【Stuff】今週木曜、米カリフォルニアはシリコンバレー・サニーヴェイル在住のプログラマー、チャールズ・ブッカー氏(44)が再三に渡ってパソコンに現れた「あなたのチンコを大きくします」というスパム広告に激怒、ポップアップ広告を作製したカナダの企業に対し再三脅迫メールを送りつけたことで逮捕されたとのこと。ブッカー氏は今年5月から7月に渡り広告を打った企業に宛てて「炭疽菌を送りつけてやる」、「銃で社員をボロボロにしてアイスピックと電気ドリルで拷問してやる」、「メールリストから削除しなければ社員を追い詰めて拡張どころか去勢してやる」などといった過激なメッセージを再三送信。そして、ブッカー氏は脅迫罪で逮捕され、800万円の保釈金を払って釈放されたという。ブッカー氏は電話での取材に対し、確かに悪い事をしたことは認める、しかし、2ヶ月間、大量のペニス拡大ポップアップ広告のせいでほとんどパソコンが使用不能にまで陥ったんだ、と話しているという。「まあ、事の次第はこうだよ。最初僕は彼らのウェブサイトに行って、苦情を言ったんだ。本当に丁寧に、お願いですからもう仕事の邪魔をするのは辞めてください、ってね。まあ、それからは僕も冷静さを失って、、徐々にエスカレートしてしまったんだけどね、、。」と語った。(写真は事件と全く関係のない非常に大きなクジラのペニスの剥製)
ブッカー氏は現在、来月の予審を前に、5年の懲役と罰金2800万円を課せられているという。しかし、実際のところ、彼は銃や炭疽菌は所持していなかったのである。またブッカー氏は、多量のスパムポップアップ広告の最初のきっかけはおそらく彼が誤ってインターネット上からダウンロードしたプログラムによって引き起こされたものだと話している。更に彼ののパソコンに再三現れた「医学的に立証された信頼のペニス拡張」と銘打たれたポップアップ広告の主はアルビオンメディカル社であると述べているが、同社のウェブサイトには一切の電話番号は掲載されていないという。
また今回とは別の似たケースとしては、これまでにもインターネット自警団を名乗るグループが、スパム業者に対しメールボム攻撃(多量のメールを一気に送信すること)、多量の電話攻撃を仕掛けたり、業者の社員の個人情報を流出させるなどした事件が発生しているという。
また更に、カリフォルニア州では来年1月よりスパム規制案の施行を予定しているものの、既に米国立法議会ではそれに先立って早急な国際的なアンチスパム法案を可決する事が強く要求されており、現在議論が交わされている。そんな最中、今回の事件が起きたのである。
【参考】アルビオンメディカル社 | ペニス増大講座
【参考2】インターネット事件簿 | セキュリティアカデメイア
【参考3】男と女の雑学アダルトより
「怒発たる亀頭には、米の袋、銭の錘懸けても、なかなかたわめる気色なし」とあり。
【関連】ペニスにボルト装着、抜けなくなった男 | StarWarsKid EpisodeIII - ジェダイの復讐