【NEWS.com.au】アルフレッド・ヒッチコック監督の「鳥」が現実のものとなった模様。ドイツ、ハンブルグの市内各所にてたくさんのカラスが人を襲撃したとのこと。中でも特にひどかったのは週末の大きな公園で発生。20羽ほどのカラスが急降下しては公園にいた人を襲ったという。被害にあった女性は髪の毛にカラスがへばりついて顔や耳をつつかれ、たまらず悲鳴を上げたという。またハンブルグ市の消防士によれば、さらにひどいケースもいくつか報告されており、2人の女性が同時に襲われたケースもあるという。「2人は同時に襲われたんだ。カラスの群れは不意に急降下したかと思うと、女性の髪の毛に爪を立ててへばりつき、顔や首をつついたんだよ。」と話した。また、鳥類学の専門家であるハンブルグ大学のRalf Wanker氏は、原因はまだ分からないとしながらも、現在がちょうどカラスの交配期で、人々がたまたま巣に近づきすぎたために、カラスは雛鳥を守ろうとした可能性は考えられる、と付け加えた。また別の専門家によれば、カラスたちは既に都会に慣れすぎてしまい、人間に対して恐怖を抱いていないのではないだろうかと分析しているものもいるとのこと。
【参考】カラスの事件ファイル | 東京都によるカラス対策の取り組み
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