【TISCALI】今週水曜、四川省のDayiという農村にて肥溜めの穴に落ちた子豚1匹を助けようと大人が次々に穴に飛び込み、全員死亡したとのこと。中華日報香港版の伝えるところによれば、最初、同村のとある農場で飼育されていた子豚が肥溜めの中に落下。それを発見した同農場の娘がすぐに助けを呼ぶと隣人のWenHuaichunさんが直ちに駆けつけ颯爽と穴に飛び込み無事に子豚をキャッチ。Wenさんは遅れて駆けつけた娘の父親に子豚をパスしようとしたが父親はキャッチに失敗し再び子豚は穴の中に落下。すると彼らに見兼ねた隣人4人が更にその場に駆けつけ彼らは次々に穴の中にジャンプ。
しかし、そこで悲劇は起こったのである。子豚が落ちた肥溜めの中は人糞などから発せられるメタンガスで充満しており、穴に飛び込んだ者達が次々に意識を失いその場に倒れてしまったのである。その後警察が駆けつけた時には既に穴に飛び込んだ5人全員が死亡していたという。結局、子豚が助けられたのかどうかは伝えられていない。
マジレスすると、日本でも排水管の清掃やごみ処理場でたまに死人が出るのは、硫化水素のせい。
だから、こういう場所で作業を行う場合、必ず硫化水素濃度測定器で濃度を測り、10ppmを超えた場合、給排気装置を設置し、作業員の呼吸の確保をしてからでないと作業してはならないことになっている。
穴に入らなくても、立ち上るガスで意識を失い、転落することも多い。
だからみんな、肥溜めに豚が落ちたときは注意するんだ!