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海洋伝説 - 高さ30m、超巨大波の存在を人工衛星が確認

rogue_wave.jpg【smh.com.au】これまで長い間漁師達のホラ話だと信じられて来た"10階立てのビル程もある"超巨大波が、海洋上において非常に一般的な現象であることが欧州宇宙機関(ESA)の調べで明らかになったとのこと。これまで過去20年の間、凡そ200隻以上の超大型タンカーが海洋で「異常気象」を原因に謎の沈没を遂げているが、今回の発見はそうした事故を説明するものとなるという。

2001年前半から三週間に渡ってESAの人工衛星によって撮影された画像データには、高さ25mを超える超巨大波が10以上撮影されていたが、これまでの科学者らの見解ではそうした超巨大波は一万年に一度起こるか起こらないかといった程度のものである、と言われ続けて来たのだ。

「このように超巨大波が海上に数多く存在することは、これまで誰も予想し得なかった事でした。今後はそれがどういったタイミングで発生するか、それを予測出来るかどうか研究していきたいと思います。」ドイツはGKSS研究所員ウォルフガング・ローゼンソール博士は語った。

1995年2月、ロナルド・ワーウィック船長が舵を取るクイーン・エリザベス二世号は北大西洋の海上にて高さ29mの超巨大波に襲われた。「それは巨大な波の壁、、我々はまるで、ドーバーの白い崖に向かって突入していくようだった」ワーウィック船長はそう記している。

また2001年の二月から三月にかけ、南大西洋を航行していた豪華客船2隻の船橋(船の甲板から高い位置にある操船室)が高さ30mにも及ぶ超巨大波に襲われ、その後一隻がしばらくの間操船不能に陥ったという出来事が報告されている。

「これらの船はそうした超巨大波に遭遇しながら、幸運にも生還しましたが、実際には多くの船がそうした事故で沈没しています。現在でも毎週、平均して二隻の船が沈没していますが、飛行機墜落と同じく、原因は「悪天候」とだけ記録さている事からも明らかな通り、原因はまだ謎が多いんです。」ローゼンソール博士は語った。

※写真は1980年、南アフリカを航行していた巨大タンカーで撮影された超巨大波、甲板の高さからして波は海抜25m以上であったことが推測されるという。

【参考】波浪の基礎用語(巨大波) | 海岸の高潮と高波の重なり合いより

気象庁では波の高さを説明する際には,4mから6mの波を「しけ」,6mから9mの波を「大しけ」,さらにそれ以上の高い波を「猛烈なしけ」と呼んでいます

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