【BBC】今月初め、人々の前から忽然と姿を消した”仏陀の化身”ことラム・バハドゥール・バムジョンが、今週日曜、再び関係者の前に姿を見せ、健在を伝えたとのこと。昨年から瞑想、断食を続けていたバムジョンは、今年3月11日に瞑想場所から姿を消し、警察による大規模な調査が行われたが、その足どりは完全に途絶えていた。しかし今週日曜、バムジョンの瞑想場所を管理する委員会(Om Namo Buddha Tapaswi Sewa Samiti/ONBTSS)代表ベド・バハドゥール・ラマ氏が伝えたところによれば、バムジョンは現在、瞑想していたバラから、南に3km程離れたネパール南部の村に滞在し、関係者の取材に応えたという。またその模様はビデオに撮影され、このほど公開された(ビデオはこちら)。
「バムジョンは六年後、再び人々の前に姿を現すと言っていました。今は、僧侶に瞑想場所の提供を頼んでいるようです。”ここはもはや平静が失われた。故に私は(バラを)離れた。両親には心配しないようにと伝えてください”と話していました。」
関係者によれば、バムジョンはこれまで10ヶ月以上に渡って、断食、瞑想を続けているとされており、その姿から”仏陀の化身”と呼ばれ、既に十万人以上が彼のもとに巡礼している。しかし巡礼者は離れた場所からしかバムジョンを見ることが出来ず、また瞑想を妨害することになるため、科学者による正式な調査はこれまで行われていない。
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