【CAPETIMES】ここ10ヶ月の間、タンザニアのセルー動物保護区から外に出たライオンたちによってラフジ海岸地区の住人少なくとも28人が食い殺されたとのこと。タンザニア当局ではこの原因不明の緊急事態に対し最も被害の大きいラフジ周辺にハンター達を派遣、そのほか保護区近辺の村々にも野良ライオンに対する自衛を呼びかけ、弾薬を配給しはじめたという。現在のところ何故ライオン達が保護区から離れ村々を襲うようになったか原因は不明であるという。世界遺産にも登録されているセルー動物保護区は象、カバ、サイといった動物が多数生息している事で有名なアフリカ最大の自然保護区である。
(前略)畑氏は無表情で振り向き、右手を前に差し出した状態で網から離れて歩いていく。周りからは大声で叫ぶ声がする。畑氏の右手中指の先は欠けて、骨が見えていたように思う。(~中略~)包帯姿でライオンの檻の前に戻った畑氏は、ライオンの名前を呼んで、近くに呼び寄せようとした。おまえは悪くないのだと教えてあげたいという。しかしライオンは近づいてこない。自分が悪いことをしたという意識があるので、近づけないのだという。その様子を見て畑氏は、動物というのは本当に優しい心をもっている。こんなかわいいライオンにだったら、指だけでなく体全部を食われたっていいと語った。
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動物と人間との争いって、よくあるね。農作物食べられた、ペットが逃げた、とかね。いつも、動物を応援してしまうんだよな。なんでかな?