【News.com.au】オーストラリアに住むAnthony Elliss-Galati少年(10歳)が家の外で遊んでいたところ、空から隕石が落下、危機一髪で難を逃れたとのこと。少年によれば、パースから凡そ40kmの自宅そばの私道に立っていたところ、空から恐ろしい勢いで黒い物体が彼目掛けて飛来。少年は最初それを鳥かと思ったが、次の瞬間には悲鳴を思わず上げていたという。「黒い物体が段々こっちに近づいてきて、それが鳥だとか飛行機なんかじゃないことが分かったよ。で、そのまま僕目掛けてそれが一直線に飛んで来たもんだから、慌ててその場から逃げたんだよ。」少年は間一髪その場を逃れ、近くに止まっていた車の後ろに隠れた次の瞬間、その黒い物体は彼がまさに立っていた場所に衝突したのである。少年の母親、ジェニファーさんはその時仕事中だったが、アンソニー君が動転して駆け込んでくるや否や、「お母さん、岩が空から落ちてきたんだよ!!すぐに来て見て!!」と叫んだという。
母親は外に出るなり道路に開いた衝突跡のくぼみを確認。道路には衝突によって出来た岩石や道路の破片が散乱しており、彼女は恐る恐るその破片を触ってみると、熱を持っていたが燃えるほどではなかったという。そして彼女はその岩石を見るなり、かつて学校で習った隕石を思い出し、現在、博物館に隕石の鑑定を依頼しているという。尚、少年は幸い全く無傷で、その日は彼の兄と隕石の正確な墜落場所をめぐってケンカしたとのこと。
【参考】日本火球ネットワーク | 鉱物と隕石と地球深部の石の博物館