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SARSは何処から来たか 宇宙飛来説も

SARSの初期感染源を巡り様々な説が乱立している模様。ウィルスの概念すらなかった中世、ヨーロッパがペスト(黒死病)パニックに陥った際、まず街中のネズミを焼き払えと指示したのはノストラダムスだったとか。

1.宇宙飛来説【Globe and Mail】

SARSは毎日宇宙から飛来している大量の極小細菌に含まれていたものである、という推論をある英天文学者Chandra Wickramasinghe氏が発表した。英ウェールズのCardiff宇宙生物学研究センターの所長を務めるChandra氏はその推論に加えて、インフルエンザや、狂牛病さえも宇宙で発生したのでないかという見解を示した。氏は英The Lancet誌への投稿で曰く、SARSが宇宙より飛来した事を示唆するたくさんの証拠として、例えば、中国当局の発表によると最初に症状を示した広東省の7人それぞれが全く接触を持っていない人たちであったということ、そして更には中国政府は多数のSARS患者のそれぞれがどのようにして疾患したかを正確に説明する事が出来ないはずであろうといった点を指摘した。オタワ大学の細菌学者Earl Brown氏は博士の説に対して「まず、絶対にありえない」と前置きした上で、しかしそうした説も、可能性としては完全に除外するべきではないと話した。Brown氏は続けて、SARSとの関係が推測されている重度呼吸器疾患のコロナウィルスがあるが、まだそれ自体、依然としてどこから来たものなのかは確定されておらず、多くの研究者は元々は動物の疾患だったものが変異したものだと考えているが、SARSウィルスは、既知のコロナウィルスと関連こそ多く見られるが、明らかに今までのものとは違うものだと言える、と話した。またChandra氏は自身の説を裏付ける一つの査証として、2001年1月、風船を成層圏に向けて放ち、微生物を収集した実験の結果、地球の上空41kmでも宇宙から飛来したバクテリアが大量に存在するという事実を挙げた。


2.オオジャコウネコ説【ABC NEWS】

金曜、香港大学微生物学の権威であるKw-yung氏がSARSウィルスの初期感染源が中国南部で食材となっているオオジャコウネコ(写真)である可能性が強い、という推論を発表した。氏の発表によれば、まず、こうした事態が発生した経緯を精密に調べた結果、中国南部での食慣習にその原因があったという。まず中国南部ではオオジャコウネコを含む、絶滅種などが食料として普通に流通している背景があり、また中国当局がそうした実情を長年放置してきた実情を指摘。また市場で売られた生き物が時として非常に不衛生な環境で処理され、食される場合が多い事を指摘した。博士はオオジャコウネコの大便、呼吸器官部に特にウィルスが多く見られ、万が一ネコに触れたり、畜殺に関わった場合は呼吸器官の粘膜を経由して感染する可能性が非常に高いと話す。中国で最初にSARSが発見されたのは昨年11月、その後ウィルスは世界中に伝播し、実に8,113人の感染者と688人の犠牲者を出した。多くの専門家はSARSの原因を普通の風邪を媒介したコロナウィルスの未知種の仕業であると見ているが、博士はオオジャコウネコの顔と呼吸器官からそれぞれ4つのウィルスを採取し、SARS患者から発見されたコロナウィルスのそれと比較した結果、両者が著しく類似していた事を発見したという。


【参考】重症急性呼吸器症候群 SARSリンク |

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COMMENTS (1)
1.  TORISUGARI  2005/03/24 18:32:00 [RES↓] [TOP↑]

前者と後者の、あまりの現実差にワラタ

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