【StrategyType】米海軍が北極近くで演習中、最新鋭の大型潜水艦コネチカット(SSN22)は氷に覆われた陸棚の下に停泊。搭乗する提督が潜望鏡から外を見回したところ、突然巨大なシロクマが登場、潜水艦先端部の舵付近に接近、威嚇してきた模様。(写真は提督が潜望鏡から撮影)もっともこの付近にはおよそ2万頭ものシロクマが生息しており、普段は積氷や流氷の上で魚を捕って生活しているが、暖かくなって沖の氷が溶ける7、8月には陸上がり、打ち上げられた魚の死体などを頼りに生きるという。(詳細は写真をクリック)
また、このような米露による北極への到達実験、また軍事演習の歴史は既に半世紀にも及ぶ。両国の軍はソナーで氷土の厚みを定点観測しているが、最近20年でその厚さは40%近くも失われたという。それは無論地球温暖化が原因であり、そうした環境の悪化がシロクマ君たちへ生態系へ影響し、やむなく早い時期に陸上に上がる事を強いられるシロクマも多いという。そうした背景から空腹のシロクマが潜水艦を獲物と見間違ったものと考えられる。海軍がシロクマに遭遇することはしばしばだが、このように舵にまで接近してきた事は初めてだという。