【Reuters】今週水曜、ルーマニアは首都ブカレストにて、重さ80kgもの巨大な腫瘍を患っていた女性が、10時間以上に及ぶ手術に耐えて無事腫瘍を切除する事に成功したとのこと。今回、手術を受けたルチカ・ブンヘズさん(46)はこれまで、遺伝子の異常を原因とする神経線維腫症と呼ばれる腫瘍を伴う疾病に長年に渡り苦められていた。彼女の腫瘍は背中から裏腿中程まで繋がる形で腰から背中全てを覆う、重さおよそ80kg、彼女自身の体重のおよそ2倍はあろうかという非常に巨大なものだったのである。「彼女は現在、快方に向かっています。腫瘍がなくなった事でかなり楽になったようですね。」今回の手術を指揮したイオン・ラスカー医師は語った。(写真は手術前の女性の様子、写真クリックで拡大)
今回、ラスカー氏は米シカゴ大学病院の名外科医マッケイ・マッキンノン氏の協力を得て手術を決行したが、マッキンノン氏は1998年にも米ワイオミング州にて同様の症状に苦しんでいた女性から重さ90kgの腫瘍を取り除く事に成功している、言わば腫瘍切除のベテランだったのである。
またブンヘズさんはこれまで手術を行う為の資金3,500万円を用意出来なかった為、3年間に渡り腫瘍に苦しめられて来たが、この程米ワシントンのディスカバリー・チャンネルがその模様を映画化する権利を得るのと引き換えに、彼女の手術費を全額立て替えるという契約が成立し、ようやく手術が行われる運びとなったのである。
彼女の腫瘍は彼女が22歳のときに初めて発生し、その時は15kgに達した段階で切除されたという。しかし、その後再発し、今度は前回よりもさらに大きなその腫瘍へと成長してしまったのである。
またこれまでルーマニアの病院では腫瘍切除の際の出血を止めるだけの設備がなかった事に加え、こうした事例に対する経験が乏しかった為、医師らは彼女を手術する事を恐れていたという。
ギネス記録によれば、これまでに切除された最大の腫瘍は重さ138kgであり、その手術は1991年に行われている。またその時の患者はその後、無事に全快しているとのこと。
【参考】特定疾患情報 -神経線維腫症Ⅰ型(レックリングハウゼン病)- | 社団法人日本皮膚科学会
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>マッキンノン氏は1998年にも米ワイオミング州にて同様の症状に苦しんでいた女性から重さ90kgの腫瘍を取り除く事に成功している
さっき日テレでやってたよ。すごかったー。
田舎では、病気が恥ずかしいとか、神懸り的な原因だとかされて適切な治療が行えないとかなんとかあるんかなあ。
こんなになるまでよくほっとくよ。
テレビでやってたね。
血管から腫瘍に血がダクダク流れちゃって凄い勢いで大きくなって、手術自体が危険だから執刀してくれる医師がなかなか見つからなかったとか。
薄情な。
>8
手術するまでは入院してた。半年くらいでこんなんなったらしい。