【CNN】スーダン政府の発表によると、スーダン中部の都市ワドメダニでイナゴが異常発生し、10月22日からこれまでに延べ1685人が病院に運ばれ、内11人が死亡しているという。保険機関の発表によれば、今まで11人の死者はいずれも呼吸困難を引き起こす謎の流行病に感染しており、今回のこの前代未聞のイナゴ異常発生との関連性はほぼ間違いないと推測されているという。ワドメダニの住人JosephMogumさんの話では、イナゴの群れが強烈な悪臭を放っており、その臭気が呼吸困難の原因になっているのではないかと話している。
また国連農業機関の発表では10月21日にはモーリタニアおよびニジェール北部でイナゴの群れが作物を荒らす被害があったが、現在ワドメダニに大量発生しているイナゴの群れと同じものであるかどうかは定かではないという。またMogumさんの話ではイナゴは雨季などに発生する通常のイナゴと比べて小さいようであると話している。アフリカ諸国ではここ3ヶ月の間豪雨に襲われており、洪水によって少なくとも20人が命を落としているという。
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