【CanadianPress】新華社通信によれば中国西部の墓地古墳から2000年以上前の「まだ飲めそうな酒」が発見されたとのこと。今回発見された酒はおよそ5リットルで色は非常に鮮やかな青透明。発見者がアルコールの強い匂いに思わず鼻をつまんだ程保存状態の良いもので、古代の蒸留技術を研究する上で今後非常に有益な資料になりえるという。発見者のSun Fuzhi氏によれば、酒は紀元前206年から紀元25年まで続いた漢朝の頃のものであるという。米とモロコシ粒から作られた酒は古代中国では宗教的な儀式やら祭事の際に精巧な銅の器やデキャンタに入れられて用いられた。またその墓からは他にも100以上の瑪瑙や人骨が発見されたがおそらく古代漢朝時代の貴族の墓であると推測されている。