【Pravda】バミューダトライアングルは魔の海域、大西洋の墓、呪われた海などと通称され、古くはコロンブスの時代から不思議な現象が起こる海域として知られている。正確な呼称と海域の境界線は定められていないが、一般にはバミューダ諸島、プエルトリコ、そしてフロリダ州マイアミ~アゾレス諸島まで含む説もある~をそれぞれの頂点として作られる三角の海域を指す。
同海域では一九四五年から一九七一年までに、実に二二機の航空機が墜落、一八四〇年から一九七三年八隻の船が沈没している。
また事故発生時にはUFOや銀色の霧が目撃されたという証言もあり、未だに謎の多い海域として人々の興味をかきたて続けている。
しかし、本当にバミューダは悪魔の住む海域なのであろうか?
今まで同海域は船や飛行機の重要なルートになっており、毎日多くの船や飛行機が行き来している。飛行機のいくつかは互いに衝突したケースがあることは事実であるが、非常に稀である。また船が突然コントロールを失って沈没するケースがあるが、ここで注意しなければならないのは付近に流れるメキシコ湾の強烈な湾流である。強い潮の流れが船の操舵に影響することは想像に難くなく、さらに霧も強いために天候の影響を非常に受けやすいという。
一部では、海域における引力変化の現象や巨大な怪獣の出現について囁かれることもあるが、現在では既に、どのような状況において事故が発生するかについて過去の事故から徹底的に研究されている。
多くの事故は一九五〇年代から一九七〇年代にかけて発生しているが、これは冷戦時代に多くの国々が経済的発展を遂げ、非常に広範な用途にわたって、非常にいい加減な方法で、多くの船による輸送が行われていたという事実が背景にあると考えられる。
また巨大な船だけでなく、無人のヨット ― 救命着も荷物も無事なのに人だけいないヨットが発見されることも多く、一時はエイリアンの仕業であると囁かれたこともあるが、それらの多くは単に天候が悪くなったために緊急で船を捨てて近くの巨大な船に救出されたと仮説することができるだろう。
しかし、それでもまだ謎は多い。例えば、嵐が超音波(人間の神経にひどい作用を及ぼすという)を発したため、船員がパニックになって船外に飛び込み、荷物も何も手つかずの巨大な無人船が発見されたケースもある。また航空機の墜落についても、原因が全く不明なものは多い。
有名なものでは、一九四五年十二月五日に米軍の戦闘機五機が同海域飛行中に突然「どこを飛んでいるのか、全くわからない…ここはどこなんだ…彼らは宇宙から来ている…我々は非常に危険な状態にある…」との無線を最後に交信が断絶し、その直後に同機団は墜落した事故が発生している。その後機体は回収されたが、調査団は原因を全く掴むことができなかったという。
そうした事故の原因を説明するものとして、ある物理学者は、稲妻によって発生する竜巻を挙げている。しかもそれは目に見えない竜巻だと言うのである。もし雲に水がなかった場合、竜巻は一切水を含まない巨大な烈風となって移動するため、その内部に飛行機が突入した場合、確実に操縦不能に陥り、墜落することは確かにあり得るだろう。
古代ローマの人々は神話を愛したが、現在のバミューダ海流はまさにそうした神話の役割を演じ続けている。たくさんの噂と伝説を生み出し、時には全てがUFOのせいになることもある。
当時の新聞は航空機の墜落事故を、彼らが三時間過去にタイムスリップした!などと伝えたこともあったのだ。
【参考】:海域事件に関する総合情報(英) | 海域事件のデータベース(英)
【参考2】バミューダ海域の謎解き | フィラデルフィア実験 | | [2ch]船にまつわる怖いお話
バミューダトライアングル自体ネッシーやミステリーサークルみたいな事実無根の伝説だって事は、その後の研究ではっきりしてると思うが…。
重箱の隅をつつく様だが、軍用機を全て「戦闘機」にしてしまう悪癖は何とかならんものか。
確か、この辺の海底には大量のメタンハイドレートがあり、それが原因となり船舶の沈没や航空機の墜落を誘発しているとかいうのもあったな。
メタンハイドレードで説明が付かないものもあります。同様にネッシーやミステリーサークルも悪戯で説明が付かないものも事実としてあります。「これで全て説明が付く」などという科学者は全員辞めて欲しいものだ。