【The Advertiser】英国にて死者のDNAからクローン人間を作る実験が開始されたとのこと。独自のクローン実験で有名なパノス・ザボス博士(写真)は今週、交通事故で死亡した少女と中年男性の遺体からDNAを採取し、クローン実験を開始したと発表、既に多くの論争が巻き起こっている。ザボス博士によれば、現在は遺体から採取したDNAを生きた初期胚に移植し、現在推移は順調であることを発表した。また博士は今回、もう一人、死亡した幼児から採取したDNAによるクローンの実験も行ったが、この実験は既に失敗に終わったとしている。
他の科学者からは、博士の実験を巡って、フランケンシュタインを彷彿とさせるようなグロテスクな実験であるといった意見や、また、最愛の人を失った遺族の悲しみにつけ込み、実験を行うことで多額の金額を(遺族から)得ているとして批判が集中しているという。
今年はじめ、ザボス医師は人間のクローン胚を女性の子宮に注入する実験を行ったが、実験は失敗に終わっている。また博士は今回の予備実験として、死者のDNAを生きた牛の胚に移植するという実験を行っているが、(牛の胚は人間のそれに比べて大きく操作しやすいことを理由に挙げている)移植後の胚は順調に分割を始めたものの、64個に分割する段階で成長を止めてしまったという。
博士はそうした実験の結果として生じる雑種の胚(人間と牛の胚)を人間の子宮に戻す実験を行うつもりはないとし、また万が一行った場合もそれが成長するとは考えられないと話しているが、この技術自体を応用することで死者のクローンを作り出すことは可能なはずである、と主張している。
【参考】Zavos Organization-Dr. Zavos | 加熱するクローンベビー競争 | 真偽の確認が急がれる「初のヒト・クローン妊娠」