでるやつを不思議に思って豊島園で葬式をやってる絵をかいたことがあったなぁ。人の変わり様と人間の嫌な部分をうまく表現してるとかで賞をもらった。
これも悲しんでいたのにディズニーワールドにいって楽しく遊ぶ人たちを不思議に思うのを表現したんじゃないかな。
因みに、「レミングの集団自殺」の都市伝説を生んだヤラセ記録映画を製作したのは、アニメ制作を始める前のディズニーだったと思う。
スタジオのプールで、大量のネズミを水死させてね。