電車内で便器から腕が抜けなくなり数千人に影響 米

【Boston.com】米NY在住の男性エドウィン・ガラート氏（41）が地下鉄電車内のトイレに携帯電話を落とし、取り出そうと便器の中に腕を突っ込んだところそのまま抜けなくなり、やがて大掛かりな救出作業に発展、電車は大幅に遅延し、数千人の足に影響が出たとのこと。先週金曜午後6:19頃、グランドターミナル・ステーションを発車した電車がすぐ近くの59st駅で停車中、誰かがトイレの中で苦しんでいる、という乗客の知らせを駅員が受けた。知らせを受けた車掌はすぐに他の駅と連絡を取り、途中の駅で列車長が乗車、車掌は通常通りの運行を続ける一方、列車長は便所でステンレスの便器から男性の腕を引き抜く作業を始めたという。しかし作業は難航し、一向に男性の腕が抜ける気配が無かったため、その凡そ20分後の6:38分、途中のフォードハム駅で電車はついに停止、警察と消防隊が電車に乗り込み、皆でガラート氏の腕を引き抜く作業を始めたのである。

またその間、乗客らは一旦電車の外に出され、電車はプラットホームに停止したままで救出作業が進められたため、ダイヤは大幅に乱れ、結果数千人の足に影響が出たのである。

また消防隊員らは腕を引っこ抜くために様々な方法を試みたもののいずれも失敗、最終的にはトイレ全体を分解し、ようやく腕を引き抜く事に成功したという。

ガラート氏はその後病院に搬送され、治療を受けたが症状は軽くすぐに退院した。またその後の見積もりではトイレの修復には凡そ2日、数千ドルの費用がかかる事が見込まれており、更に携帯電話は見つからなかったという。

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