X51.ORG : 人魚症候群の少女、足の分離手術へ ペルー
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人魚症候群の少女、足の分離手術へ ペルー

mermaid_syndrome2.jpg【MSN】ペルーにて、人魚体奇形として誕生した少女の足の分離手術が行われる予定であるとのこと。生後9ヶ月のミラグロス・ケロンちゃん(写真)は6万人から10万人に1人の確率といわれるシレノメリア(人魚体奇形)、もしくはマーメイド・シンドローム(人魚症候群)と呼ばれる先天的奇形を患って生まれた。人魚体奇形とは二本の足が先天的に結合した状態で生まれる奇形で、その確率は結合型双生児に比肩すると言われる。専門家によれば、こうした奇形を患った幼児は大抵の場合、肝臓や腎臓などの器官の欠損や、その他の合併症状を併発するため、存命する可能性は極めて低いという。現在、医師らから「小さなマーメイド(人魚)」の愛称で呼ばれるミラグロスちゃんは、上半身は正常、健康であるものの、胃がV字型の足に向かって没入するという奇形症状を見せている。

今月24日に分離手術を予定しているルイス・ルビオ医師によれば、過去の文献を徹底的に調査したものの、これまでに分離手術が成功したケースは皆無に等しく、生存した唯一のケースは過去、アメリカで誕生したティファニー・ヨークスさんのみであると話している。ティファニーさんは生後数ヶ月のうちに足の分離手術を行い、現在16歳に成長している。

mermaid_syndrome.jpgミラグロスちゃんの父親、リカルド・ケロン氏(24)はミラグロスちゃんが生まれたときのことを回想して語る。「何か、とてつもなく恐ろしいことが起こったと思いました。そのときは完全に絶望しました。」その後リカルド氏は援助を求めるため、首都リマに赴き、ルビオ氏に出会った。ルビオ氏が初めてミラグロスちゃんを眼にしたのは彼女がまだ生後2日目の時である。それは貧困の激しいリマ北部の小さな町の、トレーラー型救急病院の中だったという。

しかしミラグロスちゃんはその後順調に成長し、現在では体重7.5kg、身長60cmまで育っている。足はそれぞれ独立した軟骨、骨、そして血管を持ち、腎臓は一つであるものの、心臓、肺などは正常に機能している。また未発達の肛門や尿道、性器は一箇所に集中しているという。

そして今月9日、ルビオ氏はまず彼女の足に食塩水を詰めたシリコンバッグを注入し、皮膚を拡張させる手術を行う予定である。そして24日に予定されている分離手術では、足を少しづつ分離し、その都度拡張した分の皮膚で傷を覆っていく形で行うという。

かつて少女(上述のティファニーさん)の足の分離手術を成功させた医師ムタス・ハバル氏によれば、ティファニーさんの場合は生後1時間ですぐに分離のための画期的な処置を施したため、それが効を奏したと分析している。しかしまたこうした分離手術は本当に危険なものであるとして、手術の成功を危惧している。

「私の知る限り、これまでティファニーの他に生存者はいません。とにかく彼女が第二の生存者になって欲しい。それだけです。」

現在フロリダに暮らすティファニーさんは手術から6年後には、歩けるようになるまで回復した。(しかし、その後事故に見舞われ、現在は再び車イスの生活を送っている。)ティファニーさんは今回手術を控えるミラグロスちゃんに対し、「とにかく、手術が成功することをずっと祈っています」とその想いを語っている。

「彼女が自分の足で走ったり、自転車に乗るようになれれば本当に素晴らしいことです。でも我々がまず今すべきは、彼女が自分の足で立てるようになること、それだけです。」ルビオ医師は語った。

「きっと、全ては上手くいくと信じています。」ミラグロスちゃん - その名前は西語で"奇跡"を意味している - の母親、サラ・アラウコさん(19)は語った。

【参考】ティファニーさんの過去現在 | Gross Specimens - Sirenomelia


【関連】X51.ORG : 人魚体奇形の少女、両足の分離手術に成功 ペルー(05/06/02)

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