新春凧揚げ大会で7人死亡、100人が怪我 パキスタン

【News.com.au】先週、パキスタンにて行われた春の到来を祝う新春凧揚げ大会にて、凧揚げによって7人が死亡、100人以上が重軽傷を負ったとのこと。病院の発表によると、被害者の一人は18歳の少女で、凧揚げ大会会場付近を親とバイクに乗って走っていたところを落ちてきた凧の紐に喉を切られて死亡、また、金属ワイヤの凧を使って凧揚げを楽しんでいたグループの凧が墜落、電線に触れて感電し3人が死亡、更に、別の場所で凧揚げを楽しんでいた2人がそれぞれ屋根から落ちて死亡、更に、12歳の少年が落ちてきた凧を捕まえようと飛び出したところを自動車に轢かれて死亡し、また更に、その他にも凧揚げに関連した事故で凡そ100人以上が怪我を負い、計7人が死亡、100人以上が怪我を負うという文字通り地獄の凧揚げ大会と化したのである。パキスタンはラホール市内のマヨ病院代表の発表によれば、怪我人の内訳は子供42人、大人60人で、内子供の一人は禁止されていた祝砲（開催を祝って空に向けて銃を放つ事)の弾丸が落下して直撃、重傷を負ったという。

また凧揚げ大会による死者は今回が初めてではなく、昨年行われた新春凧揚げ大会以来、ラホールではこれまでに凧揚げ事故で20人以上が死亡しているという。またそうした多くの事故が金属ワイアの凧による事故であることから、パキスタン政府は一時そうした金属ワイア凧の販売を規制したが、昨年凧販売の再開を求めるデモがあり、今年の新春凧揚げ大会ではそうした制限が解除されていたとのこと。

【参考】パキスタンでも凧を使ってますよね。より

ラホールの街では何万もの凧が上がるカイトフェスティバルで有名だとか。それも喧嘩凧で有名らしいということが分かってね。(中略)それで毎年、フェスティバルの時には事故があって死人も出るそうです。屋根から人が落ちて死んだり。鉄のワイヤーを使って、それが電線にひっかかって感電したりしてね。そんなときは街中停電したりもするらしい。

激しいお祭りですよね。